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与党と通じている小池希望 野党分断という大新聞の偽情報
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215593
2017年10月14日 日刊ゲンダイ 文字お越し
にわか仕立ての安倍批判(C)日刊ゲンダイ ※タイトルは紙面による
衆院選中盤に入り、「希望の党」の小池百合子代表が安倍首相批判を強めている。「このまま(自民党を)大勝させたら、日本はどうなるのか。安倍1強政治を続けさせてはならない」と声を張り上げ、「森友・加計問題でも、国民の皆さんの7〜8割が『疑惑晴れませんなあ』となっている」などと、安倍が最も嫌がるモリカケ糾弾に時間を割いている。
13日、小池は自公との大連立の可能性について、「ありません。是々非々の対応で進めていく」と否定した。ほんの2、3日前まで大連立に含みを持たせていたのに、この豹変にはア然だが、メディアの情勢調査で小池希望の失速がクッキリだったため、にわか仕立てで対決構図を強調しようと焦っているのだろう。選挙対策で言っているのはミエミエ。それに“元祖”「是々非々」の維新は今や「自公補完勢力」である。希望も同じ道をたどることになるのは目に見える。
メディアは今度の選挙を「3極構図」とし、情勢調査で「自公」が圧勝の勢いとなっている理由として、安倍自民への批判票が「希望・維新」と「立憲・社共」に割れているからだと書く。野党分断が自公を利する形になっているという解説だが、これはニセ情報だ。
確かに巨大与党に対峙するためには、野党が一つの受け皿をつくる必要があったのは事実だが、そもそも小池希望は野党なんかじゃない。与党だ。チャンチャラおかしい。有権者が安倍批判票を希望に投じたら、後で深く後悔することになるのである。
■安倍と小池は「押しつけ憲法観」で一致
12日の毎日新聞に驚くべき記事があった。今年の5月ごろ、安倍ブレーンの憲法学者が維新幹部や小池が率いる「都民ファーストの会」関係者と会食。その場で維新に対し、都議選での候補者擁立を見送るよう求めたという。その狙いは、後々の連携を見据え、維新と小池の対立を避けること。記事ではこう続く。
〈首相ブレーンの言葉は、維新との連携を小池氏に促し、小池氏が国政新党を結成した暁には協力してほしいという首相の思いを代弁したものだった〉
「協力」とはもちろん改憲への賛成だ。同記事は、過去の発言から、小池も安倍もいわゆる「押しつけ憲法観」で一致していると指摘する。今の憲法は米国占領下で制定されたものであり、だから改憲が必要だという考え方である。
今度の衆院選で希望は維新と選挙協力し、希望は大阪、維新は東京の小選挙区で候補者を立てずにすみ分けた。つまり、安倍改憲に向けた“連携シナリオ”は着々と進行中、だということだ。
「インターネット番組の党首討論の際、小池さんは、『私は安倍政権の下、国家安全保障会議の設立にも携わり、防衛大臣を務めた。外交安全保障政策は安倍さんと違いはありません』とハッキリ言いました。ああ、本音が出たなと思いましたね。小池さんは自民党の改憲草案と基本的に同じ方向を向いています。将来的に、必ず9条も変えるとなりますよ」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
■新自由主義者なのも同じ
改憲だけじゃない。小池は国家戦略特区でも安倍と歩調を合わせている。
東京都は昨年、内閣府とともに「東京特区推進共同事務局」を設置した。「国際金融都市」「待機児童の解消」をテーマに規制緩和を進める方針で、小池自身も「特区を大いに活用したい」と前のめりだ。
希望と維新の選挙協力が実現する伏線には、両党の代表である小池と松井の個人的な関係もあったとされる。2人を引き合わせたのは「特区」の旗振り役の竹中平蔵氏。弱者切り捨てでこの国をメタメタにした新自由主義の権化である。
高千穂大教授の五野井郁夫氏(国際政治学)がこう言う。
「小池さんはポピュリストの新自由主義者ですよ。『規制改革で公共経営に民間活力の手法を』などと言いますが、結局のところ『特区』というのは、利権の付け替えです。待機児童対策で保育園を増やしてというのだって、人気取りのためにやっているのと同時に、女性が働きに出ることで税収を増やすという考え方。女性活躍と言いながら、女性を経済活性化のための労働力と捉える安倍さんと同じなのです」
これでどこが野党なのか。小池は女詐欺師だ。騙されちゃいけない。
野党は枝野連合だけ(C)日刊ゲンダイ
自公と希望・維新の連携で絶望的な未来 |
詐欺師といえば、安倍が自らをかばうためのウソと言い訳がどんどんエスカレートしていることも見過ごせない。
11日のテレビ党首討論で森友学園前理事長の籠池泰典被告について、「詐欺を働く人物」と断言、小学校の名誉校長を引き受けた昭恵夫人を「こういう人だから騙されてしまった」と擁護したのだが、これはとんでもない発言だ。籠池は補助金をめぐる詐欺事件で起訴されてはいるが、まだ裁判は始まっていない。それに本人は黙秘しているのである。「何人も有罪と宣告されるまでは無罪と推定される」という、近代法の基本原則に反する。
「法律を誠実に執行するのが行政府である内閣の役割です。そのトップである総理大臣は『無罪推定』の原則を当然知っていなければおかしい。あの発言は大問題です。森友学園について安倍首相は当初、『素晴らしい教育』と持ち上げていた。ところが風向きが変わると籠池さんを冷酷に切り捨てた。自分に都合が悪くなると、つじつまが合わなくても発言を変えていくのが安倍首相です。そのためなら人を蹴飛ばし、平気で法律違反をする。そういう人間だということがあらためてよく分かりました」(金子勝氏=前出)
籠池を悪者にすることで、自分はイケシャーシャーと被害者ヅラする。秋葉原の都議選応援演説で、聴衆を指さして「こんな人たち」呼ばわりしたことでも分かるように、安倍は自分ファーストで国民を見下す、人権意識のかけらもない、人でなしだ。
こんなおぞましい人非人が長期にわたって権力を握り、国を統治し続ければ、この国は必ず道を誤る。国民より国家がますます優先され、金持ち優遇で弱者が切り捨てられ、平和憲法がズタズタにされる。
■上から目線の価値観の押し付け
小池希望も安倍自民もどちらも勝たせてはダメだ。「安倍は嫌」という断罪票は、枝野リベラル連合に集約させるしかない。国会で立憲主義の火を燃えたぎらせ、暴走する権力に歯止めをかけてもらわねばならない。「うちの選挙区には立憲民主の候補者がいないし、共産党はちょっと……」という人も、今回ばかりは消去法でという選択もある。そう考えなければならないほど、自公と希望・維新の連携はこの国にとって絶望的な未来なのだ。
「自公に希望と維新で衆院の3分の2議席を獲得すれば、改憲を発議できてしまいます。希望は他者の意見を認めず、気に入らない者は排除するような政党ですから、現状の自公政権よりさらに強権的な政治が行われることになるでしょう。国粋主義者と新自由主義者たちが、いま以上に大手を振ることになる。金持ちはいいかもしれませんが、普通の人たちが生きにくい社会になるのは間違いありません」(五野井郁夫氏=前出)
13日、枝野は街頭演説で「一握りの人が、上から目線で自分たちの価値観を国民に押し付けるのは政治ではない」と訴えた。
その通り、である。
与党と通じている小池希望 野党分断という大新聞の偽情報|政治|ニュース|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/IFNrnYWlE9 pic.twitter.com/1wPOKhC933
— ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2017年10月14日
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