★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK237 > 681.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
安倍政権、違法な手続きで共謀罪成立の疑惑浮上…(Business Journal)
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/681.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 12 月 29 日 00:06:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

安倍政権、違法な手続きで共謀罪成立の疑惑浮上…
http://biz-journal.jp/2017/12/post_21840.html
2017.12.28 文=林克明/ジャーナリスト Business Journal


  
    足立昌勝・関東学院大学名誉教授(左は平岡秀夫元法務大臣)


 安倍政権は数々の悪法を成立させ施行しているが、とりわけ6月15日成立・7月11日施行の「組織的な犯罪の処罰及び犯罪収益の規制等に関する法律」(通称:共謀罪)は、最悪の法律といっていいだろう。

 これまでは、殺人・殺人未遂など一部を除き、犯罪行為を実行したり、社会や人に被害を与えなければ処罰されなかった。ところが、共謀罪は計画段階で処罰を可能にするもので、犯罪を実行せず被害が発生していなくても(被害者がいなくても)処罰が可能になる。近代刑法の大原則を根底から覆すもので、捜査当局が「計画があった」と“勝手に”判断すれば捜査できる。

 つまり、捜査当局(主に警察)が気に入らない組織や人を、いつでも処罰できるのだから、権力者に“全権委任”するようなものだ。

 この状況に対し、共謀罪違憲訴訟を提起したらいいと考える人もいるようだが、2018年には「国会法56条の3」違反を追及する訴訟が起きる可能性がある。

■モリ・カケ問題からの逃亡と共謀罪強行成立

 17年6月14日から15日朝にかけて、参議院は共謀罪法案審議の大詰めを迎えていた。

 誰でもいつでも罪に陥れられる共謀罪には反対する声が強く、野党も抵抗していた。会期切れ目前であり、もし会期延長となれば、「森友学園・加計学園疑惑」の追及に政府や安倍晋三首相が耐え切れないのは明らかだった。

 そこで、政府・与党としては、なんとしても会期内に共謀罪を強行成立させ、同時に国会を閉じて野党によるモリ・カケ問題の追及を逃れるようにした。そして、憲法53条に基づく野党からの臨時国会の召集も拒否し続け、ようやく召集したかと思えば冒頭に解散、10月22日の総選挙を実施して自民・公明の与党が3分の2の議席を獲得したのは周知のとおりだ。安倍政権の計画どおりに事が進んでいるようである。

 だが、このまま安倍政権の暴走を放置していいはずがなく、ひとつの手法として浮上してきたのが「国会法56条の3違反」で共謀罪の違法性を追及する訴訟の提起である。

 提案しているのは、足立昌勝・関東学院大学名誉教授(刑法)だ。

■国会法56条3の「中間報告」を悪用

 前述したように、6月の国会は共謀罪とモリ・カケ問題の追及により、圧倒的多数を誇る与党が実はかなり追いつめられていた。それを打開したのが「国会法56の3」である。

 日本の国会は委員会を重視しており、それぞれの委員会で審議して採決を行い、その後に本会議で可決成立させる。委員会が膠着した場合に採られてきた手法が国会法56条の3に定められた「中間報告」である。

まず、法律の条文を見てみよう。

【第56条の3】
 各議院は、委員会の審査中の案件について特に必要があるときは、中間報告を求めることができる。
2 前項の中間報告があつた案件について、議院が特に緊急を要すると認めたときは、委員会の審査に期限を附け又は議院の会議において審議することができる。
3 委員会の審査に期限を附けた場合、その期間内に審査を終らなかつたときは、議院の会議においてこれを審議するものとする。但し、議院は、委員会の要求により、審査期間を延長することができる。

 委員会で決定しないときに委員会に期限を付けたり、審査期間の延長を可能にした内容である。委員会でまとまらないから委員会審議と採決をパスして本会議で可決してしまえ、という乱暴なものではないのである。

 過去に「中間報告」がなされたのは、衆議院3件、参議院20件。これらは、委員会の委員長を野党が握っていた場合がほとんどだ。参議院において与党議員が委員長のときの中間報告は、今回の共謀罪を含め3件しかない。
 
 なぜなら、与党議員が委員長に就いていれば、審査に期限を付けたり審査期間の延長を決定できるなど、議会運営権を握っているからである。そして重要なのは、上記の国会法に定められたように「緊急性」と「必要性」という2つの要件が必要だ。

 では、今度のケースではどのようにこの案件が処理されたのか。自民党の牧野たかお議員が2つの動議を提出した。ひとつは中間報告を行うこと。もうひとつは、中間報告実施の動議の討論を1人10分に制限することだった。

 参議院公報の「議事過程」によれば、「速やかに法務委員長の中間報告を求めることの動議」(牧野たかお君提出)とあるだけ。その法務委員長の中間報告には「議院の会議において直ちに審議することの動議」(牧野たかお君提出)とされているだけだ。この2つの動議を提出しただけで、提案理由もない。

 そのため、共産党の辰巳孝太郎議員は「ここにいる与党議員の誰一人として、なぜ特に必要があるのかまともに説明できず、当動議に対する賛成討論すらできないではありませんか」と厳しく批判した。

 提案理由もなく、与党から賛成討論もなし。したがって、与党からは中間報告の「必要性」も「緊急性」についての説明や主張はなかった。法に則った動議の提出・討論・採決とは、とてもいえない。

 また、「必要性」については、民進党の藤末健三議員が「特に必要があるときとは、官邸からの強い要請があったときと解釈すべきなのでしょうか。特に必要があるときとは、選挙対策上どうしても必要があるときと解釈すべきなのでしょうか」と、本会議の討論で喝破している。

 国会法56条の手続きを正当に経ておらず、国会が「緊急性」と「必要性」を認定しないまま中間報告を行って共謀罪を可決した。このような国会運営を許せば、政府や与党は何でもできる独裁になる。

■共謀罪、違法な成立過程

 以上のように、国会法56条の3を悪用して(あるいは正当な手続きを経ずに)共謀罪を強行成立させたのは、明らかに違法だと足立氏は指摘する。現在、弁護士などと訴訟について検討中だが、足立氏の主張は以下のとおりである。

(1)国会法の定める手続きに違反して成立した共謀罪は違法である。
(2)成立過程の瑕疵を問題にせずに、その法律を施行したのは違法である。
(3)違法に成立させた法律を施行して市民に違法な規範を強制するのは違法である。
(4)共謀罪の違法性を提起し、この規範が強制されたことにより発生した精神的苦痛に対する慰謝料を請求する。

 足立氏のほかにも、別の切り口で共謀罪の違法性を提起しようとしている人もいるが、今回は、国会法56条の3違反を理由とした裁判提起の考えを紹介した。

 裁判も含め、来年は再び共謀罪問題が浮上するのは、ほぼ間違いない。

(文=林克明/ジャーナリスト)









https://www.facebook.com/permalink.php?id=100008651958548&story_fbid=1827560084209039


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年12月29日 00:42:04 : YspywXzpHm : NJ9n1wJw@8c[10]
>安倍政権、違法な手続き

安倍政権の脱法、法律違反は枚挙に暇がない状況。

日本が乗っ取られ、警察、司法が全くの機能マヒ状態。

国難アベが日本の癌細胞として巨大化して、日本を死に追いやっている。

癌細胞を撲滅させることが緊急課題である。

モリカケ、スパ、リニアに大麻、脱法のオンパレード癌細胞である。


2. 2017年12月29日 01:08:37 : rwgORSmgTI : ySbarMWNCPU[271]
警察、司法も腐ってますが・・・・・

3. 2017年12月29日 03:09:36 : PxTwfaVh4M : Aq9mXsU7qsw[13]
そもそも総研 ウーマンラッシュアワー特集

そもそも原発、沖縄、政治は お笑いのネタにしてはいけないのだろうか? 
http://www.asyura2.com/17/senkyo237/msg/675.html


[スレ主【赤かぶ】による初期非表示理由]:この投稿に対するコメントとしては場違い。別の投稿にコメントしてください。(アラシや工作員によくあるコメントはスレ主が処理可能)

4. ボケ老人[2682] g3uDUJhWkGw 2017年12月29日 09:06:30 : 08Tt0uxL56 : JtD17GQWPAo[1111]
共謀罪の提案理由としてパレルモ条約に参加するためとしていた。
この理由がこじつけであったことは国会審議中にはっきりしていたが
成立後の現在に至るまで、安倍政権はパレルモ条約の存在を忘れてしまったかのように

足立昌勝・関東学院大学名誉教授の主張が認められるかどうかわからないが
共謀罪と戦争法は廃止しなければならない。

   


5. 2017年12月29日 10:00:29 : qNApj6abVo : pmR1FMr_lBA[1931]
安倍を、日本国から泥棒し国家財政崩壊を企てた共謀罪で捕まえろ!

こんな時、安倍が作った法律を生かせばよい。

立派な大学の先生がおられます。安心しました。


6. 2017年12月29日 10:09:13 : SKm5YI2sjI : Fz9fvG7cVRM[132]
中間報告という荒業により、本会議で数の力で強行可決させた異常な国会運営。

 そもそも、テロ等準備罪(共謀罪)と国民に錯覚させている法名からして国民の判断に錯誤を与えるものである。

 安倍晋三は声を大にしてメディアを通じてアナウンスしている。以下、

 「この法律がなければオリンピックが開催できないといっても過言ではない」と

>>4さんの指摘されるように 政府は国際組織犯罪防止条約(TOC)パレルモ条約に加わる為には必要な法律だと理由を述べてきたが、委員会の質疑のおいて嘘であった事が明らかにされている。つまり、パレルモ条約は共謀罪がなくても加入できるという事。

戦前の治安維持法と何ら変わりのない運用まで拡大解釈可能な、国民にとって極めて、危険な法律である。

この投稿記事にあるように、共謀罪の成立過程がそもそも法律違反。良識ある弁護士の方々や刑法を専門にされている学者の方々、反対運動されている方々には頑張ってもらいたい。

この法律の大きな欠陥は時の為政者により、悪用される危険を阻止できない点にある。


7. 人間になりたい[579] kGyK1ILJgsiC6IK9gqI 2017年12月29日 11:46:20 : Igew9LiSCV : jX5tMsGMxX4[403]

一般の国民に適用することはないという政府の説明に疑義をとなえた
山尾志桜里の見事な質問に金田法相はまったく答えることができなかった。

日本版NSC→特定秘密保護法→戦争法案→共謀罪→憲法改悪

これらは法律そのものにも問題点は多いが、もっと大きな問題点がある。
これらの法律は民主党政権下においても検討されたものもあるが、
それは国家、国民のためのものであり、より慎重に検討された。
自民党政権下、特に安倍政権下におけるこれらの法案は、
教育勅語の国を造りたいと熱望する、
自己愛を行動規範とする子ども病患者のお花畑の妄想を実現する為の、
戦争を引き起こす道具立てに過ぎない。

1972年の沖縄返還を巡る密約問題で、
外務省職員から情報を入手したとして逮捕された
元毎日新聞記者の西山太吉氏は、以下のように疑問を投げかけた。

米国の公文書公開にあわてた外務省は
(密約に署名した)吉野文六・元外務省アメリカ局長に口止めし、
1200トンの外交文書を焼却した。
機密の処理なんて、外務省は恣意的にどんなことでも処理できる。
30年たったら開示するなんて、だれが証明できる。
途中で不都合なものは全部破り捨てる。
これが自民党政権下における秘密の処理の実態だ。
日本の現実としてよく知っておかなければいけないことだ。

法律の内容はもちろん重要だが、
その法律を作ろうとする勢力の意図も、国民にとっては重大である。
教育の無償化には賛成する人も多いだろうが、
自公、維新、希望の党がそろって憲法に明記しろなどと言い出したら、
よほど注意しなければ成らないだろう。
 
 


8. 2017年12月29日 16:05:51 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[2540]
   森友、加計事件に関して、「私と妻が関わっていると言う証拠がありますか?有れば私は議員も止めますよ」と豪語した安倍首相率いる与党が、選りによって、確たる証拠など無くても疑わしいというだけで検挙、拘束が可能だとする共謀罪を、党議拘束を掛けた賛成多数で可決するという暴挙を犯しているのであり、これはもはや、悲劇というより喜劇と呼ぶべきであろう。
  一応先進国を標榜している国は国民主権であり、国民代表議会制度を持つ民主主義国であるところ、刑法上もしかり、疑わしいというだけで身柄拘束するだけでは無く刑罰まで課すことが出来るような件の基本法は、最高法規の理念からしても違憲であり、拠って共謀罪という基本法が可決されることは有り得ないのである。
  疑わしきは白、いわゆる推定無罪の原則と呼び、逆に共謀罪が目的とする、疑わしきは黒、いわゆる推定有罪の原則を適用する、与党が党議拘束を掛けた賛成多数の暴挙により可決した法案は、時代を大きく封建性、非国民議会制民主主義の時代に戻すことになるのであり、当然ながら、現行憲法理念とは真逆なのである。
  こうなれば、この推定有罪論が前面に出た基本法を持つ国は先進国とは呼べないのであり、G7やG20などの主要先進国の地位からは退くべきである。
  かの北の国が、噂通りの強権国家であるならば、むしろ北の国と同一の地位に落ちるのであり、今後の日本は北と並んで悪の枢軸と呼ばれるしか無く、民主国家を自称するなら推定無罪原則に立たねばならないし、共謀罪の原則である推定有罪論を貫くのであれば民主国家の看板は捨てる必要があり、どちらかである。
  いずれにしても、二大政党制では無く、多数の無所属議員も居る日本の議会で、党議拘束を掛けた与党の多数を以て強引に可決させるなど、他の先進国では考えられない暴挙であり、このような、時代を前近代に戻すような推定有罪論を基礎とする法案を、あのような形で、国民議会を形骸化させたいつものやり口で閣議をスルー、かつ党議拘束を掛けた与党の賛成多数で強引に可決させる安倍内閣の軽率は、民主国家としては万死に値するのである。
   ところで、この喧々諤々の共謀罪に関して、安倍内閣が殆ど内容を理解していないのでは、と疑うのは、先述したように、森友、加計事件において、「私が関与した確たる証拠があるんですか、悪魔の証明は不可能ですよ」云々を堂々と述べていた点である。
   となれば、再度、共謀罪とは何か、国会審議と採決を党議拘束を掛けずに一からやり直すことが必須である。

9. 2017年12月29日 19:01:27 : t09dumgomc : _QSLFc9uuag[452]
強引な 成立の陰 違法あり

10. 2017年12月31日 11:10:55 : hyEQL9xgYu : k5UBbXQ5ICI[420]
安倍は重要案件を腐敗させ投げ捨てて、知らん顔してゴルフをやっている。
ここまでやれる人間が総理大臣と呼ばれ、尊敬の念である敬語で話されている。
ここまで人間は落ちることが出来るとは・・宇宙の驚きである。

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK237掲示板 次へ  前へ


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK237掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK237掲示板  
次へ