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支持率17%が議席6割を得る仕組み 非自民分裂、低投票率、小選挙区制に支えられ(抜粋) 長周新聞⇇ハナから自公勝利決定なのに踊り狂う馬鹿国民
支持率17%が議席6割を得る仕組み 非自民分裂、低投票率、小選挙区制に支えられ 長周新聞(抜粋)
解散総選挙を巡って、昨日や一昨日の評論や評価がたちまち古びてしまうほど政局が日日流動している。モリ&カケで行き詰まった安倍自民党が解散を宣言したところから始まった今回の騒動は、その安倍自民に対抗する装いで小池新党が登場したものの、政治的には安倍自民と大差ない改憲勢力・右派政党にほかならないことや、その狙いが野党解体にあったことが民進党解党や右派糾合の過程で暴露されてきた。そして、ふるいにかけられた民進党のなかからは立憲民主党を立ち上げる動きがあらわれた。
《中略》
E 解散劇全体が謀略じみている。小池新党とか野党解体の過程でモリ&カケは吹っ飛んでしまい、批判世論にさらされるべき安倍政府は脇役みたいな顔をしている。メディアへの露出も減っている。そして、こっそりと組織戦を展開している。メディアがすべきは安倍政治の検証であるはずが、すっかり野党のごたごたに時間が割かれている。相撲でいうと横綱がネコ騙(だま)しを使ってまわしをとりに行っているようなせこい光景だ。争点なり中心問題をすり替えている。ずるい嘘や黙殺、問題のすり替えがいつも横行する。
安倍自民に鉄槌が争点 改憲勢力独占が狙い
A 支配の側の願望としては安倍自民と小池新党という右派政党の二刀流で選挙後の構想を持っていることは疑いない。どっちに転んでも改憲勢力が3分の2を占める状態に持っていくための選挙が仕組まれている。従って、有権者としては受け皿がまことに乏しい状況のなかで、どう意志表示するかが問われている。立憲民主党の善し悪しがどうかとか、他の野党がつまらないというのはわかっている。「枝野なんて、福島事故の時に“直ちに影響はありません”をくり返していた男じゃないか」という意見もある。まったくその通りだ。しかし、こうして政党への信頼が極めて乏しいなかでどうするかだ。棄権すれば思う壺なのだから。日本社会をより良い方向にもっていくために、どう判断するのかという選択の問題になる。「つまらん」といっているだけでは力にならないのも現実だ。
自民党が低得票率ながら国会で6割以上の議席を保つことができているのは、一つには非自民が分裂していることが絶対条件だ。前回選挙や前前回選挙では、自民党補完勢力の維新が民主党を食って、自民の大勝につながった。民主党の自滅でもある。今回もまた、非自民が壊滅状態に追い込まれている。安倍晋三からすると小池百合子に足を向けて寝ることなどできない関係だろう。二つ目に欠かせない条件が低投票率だ。無党派層が嫌気がさして投票に行かないことによって、絶対得票率17%(比例)の自民党が公明党の組織票に支えられて勝つ。支持基盤が崩壊しながらも勝てるのは、要するに他の政党に負けない程度に得票があれば、小選挙区では最大政党になれる仕組みになっているからだ。40%以上が棄権する「選挙」において、政党間競争で一等賞になれば、絶対得票率が17%でも議席がどっさり舞い込んでくる。そのような選挙制度になっている。
D 自民党の支持基盤について見てみたが、政党としては間違いなく弱体化している。全有権者のなかで占める得票の割合を絶対得票率というが、1950年代末には40%をこえていた。それが70〜90年代初頭には30%台前半まで下がり、90年代からは20%台に突入する。いまや比例では17%だ。これは自民党に限らず、野党にもいえることだ。これほど無様に弱体化している自民党を上回る政党がいないために、かつてなく数字としても低レベルでありながら「一強」などというものが出来上がっている。自民党以上に旧社会党の流れや野党の側が弱体化している事実にも目を向けないといけない。一言でいえば政党政治が国民から浮き上がって遊離している。自民党員の数は90年代初頭には540万人いた。それが2015年段階には100万人を割っている。国民の1%にも満たない数字だ。それが国会の6割を独占している。創価学会の票田が600〜700万票といわれているが、はるかに組織率としては上だろう。別に誉めているわけではなくて、そのように自民党という政党は国民的基盤を失っているし、野党はそれ以上に基盤が乏しいということがいいたいわけだ。
A しかしテクニックによって政権をとると、改憲、増税、戦争に向かってまっしぐらに突っ走る。この大暴走をやめさせ、安倍自民に鉄槌を食らわせるかどうかが選挙の中心争点だ。しかし同時に、なぜこれほど政党政治が劣化し腐敗堕落したのか、突っ込んで考えてみる必要がある。目の前だけ見ていると確かに自民党に鉄槌をくらわせなければならないが、その他の野党が素晴らしいなどと思っている人も殆どいない。期待する政党がないなかで、ボロボロの政党が不可解な駆け引きや離合集散をくり広げ、限られた選択肢のなかで有権者は「どっちにしますか?」と求められている。不味い飯を持ってこられて、「どっちにしますか?」といわれたら、怒って席を立つ人が居ても自然だ。拒否したくもなる。本当ならもっと期待できる政党なり政治信念を持った政治家に対して支持を表明したいのに、それができないというジレンマがある。まさに政党政治の劣化だ。有権者にとっては残酷な現実といっていい。
C 何度もいうように、自民党もボロだ。しかしもっとボロと見なされている者しか選択肢として残されていない選挙だ。無党派層が広範にいるなかで、残念ながらその展望になっていない。そして、政治が腐敗堕落したのとセットで、安倍晋三とかお友達あたりがせっせと私物化に励むようになった。低俗極まりないにもかかわらず、内閣総辞職にもならずに「丁寧に説明します」といって逃げていくようなことが許される。締まりもなければケジメもない。このような劣化状態がなぜもたらされたのかだ。これは政党政治の変遷とも関わった問題を内包している。野党についても「受け皿」としてしか見なされていない。その政治理念や姿勢が素晴らしいから支持するというよりも、安倍自民を懲らしめるために投票するという意味合いが強い。それはそれで必要かもしれないが、こんなことを続けていたのでは無党派層はますます増え、それこそ低投票率で自公が勝ち抜けていくような選挙がくり返される。
《後略》
民進が空中分解し、希望、維新が改憲に関する自民の補完勢力と考えられている上、二大政党向けの小選挙区制下で低投票率と野党の分裂状態では、最初から勝者が明らかでしょ。 低投票率は既定事実化しちゃってるし、また今回も間違いなくそうだろうし、引用にもあるように、自民別働隊の緑の狸おばはんによる、第二勢力の破壊工作も織り込み済みだったんとちゃいまっか。
だから、アベッチも安心して解散にうってでたんだろうし…。
17%っちゅー低得票・投票率と自公の組織票で少なくとも6割の議席が保障されている…。 こういう明確な大前提が存在しているのに、何でこうも立憲民主党がんばれとか言って盛り上がれるのか、私には到底理解できましぇん。 たんびに騒いでる人々は、学習能力のない回転の遅い人か、色褪せた傀儡政権無意味選挙をそうみえなくさせるための工作の人なんか?
これじゃ、宗主国(軍勢力)の出番なんぞ必要ないですね、ディープ・ステートはん。
もう結果はみえみえ。
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