http://www.asyura2.com/17/senkyo236/msg/243.html
Tweet |
枝野が自称する「保守」とは/政界地獄耳
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201711230000249.html
2017年11月23日10時31分 日刊スポーツ
★立憲民主党代表・枝野幸男が代表質問に立ったが、枝野はしばしば「保守」を自称する。世間では立憲民主党は中道リベラルととらえられているが、枝野の言う「枝野的保守」とは何か。同党の山内康一がブログで解説している。以下は抜粋。
★リベラルとは何か。日本のリベラルの伝統は、戦前の石橋湛山や斎藤隆夫にさかのぼる。独裁(軍国主義)や戦争に反対するのは、日本近代リベラルの伝統である。アメリカ民主党的なリベラルの次の2つの要素も重要である。1つ目は個人の尊厳を守り、あらゆる差別を許さない。2つ目はすべての人の自由を保障するために、格差や貧困を放置しない。戦後日本における自民党政治におけるリベラリズムの流れも重要。しかし、安倍総裁の下で自民党の右傾化が進み、自民党内でリベラリズムを継承する者は少ない。
★保守とは何か。本来の保守(欧州の保守)は、人間の不完全性についての自覚を持ち、漸進的な改革を志向する(革命的な変化を嫌う)。世の中の複雑性を認識し、「万能薬」的な発想を拒絶する。人間の思い上がりに対する警戒心が強い。したがって、安倍政治は「保守」ではない。安倍総理は「右派」だが「保守」ではない。何を「保守」とするかが大きな違いとなる。安倍総理は大日本帝国的栄光を「保守」しようとしている。一方、「枝野的保守」は、平和主義や民主主義といった戦後日本の良い部分を「保守」しようとしている。
★山内の説明はよく分かったが、55年体制に慣れ切った右か左かの選択肢しか持たない有権者に、立憲民主党の理念や目的をどう浸透させていくか。昔はこの主張を「穏健な保守」と表現したものだが、中道野党がなくなり、自民党リベラル派が弱体化している今、有権者自身が自分はどの位置にいるのか、またはどの位置を欲しているのか、問い直す時期なのかも知れない。(K)※敬称略
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK236掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK236掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。