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デリゾールに集結していたダーイッシュの部隊は政府軍に負け、蜂起住民に戦闘員は攻撃されている(櫻井ジャーナル)
http://www.asyura2.com/17/warb20/msg/597.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 7 月 14 日 13:18:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

デリゾールに集結していたダーイッシュの部隊は政府軍に負け、蜂起住民に戦闘員は攻撃されている
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201707140000/
2017.07.14 04:38:20 櫻井ジャーナル


デリゾールでの戦闘でもダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)は敗走していると伝えられている。こうした状況を見て住民の一部も立ち上がってダーイッシュのリーダーたち数人を殺害、副司令官を含む幹部3名は脱出したという。

2015年にロシア軍がシリア政府の要請で軍事介入して以来、アメリカ、サウジアラビア、イスラエルを中心とする侵略勢力に雇われた傭兵集団は押されはじめ、兵力の集中が図られてきた。

去年の10月、モスルからダーイッシュの部隊が逃げ出した際、アメリカやサウジアラビアはその「ムジャヒディン」を攻撃せず、シリアのデリゾールやパルミラへ安全に移動させることで両国はダーイッシュと合意していた。アメリカ側は9000人程度の戦闘員を移動させるつもりだったようだが、思惑通りに進んだかどうかは不明。こうしたアメリカ主導軍の姿勢にイラク政府軍側は不満を抱いていたと言われている。

しかし、デリゾールでの戦況が悪くなった今年3月にアメリカ軍はヘリコプターを使い、モスルやデリゾールからダーイッシュの指揮官たちを救出している。(ココココ)その後、ダーイッシュはラッカに集結して政府軍による制圧を防ぐ形になった。アメリカ軍が到着するとデリゾールへ向かうが、残った部隊はアメリア主導軍に攻撃されている。

ダーイッシュやアル・カイダ系武装集団の敗色が濃厚になった2016年9月、バラク・オバマ政権は特殊部隊をシリア北部にある7つの基地へ派遣、今年に入って第11海兵遠征部隊がシリアで戦闘態勢を整えたと報道されている。傭兵に頼れなくなり、自国軍を投入したということだ。

シリアの南部にはイスラエルがあるが、ヨルダンにはアメリカとイギリスが拠点を築き、そこからシリア政府の承認をえないまま特殊部隊をシリア領内、バグダッドとダマスカスを結ぶ幹線が通るアル・タンフへ侵入させ、シリア政府軍を攻撃している。

7月に入るとアメリカ軍とイスラエル軍は共同でシリアを攻撃する予定だったが、それを察知したロシアは高性能の防空システムS-400を稼働させ、攻撃計画を中止させたと言われている。現在もアル・タンフはアメリカ軍とイギリス軍が制圧しているが、それより南の地域では傭兵部隊が壊滅、米英軍は囲まれた形になった。アメリカ軍としては、何らかの口実を作ってシリア政府軍を叩きたいところだろうが、そこにはロシア軍がいる。


 

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コメント
 
1. 2017年7月14日 20:20:12 : caDDyxuZVY : YCsvou154w4[10]
 
 ネオコンはネオコンであることがネオコンの存在目的でしょうから、ちょっとのヘマをしでかしても、次はうまくやるよ!とネオコンであり続けている。

 7月4日前後のUS・イスラエル共同作戦の準備段階として、ゴラン高原へのイスラエル空軍のショー的な出撃があったが、この時の目的は、シリア・ロシアの防空システムをシリア沖に停泊中のUS艦船が情報収集したいが為であったろうと推察する。この行動に対して、シリア・ロシアがS−400をオンにした、軍事的に突破不可能との最終判断となったのであろう、政治的な判断の上ではない。
 
 シリア内、どこをどう足搔こうとも、次はうまくやれそうにない、例によって、例のアレしか残らんのでしょう。

  偽旗作戦での化学兵器の使用。
 
 デリゾール地域での住民蜂起は重たい。イスラエル・US連合はシリア分割を目論んでいるが、シリア国内からのISIL駆逐後にシリア政府支配地域外の番外地は存在するであろうが、その地域は経済的にシリア政府支配地域と経済的な交流を絶っては存続はできない。それらの番外地では住民蜂起が頻発するとみて間違いないであろう。

 昨今のラッカ、デリゾールへのUS連合によるインフラストラクチャーと住民殺戮は将来の住民蜂起の担い手へのあらかじめの予防と生活基盤を奪っての難民キャンプでの住民管理を狙っている、そのようにみている。


 


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