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「世襲」議員を支える続けるオメデタイ有権者!
http://blog.livedoor.jp/akgrs130/archives/19745576.html
2017年10月30日 半歩前へ
これは今年8月8日に前のブログ「半歩前へU」に書いたものです。私は日本の政治を悪くしている大きな要因の一つに大量の「世襲議員」の存在があると考えています。
親から子、さらには孫へと議員バッジをリレーする者たちを「あのうちは名門だ」と有難がる有権者がいる限り、日本の政治はよくならないでしょう。何代にもわたって税金をしゃぶり尽されていることに、まだ気づかないのだから、相当オメデタイ人たちだ。
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江崎鉄磨沖縄北方担当相に初入閣した江崎鉄磨さん。北方領土問題について私は「素人」だから、国会答弁ではミスをしないように「役所の原稿を朗読する」と話した。正直と言えば正直だが、こう言う人でも国会議員になれるのです。選挙になると、たくさんの人が江崎さんに投票するのです。1人しか当選できない衆院愛知10区で見事、堂々1位で当選したのです。
父親の江崎真澄さんは、総務庁長官、通商産業大臣、自治大臣、防衛庁長官などを歴任した大物政治家。政策通の実力者でした。だからと言って、せがれも優れた政治家とは限りません。それでも日本人は世襲議員に弱い。何かと言うと「あの家は、父親が政治家の名門だ」と有難がります。3代、4代続くともう、「神様」扱いです。
小泉純一郎のこせがれ、進次郎がデカイ顔をして生意気なことを平気で言うのも、親の七光りで選挙地盤が盤石だからなのです。彼の努力など皆無なのです。それでも世襲だから、威張っておれるのです。安倍家しかり、小泉家、鳩山家しかりです。愚かなせがれでも、周りが担ぐ神輿に乗っているだけで「気が付けば当選」です。考えてみてくださいこの「名門」の中身を。
国会議員である続けることは、歳費(給料のこと)でメシを食っているわけです。この歳費は全額私たちの懐から出ている血税、税金です。つまり、どういうことかと言うと3代、4代にわたって彼らは、私たちの税金を食いものにしてきたのです。骨の髄までしゃぶり尽くしてきたのです。
議員歳費に、期末手当(ボーナス)、毎月100万円支給の文書通信交通滞在費(隠れ給料、第2の給料)、政党交付金、JRのグリーン車に何度でも乗れる議員特殊乗車券等購入費、議員秘書手当。さらには超高級マンション並みの議員宿舎、都心の一等地に構えた議員事務所(議員会館)など、もろもろを合計すると、国会議員1人当たりに私たちはざっと2億円の税金を支出しているのです。
これほど優遇された国会議員は世界中、どこを探しても見当たりません。こうした「恩恵」「特別待遇」を何代にもわたって享受しているのが、世襲議員なのです。 だから他人に後を継がせない。こんなオイシイ「蜜の味」を他人になめさせるわけがないのです。長い間に各種団体との癒着。そこに利権が生まれるのです。持ちつ持たれつの関係が続くのです。
地盤(地元の選挙区)、看板(長い間の知名度)、そろばん(選挙資金)の3バンはますます肥え太る一方です。新人候補は太刀打ちできないわけです。生まれながらに利権の巣窟に「天下り」。これが世襲の実態です。世襲議員は努力せずしてバッジが付けられる。ボーとしてても当選する。
いや、「当選させる」愚かな有権者がいっぱいいるのです。有権者の意識が変わらない限り、世襲議員はなくならないのです。
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