昨夜遅く、志位委員長のツイートに、なぜか上西小百合が言いがかりをつけにきたことから、上西氏とウーマン村本との間で不毛なツイート・バトルが約2時間近くにもわたって繰り広げていたようですね。ウーマン村本は上西氏を今でも現職の国会議員だと思っていたらしく、激しい言葉を遠慮会釈なく浴びせていたのですが、議員を失職していたことを知るや態度を軟化させ、事態収束へとすばやく舵を切っています。 それにしても、上西氏の真意は測りかねるところですが、この言葉汚いリツイートで好感度が上がるわけでもなく、そんなことをしてまで自分をアピールしたい相手がどこかにいるということなのでしょうか。 突然小沢一郎氏に接近したり、党の同士だった人を公然と批判したり、今回の件だったり、立ち回りが派手な割には摑みどころのない不気味さを感じてしまいます。 上西小百合認証済みアカウント @uenishi_sayuri 上西小百合さんが志位和夫をリツイートしました 国会議員がこの言葉。情けない。自分達がいつも言っている事が国民に全く伝わってないのを認めただけ。今の国会議員の一番の罪は無名な人の集団って事なんだろう。議員がタレントにぶら下がってんじゃねえよ。 22:12 - 2017年12月20日 志位和夫認証済みアカウント @shiikazuo 「ウーマンラッシュアワー」は凄い才能だ。「沖縄が抱えている問題は」「辺野古基地問題」「その他には」「高江ヘリパット問題」「米軍に思いやりをもつ前に」「沖縄に思いやりを持て」!。速射砲のように繰り出される政治風刺。笑いこそ、政治風刺の最高の武器だ。日本にもっと笑いを。もっと風刺を! 18:05 - 2017年12月20日 *** 厳選ツイート続編(>>3 の続きです) 漫才をやらなくなった芸人とテレビを中心にしだした格闘家と、コメンテーターをメインにしだした専門家や政治家をみると、悲しくなり、同時に、胡散臭さ増す。欲に負けたプロ達。 22:42 - 2017年12月21日 ジャーナリストの刃は政権へ。政治家は国民の不満へ。あんた政治家でしょ、おれらの税金で飯食うんでしょ、あんまバカが過ぎると漫才でサンドバッグにするよ、他の政治家共々。 22:33 - 2017年12月21日 (上西小百合との応酬の中で) 漫才師は漫才で歌手は歌で画家はキャンパスで政治家は国会で主張するのがプロ。おれはコメンテーターで何度同じこと言っても世間は響かなかったが漫才にしたらこうなった。政治家の主張は国会で。今のあなたは好奇の目に晒されてる嘲笑の的。ただのネットニュースのアクセスパンダだよ、メイク共々。 22:27 - 2017年12月21日 (上西小百合との応酬の中で) 自分が笑えなかったら世間が笑ってないように書く人がいる。あのネタは感動だけ、だと、書く批評家。笑える人もいれば笑えない人もいる、誰の作品でも同じ。ただあのネタはどの劇場でも誰よりも笑ってもらえてる。 一番客の顔を見えてるのは批評家のお前じゃない、ステージの上にいるおれ 16:41 - 2017年12月21日 なぜ、この記事に出てる他の芸人(コメ主注:ザ・ニュースペーパー、鳥肌実、居島一平)が政治ネタをして響かないのか、それは、一部の政治オタにむけていて、大衆は笑わないからです。僕のネタは毎日NGK(コメ主注:なんばグランド花月劇場)の800人を大爆笑させてます。思考停止せずライブにきて生のお客さんをみればわかります。すごく笑ってますよ。 16:28 - 2017年12月21日 おれの漫才が笑える笑えない、欧米じゃ当たり前、テレビでよくやった、とか、目先の議論ばかり。原発や基地の街や仮設に住んでる人のことをまだ空気にする。東京の家族団欒の高級マンションにも仮設の孤独なお年寄りにも今から同じ真冬が来る。おれの漫才なんかどうでもいい。見たくないものを見ろ 8:11 - 2017年12月21日 *** 下のような記事もありました。 今回のブレイクを一時のブームに終わらせないためには、メディアに媚びないことが大切だということを彼は理解しているようですね。 上り調子の「攻め」モードの間はそれでよいとして、売れっ子となり「守り」に入ったときにも同じことを言えるかどうか、問題はそこでしょうね。 ウーマン村本に聞いた「THE MANZAI」ネタへの決意「自由に発言する」 Withnews 湊彬子 2017年12月21日 https://withnews.jp/article/f0171221002qq000000000000000W06t10101qq000016458A 17日夜に放送された「THE MANZAI」(フジテレビ系)での、お笑いコンビ「ウーマンラッシュアワー」の漫才が話題になっています。原発、沖縄、日米関係などを盛り込んだ漫才でした。ネット上では「やっとこういう芸人が出てきた」「爆笑しながら泣きそうになった」「漫才じゃない」「漫才に政治観を出すな」など賛否両論が飛び交っています。20日、取材に応じた村本大輔さん(37)に、この漫才に取り組んだ理由や、反響から感じていることを聞きました。 ■ 簡単なことには「いいね」するのに、なぜ? 村本さんは、放送があった17日夕方、都内であった独演会で「放送されなかったら、フジテレビのネタ番組にはもう出ない」と話していました。 テレビ番組で政治や時事ニュースを扱うお笑いが少ない中、どうしてこのような漫才に取り組んだのでしょうか。ネタを書いた村本さんは、きっかけの一つは、ネットテレビ局のAbemaTVでニュース番組に出るようになったことだといいます。 「被災地に行かせてもらったり、沖縄の基地の話を聞いたりして、僕の中のニューストピックに(そういう話題が)入るようになった。それまでの僕のニューストピックって、女の子とごはん食べたとか、後輩芸人がむかついたとかだったわけです」 自身の関心ごととなった時事ニュースをツイッターでつぶやいてみると、気になることがあったといいます。 「沖縄とか原発のことや、知り合いが自ら足を運んで被災地の声を聞いた記事を、いつも通りツイッターで紹介すると、無反応だったんですよね。『パンケーキ食べた』とか『芸能人に会った』とかは、ぶわ〜っと『いいね』や『リツイート』が押されるのに」 「簡単なことに『いいね』が押されて、被災地記事がスルーされる。すごい疑問を持ったわけです」 ■「異質なもの」を分かりやすく 漫才は、「ようこそ○○へ」という形式でした。「沖縄に住みたい」という相方の中川パラダイスさん(36)に村本さんが「簡単には住ませない」と言い、沖縄の抱えている問題を問います。中川さんが「辺野古移設問題」「高江のヘリパッド問題」などと答え、2人は東京五輪は日本全体で盛り上がるのに、基地は沖縄に押しつけているとテンポよくかけあいます。最後は「沖縄に思いやりを持て〜!」と中川さんが叫び、村本さんが「ようこそ沖縄へ!」と手を握ります。 これを福井、熊本、アメリカ、北朝鮮などで、それぞれの場所に関する時事ニュースを取り込みながらくり返し、漫才の最後に日本の問題は「国民の意識の低さ!」と締めくくります。風刺性に2人の速い掛け合いが相まって笑いを誘います。 村本さんのスタイルは「自分の言いたい事」をネタにすること。この漫才も、自身が言いたいこと、見たいものを、自身が得た情報を取り込んで笑いにしようと練ってきたのだといいます。 実は、これまでに舞台で今回のような漫才を披露し、他の芸人から「芸人ちゃうやん」「政治家やん」「何あれ?演説〜?」と言われた経験がありました。 「芸人はそういう目で見るんですよ。異質なものだから。THE MANZAIの中でも異質なことをしたと思うんですよ」 「異質なもの」を「ようこそ○○へ」というキャッチーな言葉を使い、分かりやすく「調理」するように工夫をしたといいます。 「普通にしゃべってても伝わらないわけですよ。伝えるために、俺はお笑いにできる。自分の得意な、一番好きな、一番楽しいものに作り替えて、その中にちりばめることで、みんなが手に取り出すんですよ」 「最高のエンターテインメントとして、『おいしい!』と言われて初めて、生きててよかったって思えるんで」 ■ 沖縄と熊本での経験 こういう漫才に対して、「日本でやっても意味ない」「受け入れられない」という言葉も向けられてきたといます。しかし、それは「みんなが日本という国をちゃんと見ていないから」と村本さんは指摘します。 その言葉の背景には、沖縄公演で基地問題についての「ようこそ沖縄へ」という漫才をした際に、拍手が止まらなくなった経験があります。 「帰ろうとしたら、音響のおっちゃんが追っかけてきて、涙をためて『ありがとう』と言ってくれたんですよ。その人に『日本中が、関心を持てる場所で僕やりますから』と言ったんです」 熊本地震の被災地、益城町でも無料漫才を披露。沖縄でも、熊本でも、地元の人たちから同じ言葉を聞いたといいます。 「『忘れないで欲しい』ってみんなが言うんですよ。沖縄の人も『無視されるのが一番つらい』って」 ■「僕の話にすり替えて、本質的な話をしない」 今回の漫才への反響は、村本さんへの称賛や批判、「お笑い論」へと広がっています。だが、村本さんは「すぐ僕の話にすり替えるんですよ」と冷静に見ています。 「『芸人があれやっちゃいけない』『テレビであれをやるな』とか、芸人として、ぶっ込む、ぶっ込まないとか、表面上の話ばっかりしたがって、本質的な話をしようとしない。難しいものに立ち向かう勇気がないんですよ」 「『あんなこと言ってたけど、そうなのかな』ってきっかけにすればいいじゃないですか。俺について語るように、みんなで議論しちゃえばいいじゃないか」 さらにネット上では、この漫才を入り口に、政権批判をする人や、そういう人を嘲笑する人も出てきています。その状況を村本さんは「どちらも、僕のことを利用しているだけ」と言います。 「僕は沖縄の基地について、賛成も反対も言っていない。考えようと言っている。右も左もなく、自分のスタンスを持って、相手を尊重しつつ発言していけばいい」 「論破なんていう言葉は、議論が未成熟なこの国ならではの言葉。ビルって1人じゃつくれないじゃないですか。色んな人の力が合わさってビルができる。議論もそう。論破ってそれを壊すじゃないですか。ずっとビル建たないままですよ」 自身にとって大事なことは、自由に話し続けられることだと力を込めます。 「正解だとか間違っているとか、ど〜でもいいんです。僕はいつも自由に発言する。テレビがなくなっても、ラジオもネットもなくなっても、口と頭はあるわけですよ。誰にも制限されることはないですからね。言いたいことを言うだけですよ。それを伝えるのにエンターテインメントですよね」
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