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ドナルド・トランプ米大統領は9日、シリアで過激派組織のいわゆる「イスラム国」(IS)と戦う少数民族クルド人の武装組織「人民防衛隊」(YPG)に対する武器供与を承認した。
米国防総省は、ISが首都と呼ぶシリア北部の都市ラッカからISを掃討するため、「シリア民主軍」(SDF)に武器を提供して支援すると述べた。
一方、YPGをテロ組織と認定するトルコは、隣国シリアでYPGがさらに支配地域を広げるのを避けたいと考えている。国防総省のダナ・ホワイト報道官は、トルコの懸念を「強く認識している」と語った。
国防総省はさらに、ジム・マティス国防長官がトルコのフィキリ・ウシュク国防相と電話会談したと明らかにしたが、詳細は公表されていない。トルコ政府は公に反応していない。
SDFは既に、米国の特殊部隊や米国が主導する有志連合による空爆の支援を受けている。また、SDFに参加するアラブ人組織、シリア・アラブ連合(SAC)は米国から軽量兵器や装甲車両の提供を受けている。
SDFは現在、ラッカから50キロ離れた位置にあり、ISが司令部を置くタブカの奪還を目指して戦っている(*1)。
トルコは、YPGがクルド人の分離独立を求める非合法組織「クルド労働者党」(PKK)の派生組織だと考えている。トルコは先月、シリア国内で「テロリストたちのための安全地帯」だとするYPGの複数拠点を空爆した。
米国防総省はBBCに対し、YPGには弾薬や小型武器、機関銃、重機関銃に加え、ブルドーザーといった建設機器や装甲車両を提供すると話した。機器は後で「返還を求める」という。
武器提供の開始時期は明らかされていない。
マティス国防長官のリトアニア訪問に同行するホワイト報道官は、「有志連合の参加国であるトルコの安全保障上の懸念は強く認識している」とした上で、「さらなる安全保障のリスクを防止し、NATO(北大西洋条約機構)加盟国を守る強い決意が米国にはあるのだと、トルコ国民と政府にあらためて約束する」と述べた。
http://www.bbc.com/japanese/39866921
*1: 5月11日、ISからタプカを奪還した。
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