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選挙の総括(小笠原誠治の経済ニュースゼミ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/639.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 25 日 12:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

選挙の総括
http://blog.livedoor.jp/columnistseiji/archives/51731779.html
2017年10月25日 小笠原誠治の経済ニュースゼミ


 今回の衆院選での与党の大勝振りに唖然として言葉もなかった訳ですが…少し冷静になって選挙を振り返ってみたいと思います。

 与党が圧勝したのは事実。

 但し、安倍総理の人気が回復している訳ではない。

 これは寿司友田崎氏でさえ認めている事実なのです。

 従って、これまたよく言われるように、小池氏が民進党を丸飲みさえしていれば与党は大きく票を減らした可能性があったのです。場合によっては、小池総理の誕生さえも。

 但し、そのためには共産党との選挙協力も欠かせなかった、と。

 しかし、そもそも共産党との選挙協力など考えたくもないというのが前原氏であり、また、小池氏の考え方であった訳ですから、そこには自ずから見えない壁があったと思います。

 いずれにしても、それまで人気絶頂とでも言っていいほどの小池氏に逆風が吹いたことが想定外の出来事だと言っていいでしょう。

 では、何故逆風に転じたのか?

 民進党の全員を受け入れるなんてさらさら考えていないと言ったからなのか?

 しかし、それは小池氏の率直な気持ちの表れで、本来であればそれほど批判されることではないのです。

 そうでしょう?

 でも、それが躓きの第一歩。

 大体、正直なことは余り言わないのが政治家という者。それが正直なことを言うからおかしくなったのです。勘違いしないで下さいよ、正直であるというのは良いことなのですが、いつも嘘をついている人が突然正直なことをいうからおかしな展開になる、と。

 私、思うのですが、安倍政権を支持しない有権者は、小池氏のそうした排除の言動に失望したかもしれませんが、それ以上に前原氏の行動に失望というか裏切られた思いをしたのではないか、と。

 それに、信念も何もかなぐり捨てて小池氏の人気にあやかろうとした候補者たちは一体どんなものか、と。

 だからこそ、反対に立憲民主党の人気が高まったのです。

 で、そうやって野党が分裂したものだから、与党は何もしなくても圧勝することができた、と。

 それに、もう一つ大事なことは、小池氏の政策の中身の乏しさが明らかになったということも案外大きかったのではないかと思います。

 消費税凍結は良いとしても、では、財源はどうするのか何も示しませんでした。もちろん、内部留保に対する課税を検討するなんて口にはしたのですが、それが実現する可能性はほぼゼロ。

 専門家なら誰だってそう思うのです。

 原発の廃止も、どれほど本気で言っているのか、と。

 ベーシックインカムなんて、また横文字の格好の良さそうなことを言っても、これまた実現の可能性はほぼゼロ。

 大体、小池氏が、希望の党を立ち上げた大義名分は、安倍一強を倒すためということでしたが、それ全くもって説得力がありませんでした。

 都知事選や都議会選では、自民党都議連を悪者に仕立て上げる作戦が成功した訳ですが…これまでは安倍総理を少しも批判することのなかった小池氏が、突然、安倍一強を倒すなんて言い出したことが有権者にとっては分かりにくかったのだと思います。

 だって、小池氏も日本会議のメンバーであって、思想信条は同じではないか、と。

 要するに、総理になりたいだけの話なのね、と。

 全くもって薄っぺらない政治家であることが露見してしまったのです。

 あと、今回の選挙で与党を支持している若者が多いことも判明しましたが、どうして若者は与党を支持するのか?

 一見、不可思議に見えるこの現象も冷静に考えるとそれほどおかしな話ではないのです。

 若者は流行に敏感。

 米国でトランプ大統領が誕生したり、或いは欧州で民族主義的な運動が高まっているのと同じような流れが日本でも起きているだけなのです。

 我々が若い頃には、世の中を資本主義か社会主義かの二つに分けて考えることしかなかったのですが…そして、その頃の若者たちにとっては社会主義を支持するのが流行りになっていたのですが、今は、民族主義か非民族主義かで区別されるような時代になった、と。

 欧米では移民や難民の流入によって若者の職が奪われているとの意識の高まりのなかで民族主義的な運動が盛り上がっている訳ですが、日本では、中国や韓国の不合理な言動に嫌気がさして、民族主義の勢いが強まっている、と。

 要するに、安倍政権を支持するというよりも、中国や韓国のことが嫌いだからその反動として安倍政権を支持しようというだけのことなのではないでしょうか。

 いずれにしても、かつての社会主義の勢いが実を結ぶことがなかったように、今、若者が民族主義的な発想の下で保守党を支持する動きが勢いを増しているとしても、それがいつまでも続くかは分かりません。

 若者たちは、世の中の流れ、人気、流行には敏感ではあっても、本当に自分でどこまで考えているかと言えば大変疑問なのです。

 ただ、仲間外れされることを極端に嫌うので、どうしても皆に同調することを優先してしまう、と。



 以上、全く選挙の総括になっていないかもしれませんが、私が選挙について感じたところです。



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コメント
 
1. 2017年10月25日 13:02:18 : BAqWIx5MJE : Kxcana1I9t0[69]
 「朕は国家である」という程度に思っているらしい安倍デンデン総理には「森加計」問題で支持率が急落したことが退陣につながりかねないとの認識で、それが「国難」と思えたのではないでしょうか?

2. 2017年10月25日 13:04:37 : BAqWIx5MJE : Kxcana1I9t0[70]
>>1の追加です

 選挙が終わって「国難が去った」訳ですから、これは心身リフレッシュのために「盟友」とゴルフ、と言う所では?


3. 2017年10月25日 22:24:02 : KoH58Epg7c : yYIpdH3Am_4[475]
ボケ役の 小池が救う 安倍自公

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