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対日貿易赤字に関するトランプ大統領の不満
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2017年11月06日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ
日経が報じています。
「来日中のトランプ米大統領は6日午前、日米財界人と開いた会合で演説し「米国は日本との間に年700億ドル(約8兆円)もの貿易赤字を抱えている。対日貿易は公正ではなく、開かれてもいない」と強い不満を表明した。自動車分野を中心に2国間での通商協議で貿易赤字解消を求める考えを表明した。環太平洋経済連携協定(TPP)への復帰には、改めて否定的な考えを示した。」 |
では、米国が日本製品を買うのを少し控えたらどうなのか?
或いは、日本製品にもっと関税をかけたらどうなのか?
しかし、それはできないのですよね。だって、保護貿易主義になってしまうから。
では、米国がドル安政策を採用したらどうなのか?
為替介入はできないとしても、例えばゼロ金利政策やマイナス金利政策を採用して、ドル安に誘導する、と。
でも、それもできないのですよね。
そんなことをすれば、インフレになるか、またしてもバブルが発生する恐れがあるからです。
それにドル安が進めば米国債の売れ行きが悪くなり、そうなると連邦政府は資金繰りが困難になってしまうのです。
では、日本側が米国製品をもっと買うような環境整備をしたらどうか?
例えば、価格を大幅に下げる、と。
しかし、価格を下げるためには賃金を下げる必要があるが、それは労働者の反発を招くのでできない、と。
いずれにしても、どうして米国の対日貿易赤字がこれほど長く続いているのでしょう?
言い方を換えれば、どうして対日貿易赤字を反映してもっとドル安円高にならないのか?
その理由の一つは、日銀が極めて長期間に渡って超緩和策を採用していることにあると思います。
政策金利はマイナス、10年物国債ですら利回りがほぼゼロ%だなんて普通はあり得ないのです。
トランプ大統領は、多分そのことに気が付いていないのかもしれません。
但し、なにかをきっかけにそのことに気が付いたら、そこのところを鋭く追及してくる可能性はあると思います。
そして、日本が出口戦略に乗り出すことになったら円キャリートレードの巻き戻しが起こり、円高と世界的な株安を引き起こしてしまう恐れがある訳です。
従って、急激に政策を変更するのはとても危険なことなのです。
やるとしても徐々に方向転換しなくてはいけません。
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