結局この村上ファンド事件は、阪神が阪急に経営統合されることで、
一応の幕引きとなったが、では村上ファンドは一体何の目的で、
阪神電鉄株を買い占めたかといえば、それはズバリ、阪神電鉄の解体。
村上ファンドの背後には、政府やオリックスなどの利害関係者が仰山いて、
タイガースはオリックスに吸収合併、
更に電鉄や甲子園、阪神電鉄が持つ百貨店などの不動産を
切り売りする魂胆だったのだ。

タイガースといえば、この国最大の反体制文化。
そんな文化があることは、奴らにとって大変都合が悪い。
安倍政権下では、余計にそうだろう。
阪急に経営統合されて、この10月で11年が過ぎたが、
奴らは未だに決して阪神文化潰しを諦めているわけではない。
当時の主犯格のひとりであり、
今なお安倍政権下で権力をふるっている竹中平蔵は、
今や堂々とオリックスの社外取締役だし、ね。
また阪急という会社も、
関西テレビを通して安倍親衛隊の産経と繋がってくるのでね・・・。

個人的には、憲法改悪で奴らが煙幕を張らなければ都合の悪い時に、
この問題を再勃発させるのではないかと警戒している。
その折には、オリックスへの吸収合併はすでに決定事項で、
安倍親衛隊の吉本や読売テレビなども密接に絡んでくるのだろうな。