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北朝鮮に手の内を明かした軽率な産経新聞のスクープ記事
http://kenpo9.com/archives/2823
2017-11-08 天木直人のブログ
きょう11月8日の産経新聞が一面トップで、「トランプ来日の舞台裏」というスクープ記事を掲載していた。
論説委員兼政治部編集委員という仰々しい肩書を持つ阿比留瑠比という記者の署名入り記事だ。
そこには、安倍首相とトランプ大統領が、5日の夜、銀座の鉄板焼き店で食事をしながら北朝鮮危機に対して次のように意見が一致した事について、まるでその場に居合わせたかのように書かれている。
トランプ 「とにかくこちらから北朝鮮に、何らかの対話を請う(BEG)ことはしてはいけない」
安倍 「もちろん、むこうから対話を求めるようにしなければいけない」
よくも、このような記事を産経新聞は一面トップに書いたものだ。
このトランプ・安倍会食に同席していた者は、通訳以外に限られた者だけに違いない。
ひょっとして、通訳以外には誰も同席していなかったかもしれない。
だから、この会話は安倍首相本人か、安倍首相に極めて近い側近から入手したトップシークレットに違いない。
だから舞い上がって一面トップで大きく報じたのかもしれない。
しかし、こんな会話を産経新聞に漏らす方も漏らす方だが、有頂天になってそれを新聞紙上で公表した産経新聞も産経新聞だ。
北朝鮮に手の内を明かす愚を犯した事になる。
このトランプ大統領と安倍首相の会話を知って、金正恩総書記は、いまごろ、その手には乗らないと、ほくそ笑んでいるだろう。
それとも、このスクープ記事は、阿比留氏が想像をたくましくして勝手に作り上げた作文記事なのだろうか。
どっちに転んでも噴飯物の産経新聞の記事である。
この記事が引き金になって近く金正恩が核実験を行うかもしれない。
そう脅かしたくなる、軽率な産経新聞の記事である(了)
【トランプ来日の舞台裏】「シンゾーだから日米関係はいいんだ」 ゴルフ、会食…安倍首相との関係深化「北に対話請うてはならない」「同盟に悪影響与えることせず」
http://www.sankei.com/politics/news/171108/plt1711080002-n1.html
2017.11.8 05:00 産経新聞
首相主催の晩さん会で歓談するトランプ米大統領(中央左)と安倍晋三首相(同右)、メラニア米大統領夫人(右端)と安倍昭恵首相夫人(左端)=6日午後、東京・迎賓館(代表撮影)
首相の安倍晋三と米大統領、トランプがゴルフ、会食、会談など一連の行事で見せた親密さは、同時に日米同盟の強固さを世界に印象付けた。安倍は周囲に「日米関係に付け入る隙はないことを、世界に示すという目的は達成した」とその意義を語る。両首脳の蜜月関係の舞台裏を検証した。
6日午後9時半ごろ、東京・元赤坂の迎賓館。晩餐会後の記念撮影などすべての日程を終えたトランプは、安倍との別れを惜しんだ。
「これから韓国、中国に行くから、いろんな話をするつもりだ。また連絡するが、どのみちアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議でベトナムで会うから、その時に話そう。中韓との会談がどういう展開になったか伝えるよ」
こう語ったトランプはさらに、5日午後のプレーを含めて安倍との2回にわたるゴルフ会談を振り返り、安倍との友情についてこう述懐した。
「やっぱり、ゴルフをしたことがお互い大きかったなあ。私も(各国と)何度か首脳会談をしてきたけれど、会談して食事して終わりだからな。その点、ゴルフをすれば相手の性格も分かるし、本音も話せるし、打ち解けることができた」
拉致被害者の家族との面会では膝詰めで話を聞き、「皆さんは強いリーダーを持っている」と安倍を持ち上げた。安倍には「シンゾー、これは必ず一緒にやろう(解決しよう)」と呼びかけた。
5日のゴルフ会談に関しては、語り合ったことを表に出さない取り決めになっているが、北朝鮮危機などに関し本音の話をした。同席者の多い首脳会談時よりも、むしろ掘り下げた話があったといい、当面は、日米両国や関係諸国による対北制裁の行方を見守ることなどで合意したとされる。
両首脳が機微にわたる話をしたのは、一緒にプレーしたプロゴルファーの松山英樹が離れた場所にいた場面でのことだった。
北朝鮮危機をめぐっては5日夜の東京・銀座の鉄板焼き店でも、トランプ好みのウェルダンで焼かれた但馬牛を堪能しつつ、両首脳は次の見解で一致した。
トランプ「とにかくこちらから北朝鮮に、何らかの対話を請う(beg)てはならない」
安倍「もちろん、向こうから対話を求めるようにしなければいけない」
トランプは今回、共同記者会見などで日米間の貿易不均衡問題にも言及したが、安倍に直接それへの対応を求めることはしなかった。逆にこう明言した。
「(貿易問題で)日米同盟に悪い影響を与えることはしない」
トランプとしては、米国内向けにテレビカメラの前では経済問題をアピールせざるを得ないという事情もあったようだ。「トランプ氏は貿易赤字はあっても、日本ともめてはいけないと思っている」(外務省幹部)ことがはっきりしたのも、今回の一連の会談の成果だといえる。
首脳同士の信頼関係は、互いの国の政策全般にも関わってくる。首脳会談の場では、トランプはこうも断言した。
「シンゾーだから日米関係はいいんだ。シンゾーだから、私は日本のためにやる。もし(日本の首相が)シンゾーじゃなければ、私は(他国と自由に契約を結ぶ)フリーエージェントになるんだ」
冗談半分だと分かっていたため、みんな笑顔で聞いていたが、半分は本音だったのではないか。北朝鮮、中国と日本が難しい国際問題に取り組む中で、日米首脳の緊密な間柄は得難い財産となっている。=敬称略(論説委員兼政治部編集委員 阿比留瑠比)
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