★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235 > 793.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
「国民投票法」の欠陥を承知の上で対応せねばならない 国民が知っておくべき憲法基礎知識 小林節教授(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo235/msg/793.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 11 月 16 日 22:30:06: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

 


「国民投票法」の欠陥を承知の上で対応せねばならない 国民が知っておくべき憲法基礎知識
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217745
2017年11月16日 小林節 慶応大名誉教授 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   小林節氏(C)日刊ゲンダイ

 護憲派は、今でも基本的には改憲論議に消極的で、国民投票の手続きを語ることも嫌う傾向がある。しかし、改憲のための国民投票は再来年の参議院半数改選までに必ず来る。

 つまり、5回の国政選挙に連勝し、改憲を自らの使命と考えている首相が、衆参それぞれ3分の2以上の議席を従えていて、改憲の国民投票に打って出ないと考える方が不自然だからである。

 そこでまず、現行法の下では、103カ条の全文を一括で問うことは不可能なので、関連ある項目ごとに主権者国民の意思が問われることになる。

 だから、一番あり得るケースは、現行9条はそのままにして、あの「感じの良い」自衛隊を明記するだけの加憲が提案されてくることが考えられる。

 そしてそれは、2カ月から6カ月の幅で公式に国民的討論にさらされることになる。

 議員や首長の地位を争う公職選挙と異なり、権限つまり利権を伴う争いではなく、国の将来像を争ういわば「哲学論争」であるために、国民投票法は公職選挙法に比べ運動規制が少ない。例えば、公務員や教員も、職権乱用を伴わない限り、意見表明は自由である。

 今、一番問題だとされている点は、投票2週間前までの広報活動について費用の制限がないことである。その結果、国家権力と莫大な政治資金を握っている与党が、メディアを従えて一方的なキャンペーンを行い、有権者を洗脳してしまいかねない危険である。

 同時に、国民投票の際には、賛否両論「同ページ数」の解説書が公費で全有権者に配布される。だから、護憲派は、改憲派から「神学論争」などと揶揄されることのない明確な反論文を用意する責任がある。

 さらに、国民投票法には最低投票率の規定がない。それは、例えば、国民の過半数が投票しなければ投票自体が成立せず、事実上の否決になる仕組みであるが、わが国にはそれがない。だから、護憲派が投票ボイコットを唱道して改憲を潰すことはできない。

 国民投票は現行法の下で必ずやって来る。だから、有権者は、現行制度を承知の上で真剣に対応すべきである。文字通り、国すなわち私たちの将来が懸かっているのだから。







 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年11月18日 15:37:04 : FieXiNBWLk : tqFS9X@7p2I[186]
もたもたしてるとすぐ来るぞ
国民投票の日


▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235掲示板 次へ  前へ

  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK235掲示板  
次へ