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サウジをスポンサーとするダーイッシュがフィリピン南部のマラウィを制圧、ミンダナオ島で戒厳令
https://plaza.rakuten.co.jp/condor33/diary/201705270000/
2017.05.27 05:55:40 櫻井ジャーナル
5月23日にフィリピン南部、ミンダナオ島のマラウィ市がダーイッシュ(IS、ISIS、ISILとも表記)に制圧されたようだ。この地域は以前からダーイッシュの活動が活発で、市内には500名程度の戦闘員がいると見られている。こうした事態を受け、ロドリゴ・ドゥテルテ大統領はミンダナオ島に戒厳令をしいた。
東南アジアではインドネシア、マレーシア、タイなどでサラフィ主義者が活発に動き始め、ミャンマーでアウン・サン・スー・チー派から弾圧されているロヒンギャと呼ばれるイスラム教徒の中へ潜り込み始めているとする話も伝わっている。ちなみに、ロヒンギャを弾圧している仏教を率いているウィラトゥは「ビルマのビン・ラディン」とも言われている人物だ。
ロヒンギャが住む山岳地帯では中国がパイプラインの建設を進めていた。南シナ海からマラッカ海峡を抜ける航路はアメリカが軍事的に妨害する動きを見せていることから、そうした地域を避けて石油を輸送することが目的だったが、2011年3月に「レジーム・チェンジ」して現体制になると、銅山開発やミッソン・ダムの建設と同じように止まった。
この地域でダーイッシュが戦乱を広める可能性は以前から指摘されていた。シリアでアメリカ、イスラエル、サウジアラビアなどの手先として侵略戦争を戦ってきたアル・カイダ系武装集団やダーイッシュは2015年9月末にロシアがシリア政府の要請で空爆を始めてから支配地域が狭まり、壊滅は時間の問題だと見られている。
すでに、そうした武装グループの幹部はアメリカ軍が救出、戦闘員は北アフリカだけでなく東南アジアへ移動していると言われている。EUとロシアとの関係を断つため、アメリカのバラク・オバマ政権はウクライナでクーデターを実行したが、それを切っ掛けにしてロシアは中国との関係を強め、アジア大陸の東岸諸国とのつながりを強めつつある。その地域をアメリカは中東と同じように、破壊にかかる可能性がある。新疆ウイグル自治区も狙われているだろう。
アル・カイダ系武装集団にしろ、ダーイッシュにしろ、武器や兵器を提供して戦闘員を訓練しているのはアメリカなど、戦闘員を雇い、戦費を負担しているのはサウジアラビアなどペルシャ湾岸の産油国。そのサウジアラビアの国王一行が3月、約1カ月に渡ってマレーシア、インドネシア、ブルネイ、日本、中国などを歴訪した。日本ではカネに目が眩んだような「報道」もあったが、「テロリストの親玉」が東南アジアから東アジアにかけての国々を訪れたことは不気味だ。
インドネシアでは1965年にクーデターがあり、アメリカ支配層にとって目障りな人びとが虐殺され、スハルトが実権を握った。その前からアメリカはスカルノ体制の転覆を目指す秘密工作を推進していた。その勢力は生き残っている。
マレーシアの場合、2009年から現在まで首相を務めているナジブ・ラザクはアメリカの強い影響下にあり、2013年に再選される直前、タックスヘイブンの英領バージン諸島からスイスの銀行のシンガポール支店へというルートでサウジアラビア王室から6億8100万ドルの受け取っていたことが判明している。MH370が行方不明になったのはラザク首相が再選された直後だ。
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