http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/686.html
Tweet |
(回答先: 「めぐみさん娘の義父」スクープ 他紙が追えない理由(田中龍作ジャーナル) 投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 12 月 05 日 00:20:05)
所謂拉致被害者は百人を下らないとされている。袋をかぶせてさらわれた、だけが被害者ではない。
多様な経過で北朝鮮から戻れなくなった人たちをどうするのか。
今のままでは戦争を起こして犠牲にしかねない。
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここから)
拉致被害 めぐみさん娘の義父は日本出身 帰還事業で渡る
https://mainichi.jp/articles/20171204/k00/00m/040/098000c
毎日新聞2017年12月4日 02時30分(最終更新 12月4日 03時08分)
(*画像)2015年5月ごろに撮影されたウンギョンさんと娘の写真
北朝鮮による拉致被害者、横田めぐみさん(行方不明時13歳)の娘キム・ウンギョンさん(30)の夫の父親が、「帰還事業」で北朝鮮に渡った在日朝鮮人だったことが関係者への取材で明らかになった。毎日新聞はウンギョンさんと娘の近影も入手した。夫婦ともに日本に関わりを持っていたことになるウンギョンさん一家。その来歴には日朝関係の糸が複雑に絡み合っていた。
◆中部の在日2世
ウンギョンさんの存在は、北朝鮮が日本人拉致を認めた2002年に明らかになった。めぐみさんの両親の横田滋さん(85)と早紀江さん(81)は14年3月、モンゴルの首都ウランバートルでウンギョンさんと初めて面会した。その際、ウンギョンさんの夫や娘も同席したが、夫の経歴は公表されなかった。
ウンギョンさん一家の知人によると、義父は中部地方出身で在日2世のソンホさん(16年に60歳で死去)。日本の公立高校を卒業後、朝鮮大学校(東京都小平市)在学中に帰還事業に応募し、1976年に単身北朝鮮へ渡った。その後、同じ帰国者の女性と結婚。平壌に住み、技術関係の仕事をしていたという。85年ごろに、ウンギョンさんの夫となる男性が生まれた。
ウンギョンさんと夫は平壌にある金日成総合大学で出会った。先輩にあたる夫がウンギョンさんにコンピューターを教える機会があり、それをきっかけに交際が始まった。2人は11年に結婚し、13年にめぐみさんの孫にあたる娘が生まれたという。
知人は「ウンギョンさんはめぐみさんにも、早紀江さんにも似ている。夫は日本語で会話ができ、細身で優しい性格。娘をかわいがる姿は日本のどこにでもいる若夫婦と同じで、ほほ笑ましかった」と振り返る。ただ、めぐみさんの消息については「日本で報道されている以上の話は聞いていない」としている。
毎日新聞が入手した写真は15年5月ごろに北朝鮮で撮影された。傍らにウンギョンさんの夫も寄り添っていたという。
早紀江さんは毎日新聞の取材に「ウンギョンさんの件はお答えできない」としつつ、「ウランバートルで会った時に、めぐみや他の拉致被害者の方が日本に帰ってきたら、また一緒に会いましょうと約束した。その気持ちは今も変わっていません」と話した。【金寿英、川崎桂吾】
◇【ことば】北朝鮮帰還事業
1959〜84年、日朝両政府の後押しで日朝の赤十字が約9万3000人の在日朝鮮人らを日本から北朝鮮へ帰還させた事業。朝鮮戦争休戦後に北朝鮮と韓国の国家建設が本格化し、在日朝鮮人の間で「社会主義の祖国建設に参加しよう」との声が高まったことなどを背景に始まった。帰還者の中には約1800人の日本人妻も含まれていた。事業開始当初、朝鮮総連は北朝鮮を「地上の楽園」と宣伝していた。しかし、体制を批判して収容所に送られたり、生活苦から脱北したりする人も出た。
◇解説 拉致解決の契機に
朝鮮半島の分断と帰還事業、そして拉致事件。ウンギョンさん一家の来歴は、日朝関係の縮図に見える。それは、家族が引き裂かれた歴史の積み重ねだ。
ウンギョンさんは2002年、毎日新聞などのインタビューに対し、「おじいさんとおばあさんに会いたい」と訴えた。しかし、当時の政治状況で対面すれば、北朝鮮が主張する「めぐみさんの死」を既成事実化される恐れがあった。
初対面までは12年を要したが、横田さん夫妻は、めぐみさんの奪還までは再会を控えている。拉致事件を「解決済み」として向き合おうとしない北朝鮮によって、肉親の情は阻まれたままだ。
拉致被害者の家族は「核・ミサイル問題と切り離して、拉致問題を優先して解決すべきだ」と訴える。家族の高齢化は進んでいる。残された時間は少ない。
めぐみさんの拉致から40年。ウンギョンさん一家と日本との関わりの深さを示す新事実は、風化が懸念されている拉致事件への関心を改めて高め、解決させる契機にならないだろうか。政府は一刻も早く「引き裂かれた家族の歴史」に終止符を打つべきだ。【金寿英】
◆北朝鮮「テロ」再指定、拉致被害者家族「圧力の強化に」と歓迎
北朝鮮に拉致された横田めぐみさん(行方不明時13歳)の娘キム・ウンギョンさんの結婚相手は、日本にゆかりを持つ人だった。今も解決をみない「国家的犯罪」と帰還事業という戦後史の一断面。北朝鮮の地でこの二つが結びついたという事実は歳月の流れを物語る。日朝関係に翻弄(ほんろう)されたウンギョンさんの義父にあたる人物の足跡を追った。【金寿英、川崎桂吾】
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー(ここまで)
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK236掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK236掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。