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「唯一の被爆国として核兵器禁止条約に入り北東アジアの非核化を」寺島実郎さん
https://ameblo.jp/takumiuna/entry-12336511396.html
December 15, 2017 かばさわ洋平
被爆国として哲学を示す時!
テレビでおなじみの日本総合研究所の寺島実郎さんが核兵器禁止条約に日本は入って北東アジアの非核化を主導すべきと語っています。今の日本政府外交は圧力のための圧力しかやってなく、アメリカすり寄りは危険とも指摘しています。核兵器禁止条約に参加する政府をつくらなければなりません。
赤旗日曜版 12/17
私はこの夏にオーストリアを訪れ、核兵器禁止条約について大きな刺激を受けました。この条約はオーストリアが主導して、7月に122カ国の賛成で採択されました。「たいして拘束力がないのでは」と思う人もいるのかもしれませんが、違います。条約が発効したら、参加国は、核兵器の開発、実験、生産、製造、取得、保有、使用、使用の威嚇などが禁止されます。すでに署名・批准がはじまっています。
私が注目しているのは、東南アジア諸国連合(ASEAN)10カ国中、9カ国が同条約に賛成していることです。「東南アジアの非核化」に強い決意を示している。彼らは、「北東アジアの非核化」に向け、日本がどうするのか注視しています。
9月に北東アジアの一つ、モンゴルを訪れました。この国もロシアと中国という大国にはさまれながら、条約に賛成し、非核化の旗を立てています。
国内に核武装容認論があるものの、韓国の文在寅大統領の非核路線は鮮明です。中国も朝鮮半島の非核化をめざす立場です。
北朝鮮の核・ミサイル問題で日本が一番、長期的にこだわるべきは挑戦半島の非核化です。広島・長崎の悲劇を背負う国として、核兵器禁止条約に入り、北東アジアの非核化を主導していく。それは、122カ国を味方につけ、国際社会で影響力を高めていくことにつながります。
中略
この段階で日本がやるべきことは軍事行動を含む、「すべての選択肢がテーブルの上にある」というトランプ政権の方針を支持することではないはずです。
東南アジアの目線からみれば、日本の姿勢は、”近所の迷惑の人がいるからみんなで締め上げよう”といってるように聞こえます。
しかし、国際政治で大事なのは、レジティマシー(正当性)です。自分のためではなくて、国際社会のあるべきルールをつくるための主張だということです。
核・ミサイル開発を続ける北朝鮮に対し、制裁・圧力の強化は必要です。しかし、圧力にも筋道や道理がいる。国際社会にも、北朝鮮にも「なるほど日本はよく考えている。深い配慮と考察がるのだな」と思わせる、一つの思想・哲学を見せなければなりません。
日本にはそれがない。やっていることは「圧力のみの圧力」です。みずから「テロ支援国家」再指定を米国に求め、わざわざ憎しみが向かうところに立とうとする。先回りして米国の思惑に応え、独自の構想はなく、怒りと嫌悪感だけ先走っています。
米国でもリベラルな人たちはため息をついています。なぜ日本はトランプ氏やプーチン氏のような強権的体質をもった危険な存在ばかりにすり寄るのかと。日本は外交での理念的指導力を失いつつあります。
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