http://www.asyura2.com/17/senkyo235/msg/511.html
Tweet |
辟易する情報洪水…トランプ報道と座間猟奇事件
http://www.liberal-shirakawa.net/tsurezuregusa/index.php?itemid=1890
17年11月09日 永田町徒然草
11月に入って初めての永田町徒然草updateである。体調はだいぶ良くなったのであるが、この間のあまりにも偏頗な報道が私の気勢を殺(そ)いだのだ。大統領補佐官のイヴァンカ氏から始まって、トランプ大統領である。トランプ、トランプと大騒ぎするだけで、トランプ大統領が政治的に何を齎したのか、分析や批判など全くない。
もうひとつは、神奈川県座間市の猟奇殺人事件である。この種の事件をどう報道するかは難しいところがあると思うが、もう少し考えて貰いと思う。各局とも「警視庁への取材で判明した」と前置きするが、警視庁が事実上発表しているのである。それならば、警視庁がキチンと記者発表すれば良いじゃないか。この種の事件が政権の思惑によって、利用されることはよくあることなのである。
11月3日は、文化の日であった。国民の祝日の中で、この日に私は特別の想いを持っている。ポツダム宣言を受諾し、武装解除され、産業基盤も皆無となったわが国は、何によってこれから生きていくか。それは文化しかないとの決意でこの日を国民の祝日とした。それは、具体的には日本国憲法をわが国の基軸にすることであった。日本国憲法の交付は、昭和21年11月3日であった。
“おもてなし”ということが近年特に強調されている。例のオリンピック誘致の際に使われた、あの発言からである。“おもてなし”は、日本人の特技でもなければ、特別の技ではない。世界中の全ての人々が他人を招く際に、「おもてなしの心」をもってことに当たる。そこには習慣もあれば、文化もある。要はその心が大事なのである。
安倍首相が見せてくれた今回の“おもてなし”は、果たしてどうだったのだろうか。俗物の来客ならあれで良かったのかも知れない。しかし、あの程度のおもてなしが日本のおもてなしだとしたら、世界の人は笑うであろう。日本にはもっと奥ゆかしいおもてなしがあると私は思っている。そこを考え、工夫すのが、日本のおもてなしなのだ。
ここでおもてなし論をするつもりはないが、おもてなしを考える場合、相手ともてなす側の人格や人間性をどう考えるかは必ず重要な要素になると思う。人格や人間性となると“文化”ということになる。茶道や日本料理には、どこかに日本流の文化がある。そういうものに慣れ親しんでいる多くの日本人は、今回の安倍首相のトランプ大統領に対するおもてなしは、ちょっと違うんではないかと感じた筈である。
色々な人が出ていたが、そういうことを言う人はひとりもいなかった。私は安倍首相と多少の付き合いがあるが、安倍首相とは文化とか人格などを感じさせるものは、少しもなかった。安倍信者と呼ばれる人も、そういう人々なのだろう。安倍首相が日本の総理大臣を務めているために、日本という国の文化が日々劣化しているのである。私がいちばん憂いているのは、そのことなのだ。
それではまた。
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235掲示板 次へ 前へ
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK235掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。