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2017/11/03 07:30
<米国のトランプ大統領が11月5日から、日本を皮切りにアジアを歴訪する。最大の焦点は緊張が高まる北朝鮮問題への対応だ。米国は軍事攻撃を決断するのか。私は「最終決断はもう少し先」とみる。なぜか。
まず、日程を確認しよう。
大統領は5日に来日して安倍晋三首相とゴルフを交えて首脳会談をした後、7日に韓国、8日に中国を訪問する。10日はベトナムでアジア太平洋経済協力会議(APEC)首脳会議、12日はフィリピンで東南アジア諸国連合(ASEAN)との首脳会議に出席する。
一連の日程から、大統領と安倍首相の強固な関係が浮き彫りになってくる。言うまでもなく、中国は北朝鮮問題でも南シナ海問題でも鍵を握る最重要のプレーヤーだ。大統領はまず安倍首相と全体の腹合わせをしたうえで、中国に乗り込むのだ。
フィリピンのドゥテルテ大統領が10月31日に来日して安倍首相と会談したのも、自分が議長を務めるASEAN首脳会議で日本の援護射撃を期待したからだ。日本はいまや東アジアの国際関係で最重要の地位にある。
トランプ大統領は中国の習近平国家主席に何を語るのだろうか。
ずばり言えば「オマエは北朝鮮をどうするのか。中国が核とミサイル開発を中断させないなら、オレが実力でやるぞ」と脅すに違いない。朝鮮半島を射程に入れた西太平洋に空母3隻の大部隊を展開させているのも、そのためだ。
これに対して、優柔不断の習主席は時間稼ぎを試みるだろう。北朝鮮への圧力強化を求める米国の要求をむげには断れない。真正面から拒否すれば、米中関係が悪化するだけでなく、米国に軍事攻撃を決断させかねない。それはなんとしても避けなければならない。
結局、北朝鮮に向けた石油供給の追加削減くらいは表明したとしても、中国が北朝鮮と金正恩氏に決定的な打撃を与えるのは、また先送りする。
一方、トランプ大統領の狙いは何か。北朝鮮を軍事攻撃せざるをえなくなった場合には、中国が攻撃を容認することを確認する。それが最低限の獲得目標になるはずだ>(以上「現代ビジネス長谷川氏寄稿」より引用)
長谷川氏は北朝鮮問題に関して話し合うためにトランプ氏が日韓を訪問するという。北朝鮮の脅威を口汚く金氏を批判することで煽り立ててきたトランプ氏が日本に来る目的はそれ以外にはないだろう。
トランプ氏と「親友」関係で共に北朝鮮の脅威を煽り立てて選挙を有利にした安倍氏も北朝鮮の脅威を「必要」としている政治家の一人だ。北朝鮮の脅威が政治戦略の一つの道具に過ぎないと私が見るのは、二人が日本のコースでゴルフを楽しむからだ。
北朝鮮の脅威が「猿芝居」でなく、本物の脅威で、それに対して米国が本気で先制攻撃をしようと考えているとしたら、ゴルフに興じるのはいかに傲慢な独裁者の二人だとしても不謹慎に過ぎる。なぜなら米国が北を先制攻撃を行えば必ず韓国と日本は反撃を受けて韓国で百万人規模、日本でも十万人規模の死者が出るとされているからだ。
それほどシリアスな被害が出る当時国家の総理大臣がゴルフに興じつつ戦争の元凶国の大統領を持て成すことはあり得ない。そして上記記事のような論評をしている長谷川氏がゴルフに異を唱えていないのも国民に対して不謹慎だ。
国民の生命・財産を安倍氏と取り巻きのジャーナリストたちはどう考えているのだろうか。北朝鮮の脅威が安倍氏が煽り立てたとおりに存在するとしたなら、日本の現状は余りに能天気ではないだろうか。
原発を通常弾頭のミサイルで攻撃されても日本は放射能まみれになって終わるというのに、稼働中の原発を深刻な問題として政府は捉えていないばかりか、各原発に貯蔵されている使用済み核燃料を安全な地へ移送しようともしない。全国各地の原発にそれぞれ広島型原爆1000発分に相当する放射能が貯蔵されている事実を国民は知らないとでも思っているのだろうか。
政府もマスメディアも不謹慎に過ぎはしないか。北朝鮮の脅威を煽りに煽ったトランプ氏と安倍氏の二人が神奈川県のゴルフ場でゴルフに興じるということに関して。
二人が揃うのなら、日本国民の前で北朝鮮の脅威の実態がいかなるもので、日米両国のトップ政治家としてそれぞれの国民の生命・財産をいかにして守るかを二人揃って会見して説明すべきだ。それが脅威を一年以上にわたって煽り続けた両国のトップとして当然果たすべき責任ではないだろうか。ゴルフで遊んでる場合ではないだろう。
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