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トランプ追随の安倍首相に読ませたい「削除された反軍演説」(サンデー毎日)
http://www.asyura2.com/17/senkyo235/msg/475.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 11 月 09 日 00:53:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

トランプ追随の安倍首相に読ませたい「削除された反軍演説」

http://mainichibooks.com/sundaymainichi/column/2017/11/19/post-1814.html
サンデー毎日 2017年11月19日号


 牧太郎の青い空白い雲 644

 信念がない。「空気」だけで動く。野党分裂後、永田町は「その日その日の出来心」の政治家ばかりである。日本は一体どうなるのか?

 麻生太郎副総理兼財務相が「(衆院選で自民党が勝利したのは)明らかに北朝鮮のおかげ」とニンマリした。自民党のキャッチフレーズは「この国を、守り抜く。」だった。自民党議員はしきりに北朝鮮危機をあおって、それが功を奏した。だから北朝鮮に感謝する。

 今の日本の政治家は「当選できれば、何でもやる輩(やから)」ばかりになってしまった。

    ×  ×  ×

「安倍首相に読ませたい」シリーズ第3弾は、立憲主義・議会政治・自由主義を貫き、軍部の政治介入、ファシズム横行に抵抗した立憲民政党の斎藤隆夫(1870年―1949年)の演説である。

〈苟(いやしく)も立憲政治家たる者は、国民を背景として正々堂々と民衆の前に立って、国家の為に公明正大なる所の政治上の争を為すべきである。裏面に策動して不穏の陰謀を企てる如きは、立憲政治家として許すべからざることである。況(いわん)や政治圏外にある所の軍部の一角と通謀して自己の野心を遂げんとするに至っては、是は政治家の恥辱であり、堕落であり、又実に卑怯千万の振舞であるのである〉(1936[昭和11]年5月7日、帝国議会での「粛軍に関する質問演説」)

「軍部と結託するのは政治家の堕落!」と斎藤は言い続けた。命懸けの「反軍演説」を続け、1940(昭和15)年、日中戦争に真っ向から反対して、衆議院議員を除名された。

 なぜ、除名されたのか?

 その理由について斎藤自身が「第一は政府の無能、第二は議長が速記録を削除したこと、第三は、政党の意気地なきこと」と分析している。

 実は、時の衆議院議長は職権で、軍部批判にあたる箇所(全体の約3分の2)を勝手に削除。「反軍演説」は闇から闇に葬られた。

 それでも、軍部の圧力にもかかわらず、一部新聞が限られた地域で全文を掲載。斎藤の反軍演説は中華民国やアメリカで報道された。

 当時、「革新」という言葉が流行(はや)っていた。二・二六事件以降の青年軍人の右傾化と政治介入。斎藤は命懸けで、それを阻止しようとした。「革新という空気」に盾をつき、斎藤は議会から追放された。

    ×  ×  ×

 斎藤の反軍演説の翌年(昭和16年)、陸軍大臣・東條英機は「戦陣訓」を上奏している。

《生きて虜囚の辱(はずかしめ)を受けず、死して罪禍の汚名を残すこと勿(なか)れ》
 捕まるな! 捕まったら、天皇のために自決しろ! というのだ。

 斎藤がいない議会で、この「戦陣訓」に反対する者はいなかった。

 第二次世界大戦。「革新という空気」に支配された何百万人もの日本人が犠牲になった。

 あの時も「この国を、守り抜く。」がキャッチだった。日本人は「軍拡・右傾化の空気」に負けた。

    ×  ×  ×

 安倍さんはもちろん、すべての政治家に「斎藤の粛軍・反軍演説」を読んでもらいたい。

「軍部と結託する堕落」と斎藤が主張した部分を「トランプと結託する堕落」と直して読んでもらいたい。

 今、安倍内閣はアメリカの言いなりだ。簡単に言えばアメリカは軍産複合体。トランプ大統領はそのセールスマンだ。彼が要求するミサイル防衛を実施すれば、日本はやがて財政破綻する。

 それでよいのか?

 トランプ氏は9月の国連総会演説で「米国には強大な力と忍耐力があるが、自国や同盟諸国を守らざるを得なくなったら、北朝鮮を完全破壊する以外の選択肢はない」と吠(ほ)えた。

 まかり間違ったら、日本は米朝戦争に巻き込まれる。

「この国を、守り抜く。」とは参戦することなのか?

 政治家の皆さん、「反軍」を叫ぼう!「平和」のための「信念の演説」を聞かせてくれ!

 落選してもいいじゃないか。 

 東條英機が「戦陣訓」を上奏した翌年、1942(昭和17)年の総選挙。翼賛政治体制協議会が推薦した候補者(軍部の言いなり)が381人も当選した。全議席の81・76%。彼らの選挙資金は陸軍の臨時軍事費から支出されたので「臨軍代議士」と呼ばれたが、そんな中で、斎藤は、軍部の選挙妨害をはねのけ、非推薦で兵庫県5区で立候補。見事、最高点で当選、議会に戻った。

 信念は力である。継続はチカラである。



 

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コメント
 
1. 2017年11月09日 02:44:13 : 14gawquy4E : HMNivhvV@a0[1]
戦前の日本人も 戦後の日本人も、まったく同じ日本人である

このように 戦争遂行に反対した人間は 少なからずいたのです 軍部を批判する人間だっていたのです
結局 軍国励賛の雰囲気が醸造される過程で、こういった意見は隅に追いやられ 何も言えなくなっていただけで
戦争に反対する人間は 確実に 存在したのです

「日本は 熱病に侵されていた」 としか 言い様はないのです

軍部が独裁体制を築いたという訳でもなく マスコミの功罪も大きいものの、詰まる所 一般民衆が国民が
軍部を支持してしまい、軍部を崇め盾て 思い上がらせてしまった というのが最も近い考察ではなかろうか

「戦争によって 経済が刺激され 景気が上向く」 などという幻想が、日本国民を誤らせた元凶だった
昭和6年の満州事変は 関東軍(中国大陸に派遣されていた日本軍をこう呼んだ)による謀略であった事を
当時のマスコミの人間は 軍上層部の人間から直接聞かされていたという しかし、この事実が公になったのは
戦後の昭和30年になってから、元軍人の暴露証言によってからなのです。


2. 2017年11月09日 07:28:36 : N5sEgV5Lys : gJDc90AKsFQ[333]
「今般、河野主一郎、山野田一輔の両士を敵陣に遣はし候儀、全く味方の決死を知らしめ、且つ義挙の趣意を以て、大義名分を貫徹し、法庭に於て斃れ候賦(つもり)に候間、一統安堵致し、此城を枕にして決戦可致候に付、今一層奮発し、後世に恥辱を残さざる様、覚悟肝要に可有之候也。」

- 西郷隆盛
https://ja.wikipedia.org/wiki/%E8%A5%BF%E5%8D%97%E6%88%A6%E4%BA%89#.E5.9F.8E.E5.B1.B1.E7.B1.A0.E5.9F.8E.E6.88.A6

「経済的意義」

1871年の廃藩置県で全国の直轄化が完成した明治政府だったが、反面、各藩の借金および士族への俸禄の支払い義務を受け継ぐことになり、家禄支給は歳出の30%以上となってしまった。政府は、赤字財政健全化のため、生産活動をせずに俸禄を受けている特権階級の士族の廃止を目的に四民平等を謳い、1873年に徴兵令、1876年に秩禄処分を行った。これで士族解体の方向が決定付けられてしまったため、士族の反乱が頻発し、西南戦争に至る。

政府の西南戦争の戦費は4100万円に上り、当時の税収4800万円のほとんどを使い果たすほど莫大になった。政府は戦費調達のため不換紙幣を乱発し(→国立銀行)、インフレーションが発生した。このため、のちの大蔵卿松方正義は、増税、官営企業の払い下げ、通貨整理を行って兌換紙幣発行に漕ぎ付け、通貨の信用回復により日本が欧米列強に並ぶ近代国家になる下地が作られた。しかし、この過程で松方デフレが発生し、農民の小作化が進んで(小作農率の全国平均38%→47%)、大地主が発生した。また、小作を続けられないほど困窮した者は都市に流入し、官営企業の払い下げで発生した財閥が経営する工場で低賃金労働をさせられ、都市部の貧困層が拡大した。また、財政難となった国は、「原則国有」としていた鉄道の建設が困難になり、代わって私有資本による鉄道建設が進んだ(→日本の鉄道史)。

西南戦争は、士族の特権確保という所期の目的を達成できなかったばかりか、政府の財政危機を惹起させてインフレそしてデフレをもたらし、当時の国民の多くを占める農民をも没落させ、プロレタリアートを増加させた。その一方で、一部の大地主や財閥が資本を蓄積し、その中から初期資本家が現れる契機となった。結果、資本集中により民間の大規模投資が可能になって日本の近代化を進めることになったが、貧富の格差は拡大した。

「政治的意義」

官僚制の確立

官僚制が確立し、太平洋戦争による敗戦まで続く、内務省主導の政治体制が始まった。

「軍事的意義」

西南戦争は日本最後の内戦となり、士族(武士)という軍事専門職の存在を消滅させて終焉した。士族を中心にした西郷軍に、徴兵を主体とした政府軍が勝利したことで、士族出身の兵士も農民出身の兵士も戦闘力に違いはないことが実証され、徴兵制による国民皆兵体制が定着した。

一方で、兵力と火力に勝っていながら、鎮台兵は戦術的戦闘ではしばしば西郷軍の士族兵に敗北し、両軍の死傷者数は結果的に大差なかった。田原坂の戦いでは、薩摩軍側は「雨、赤帽、大砲」を脅威としてとらえていた。雨は薩摩軍の主力である前装式銃に不利であり、赤帽は官軍側の旧士族による近衛兵切り込み部隊のことで、平民歩兵は脅威の度合いが比較的低かった。但し官軍兵の後装式銃は、薩摩軍側の突撃を撃退する際には威力を発揮した。官軍側は小銃弾をひたすら浪費した。この戦争で官軍側が使った小銃弾は約3500万発で、これは2000発撃って薩摩軍兵士一人を殺傷した計算となり、日露戦争時の日本軍側の500発/ロシア兵一人と比べても際立っている。また官軍側の動員した野戦砲は54門であり、大砲は総じてさほど重視されなかった。一方で両軍の海軍力の差は決定的なものであり、海路で鹿児島を衝いた柳原勅使隊は戦局に大きな影響を与え、人吉戦以降の兵士海上輸送も有効に働いた。[66]

兵士の戦意、士気の問題は政府軍にとって解決すべき課題であった。西南戦争の教訓から、徴兵兵士に対する精神教育を重視する傾向が強まった。西郷軍の士気が高かったのは西郷隆盛が総大将であったからだと考えた明治政府は、天皇を大日本帝国陸軍・海軍の大元帥に就かせて軍の士気高揚を図るようになった[67]。

スナイドル弾薬製造装置を取り上げられても西郷軍がエンフィールド銃で戦い、巨額の戦費を費やしてこれを鎮圧せざるを得なかったことを反省して、旧式ではあっても継戦能力に優れた前装銃が各地に分散保管されている状況を危険視した政府は、西南戦争後の明治11年からこれらを回収し、まとめてスナイドル銃に改造[68]して、軍による造兵施設の独占と軍用銃の所持を厳しく規制することで、国民の武装を封じて内乱の再発を防ごうと努めた[69]。

反-『NWO』.


3. 2017年11月09日 13:21:37 : bTYJDOxhIc : BQ_mvGifOXQ[42]
革新→軍拡→軍部暴走→敗戦→国家崩壊
これは右翼ではなくて、レーニンの「敗戦革命」戦略そのものです。

ちなみにヒトラーのナチスも「国家社会主義」で
正式名称は国家社会主義ドイツ労働者党。

安倍政権もこのまま暴走を続けて行けば、同じ轍を踏む可能性が高いでしょう。
彼らは保守でも右翼でもありません。
そう装っているだけです。


4. 2017年11月09日 19:07:58 : nMUJNZ1BLU : hTEZQE5cRyA[116]
信念も 汚れたカネに 駆逐され

戦争も 「カネがすべて」が 元にあり


5. panbet37[591] gpCCgYKOgoKChYKUglKCVg 2017年11月09日 23:01:43 : kM3gRlc2HY : 2v8wzZGIOyw[5]
斎藤隆夫は本当の愛国者ですよ。あんな恐ろしい時代でも、弾圧を恐れず、堂々と正論を語るこんな正義漢が日本にいた。われわれも本気で、日本を守るためにがんばりましょうよ。

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