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もはや二元論ではない 「改正」から「改悪」への大変化 国民が知っておくべき憲法基礎知識
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/217537
2017年11月13日 小林節 慶応大名誉教授 日刊ゲンダイ 文字お越し
小林節氏(C)日刊ゲンダイ
かつて、わが国の論壇は「改憲派」と「護憲派」に分かれて対立していた。
憲法96条が「改正」手続きを定めているために、改憲派は自らを「改『正』派」と自称していた。しかし、その主張は周知のとおり明治憲法に戻ろうという「改『悪』」そのものである。それに対して、護憲派は改「正」反対とは言い難いため、長いこと「憲法『改定』反対」などと変な表現を使っていた。
私が改憲論議に初めて参加した30年以上前は、護憲対改憲の二元論の時代で、私のような「護憲的改憲論」は居場所がなかった。護憲派からは「『改憲』とは論外」と言われ、改憲派からは「『護憲』とはけしからん」と言われ、私は久しく孤立してきた。
しかし、最近になって、急に、護憲派が率直に「憲法『改悪』反対」と表現するようになってきた。
これは、一見ささいなことのようだが、実は大きな変化である。つまり、それまでは改憲を「論ずる」こと自体を拒否して、改憲論議に応じないことにより改憲論を封殺しようとしてきた護憲派が、それでは改憲の流れを押しとどめられないことにようやく気付き、改憲論議に参加し始めた証しである。そして、改憲派の主張の「内容が悪い」から反対するという姿勢に転じた結果である。
これは良いことである。これまで長期間にわたり護憲派が論争を拒否してきたために、改憲派は反論が存在しない場で好き放題を語ってきた。しかし、その内容は、立憲主義をわきまえない「空恐ろしい」もので、権力者が憲法を使って「主権者であるはず」の国民をしつけよう……というとんでもない代物である。
あのままでは権力と資金力のある改悪派が一方的に国民を洗脳してしまう危険に気付いた護憲派が、ようやく反論を始めたように見える。これは、一見、遅きに失したきらいはあるが、決して遅くはない。なぜなら、改憲派が主張している新憲法はすでに私たちが指摘したように「憲法」の名に値しないものであるために、両派同席の公開論争が始まりさえすれば正否はおのずと明らかになるからである。そうして、私たちは、憲法改悪を阻止し、自らの主権と人権を守らなければならない。
もはや二元論ではない 「改正」から「改悪」への大変化 https://t.co/z0zZ1Tv0VV #日刊ゲンダイDIGITAL
— じじ645 (@KuuNamahott) 2017年11月13日
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