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力づくで強姦されてもみんな、泣き寝入りをしてきた!
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2017/12/22 00:14 半歩前へ
▼力づくで強姦されてもみんな、泣き寝入りをしてきた!
伊藤詩織さんは本当に勇気ある女性だ。日本では力づくで強姦されても「恥ずかしい」と言ってみんな、泣き寝入りをしてきた。それどころか「スキがあった自分が悪い」とおのれを責めて来た。
それでは強姦魔の思う壺だ、これからも強姦事件はなくならないとジャーナリスト志望の伊藤詩織さんは声を上げた。
毒牙にかけたTBS山口敬之を告発した。だが、この強姦魔は安倍政権の権力の傘に守られ、逮捕直前に逃げ延びた。伊藤詩織さんが綴った近著「Black Box ブラックボックス」…安倍礼讃本『総理』の著者・山口敬之にレイプされた!真実を追求する、の一文である。
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自分の中で真実と向き合えないのならジャーナリストになる資格はない、“私が私であるために”決断し、レイプ被害を警察に届け出る。
ながい紆余曲折があり、やがて高輪署捜査員Aから、山口がアメリカから帰国するので成田空港で逮捕します、との連絡が入る。だが、逮捕されることはなかった。
中村格警視庁刑事部長からストップがかかる。のちに彼女は「なぜ逮捕を取り止めたのか」を訊くため中村を訪ねる。
――出勤途中の中村格に対し、「お話をさせて下さい」と声をかけようとしたところ、彼は凄い勢いで逃げた。人生で警察を追いかけることがあるとは思わなかった。
また山口は「北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。伊藤の件です」というメールを誤って「週刊新潮」編集部へ送る。
北村とは北村滋内閣情報調査室内閣情報官である。本書には、「官邸重用の警視庁刑事部長、昭恵夫人、北村と、山口の周囲に総理周辺の名ばかり挙がるのは偶然だろうか」とある。
彼女が本書を書いた主旨は、“魂の殺人”であるレイプについての法制度、警察・検察、医療機関の対応の不備を指摘するとともに、「司法がこれを裁けないなら、何かを変えなければならない」と以下のことを伝えたいのだ。
「この国には「レイプ」についてオープンに語ることをタブー視する人たちがいる。そういう人たちは、誰から、何を守ろうと言うのだろうか」と意識の改革を訴え、「隠れなければいけないのは被害者ではない」として……。
――今まで想像もできなかった苦しみを知り、またこの苦しみが想像以上に多くの人の心の中に存在していることを知った。同じ体験をした方、目の前で苦しむ大切な人を支えている方に、あなたは一人ではないと伝えたい。
関連原稿はここをクリック
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