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安倍総理退陣がなければ小池都政も終わりになるー(田中良紹氏) 
http://www.asyura2.com/17/senkyo234/msg/119.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 10 月 14 日 15:15:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

安倍総理退陣がなければ小池都政も終わりになるー(田中良紹氏)

http://www.twitlonger.com/show/n_1sq8i4c
14th Oct 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks


総選挙の序盤情勢について報道各社の世論調査で自公が300議席を超す勢いである。

民進党から分かれた二つの勢力のうち希望の党は伸び悩み

立憲民主党は公示前を倍増させる勢いと言う。

 選挙前の経緯を振り返ればさもありなんと思うが、

今回の総選挙の最大のテーマは妻と友人を守るため前代未聞の解散を行った

安倍総理を続投させるかどうかにある。

従って自公の数がどうなるかより自民党が単独過半数233を維持するかどうかが

焦点となる。自民党が233議席を割り込めば安倍総理退陣の流れが生まれる。

 しかし自民党が233議席を上回り安倍総理退陣が実現しなければ、

安倍政権打倒を掲げて希望の党を立ち上げた小池東京都知事の政治力に疑問符が付く。

勝負師が勝負に敗れれば影響は都政に及ぶ。

敵対する者はここぞとばかりに攻め込み、都知事としての先行きは危うい。

それを分かったうえでの決断だと思うから勝負の先行きを見守るしかない。

 希望の党が登場する以前の政治構図なら安倍総理続投は間違いなく可能だった。

だから解散の大義などなくても安倍総理は解散に踏み切った。

ところが希望の党の登場はその思惑を吹き飛ばす。

なぜなら現実に政権交代が可能な政治構図が出来上がったからである。

 フーテンから見ると多くの国民は「55年体制」時代に培われた

「保守・革新一騎打ち」の思考から抜け出ていないように見える。

米国の言いなりに平和憲法を変えようとする保守と平和憲法を守り

自立しようとする革新のイメージで日本政治を捉えている。

 しかし55年体制末期の永田町を取材し、

また冷戦後に世界を一極支配しようとした米国政治を見てきたフーテンにとって、

それは「作られたイメージ」に過ぎない。

自民党は米国の言いなりに平和憲法を変えようとしてきたわけではないし、

社会党も自民党から政権を奪おうとしたことなど一度もない。

 世界最強の軍事経済大国である米国は今もこれからも日本を支配し続けようと

考えている。冷戦時代にあって平和憲法はそれに抵抗する手段であり、

自民党は社会党に護憲運動を促し平和憲法を盾に米国の軍事的要求をかわし続けた。

それが日本を経済大国に押し上げ米国を圧倒した。

 米国は冷戦が終わるとそうした構造を一変させる。

日本に憲法改正させて再軍備させるのではなく平和憲法を守らせて

永遠に米国の軍事支配下に置き、米国に依存せざるを得ないようにして

米国に経済的利益を吸い上げる。これが冷戦後の日米関係の基本である。

 安倍政権の集団的自衛権行使容認やTPPへの積極参加はその要求に応えたもので、

かつての自民党とは正反対である。

安倍政権は平和憲法を変えずに米軍に全面協力し、

TPPで米国の要求に最大限応える。

それが「安倍一強」であるため歯止めが効かない。

昔の自民党は社会党の議席を減らさずに歯止めをかける抵抗の政治術を持っていた。

 政権与党になればその日から世界最強の軍事経済大国と渡り合わなければ

ならないが、社・共に代表される野党は正論を主張するだけで

立ち向かう手段を持たない。だから野党であり続けた。

社会党は過半数を超える候補者を立てず、

共産党は全選挙区に候補者を立てるが、政権を取らないことを前提にしていた。

 冷戦が終わってイデオロギー対立の時代ではなくなった。

欧州の共産党は選挙協力によって政権に参画する道を選び、

中でも有名なのはイタリア共産党が参加した「オリーブの木」による政権交代だった。

それがようやく日本でも実現するかに思われたのが今回の選挙である。

2年前の安保法制強行採決を見てようやく共産党が選挙協力に転じたからだ。

 自民党は実は選挙に強くない。公明党が小選挙区に候補を立てず

自民党候補に投票するから勝てる。

共産党が公明党と同じ役割を担えば政権交代は確実に起こる。

しかし一方でイタリアと違い米国と日本の関係は特別の支配従属関係にある。

自公政権を破った新政権が直ちに安保法制廃止を打ち出せば米国が黙ってはいない。

政権は短命に終わる。
 

 安倍政権を打倒するには安全保障面では現状を継続させながら

しかし実質的に歯止めをかけるのが最も現実的である。

そのため民進党を現実派とリベラル派の二つに分け、

リベラル派と社・共が一つになりかつての社会党の役割を担わせ、

現実派は保守中道路線で自民党支持者の票を奪い政権交代を目指すシナリオが

考えられた。

 ただし一気に政権交代するには風を起こす必要があり、

希望の党の代表として小池百合子東京都知事が選挙に出馬し、

都知事の後継者を用意する必要がある。

また出馬しない場合には首班指名候補を明示する必要があった。

しかしいずれの道も小池氏は採らなかった。

また民進党を分けるのに「排除」と言ったことが排除された立憲民主党に

同情を集め希望の党には批判が集まった。

 それが希望の党を低迷させ立憲民主党に勢いをつけさせた理由である。

また共産党が希望の党を自民党補完勢力として敵意をむき出しにし、

「1対1」の選挙協力に持ち込めなかったことが自公を優勢にした。

そこで選挙情勢がこのままなら小池氏の都知事としての先行きも怪しくなる。

 豊洲の移転問題では自民党と共産党を敵に回し、

オリンピック問題では森元総理と敵対しているため、

選挙で結果を出せなければここぞとばかりに攻められる。

勿論、そうしたことも分かったうえで小池氏は最終的な決断を行ったと思うが、

フーテンにはその先のシナリオが見えない。

 総選挙の論戦を聞いてフーテンが最も違和感を持ったのは共産党が

「平和憲法の基本は9条2項にある」と言ったことである。

フーテンは平和憲法の基本は憲法前文と9条1項に書かれた「戦争放棄」にあると

考えている。あらゆる紛争を武力で解決しないということだ。

 しかし2項にある「戦力不保持」と「交戦権の否定」は

マッカーサーが書き加えたもので日本を米国に隷属させる条項と認識している。

安倍総理は「集団的自衛権を認めたら米国は全く憲法改正を要求してこなくなった」と

ジャーナリストの田原総一朗氏に語ったそうだが当然である。

米国にとって日本を自立させる憲法改正は必要ない。

むしろ憲法改正させずに自衛隊を米国の要求通りに動かせればそれで良い。

 だから2項を削除させない。だから安倍政権は2項を削除せず3項に

自衛隊を明記すると訳の分からないことを言う。

米国の奴隷になるための屁理屈である。

2項を削除させないと主張する共産党はそれと変わらない。

 憲法を巡る国会の論戦でかつて共産党の野坂参三氏は

専守防衛の軍隊を持つ必要を説き、吉田茂総理は非武装の理想を説いた。

日本の非武装を説いていたのは野党ではなく占領軍のマッカーサーであり

吉田元総理だった。

それがいつの間にか野党の専売特許になる。

しかし冷戦後の国際情勢や日米関係を見れば日本は専守防衛に徹する軍隊を持ち、

在日米軍基地と日米地位協定を見直す必要があるとフーテンは思う。

 従ってこの点でフーテンは共産党とも安倍政権とも見解が異なる。

共産党がこの選挙で野党共闘に踏み込めない理由がそれだとすれば誠に残念である。

冷戦後の米国の対日政策を検証し国際情勢と絡めて考え直してもらいたいと思う。

 そうしないとそれでなくとも冷戦後の政治体制に出遅れている日本は、

冷戦時に見事な政治術を駆使した過去の遺産を食いつぶすだけになってしまう。

政治家にはその点について十分論じてもらいたいと思うが、

国民にはもう一度この選挙が妻と友人のため

衆議院議員全員の首を切った選挙であることを思い出していただきたい。


 

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コメント
 
1. 2017年10月14日 15:57:21 : XIsvNAajdE : BEm0er9qaBs[65]
>民進党を現実派とリベラル派の二つに分け

こいつの中で「リベラル」の定義はどうなってるんだ


2. 2017年10月14日 16:06:44 : s3B2g5Yzyg : uDTaqBewHjQ[184]
田中良紹の考えに賛成だな。

>> 国民にはもう一度この選挙が妻と友人のため
>> 衆議院議員全員の首を切った選挙であることを
>> 思い出していただきたい

今はこれに尽きる。


3. 2017年10月14日 16:20:33 : NaXgEKPnHg : f07XSFrqaHA[1]
小池は「立憲や無所属の候補者に報道陣の目の前で、排除を謝罪した上で打倒安倍のための協力を求める」くらいのぱパフォーマンスしないとジリ貧になる可能性がある
ともかくマスコミに話題を提供し続けないとね

4. 2017年10月14日 16:37:59 : s3B2g5Yzyg : uDTaqBewHjQ[185]
>>03

それをやってもマスコミは更に批判するだけ。

誰かが書いていたが「排除」というのも
マスコミがことさら大きく膨らませた
イメージだからマスコミが今更それを変える
ことなど絶対ない。

マスコミを信用したらますますドツボにはまるだけ。

このまま何のための解散だったのかそれを
訴え続けたほうがいい。
ほとんどの野党がそこを突いているわけだから
それが一番有効だと思うな。



5. 茨城市民[33] iO@P6Y5zlq8 2017年10月14日 17:33:37 : TKJKeahKkI : y8K@SRsQn8U[43]
>4.
 誰かが書いていたが「排除」というのもマスコミがことさら大きく膨らませた

〇そのとおり
 入党に関し「排除」など、どの政党でもやっていることで大騒ぎするものではない。イタリアのオリーブの木の例が出るが、それは共産党も入った政党の連合であって、個人の連合ではない。どの個人でも参加できたわけではない。
 そして醜いのは、マスゴミと一体となって共産党とか革新と言われている人たちも希望の党叩きに熱心に参加していることだ。この方向が、誰を利するかは明らかだ。
 選挙戦は終わったわけではない。戦後最悪と言われる安倍政治を止めさせるため、小生は希望の党を応援したい。そして、希望の党がだめなら次の選挙で変えればいいと思っている。


6. 2017年10月14日 18:48:09 : XIsvNAajdE : BEm0er9qaBs[67]
そうそう。希望の党なんてブラック政党は当選したら後ろ足で砂ひっかけて離党すればいいんだから、今は自公の議席をひとつでも減らせるよう努力すべきだね。

7. 嫌韓[1683] jJmK2A 2017年10月15日 08:48:51 : kvJVB4ejig : 5K6k@OaRit4[4]
>国民にはもう一度この選挙が妻と友人のため
  衆議院議員全員の首を切った選挙であることを
  思い出していただきたい

そうだろうか?
解散の前にはモリカケも下火になり、
内閣支持率も不支持率を上回ったと記憶しているが・・・

解散など打たなければ、だれも話題にしないレベルになっていたと思うよ。

政策で勝てないパヨクは、まだモリカケにすがっている。
誠に見苦しい。

所で、選挙日当日、小池はパリの下らしいね。
ほこの都政は放り出しても、この日はパリに行くそうだ。

小池の見切りは流石だね。


8. 2017年10月15日 09:19:23 : j32Ay7AMVY : ddy6l9nf5dI[4]
今回の一連の流れを見ていると、小池新党が出来た時、共産党がその政策に安易に反応してしまったのはやはり大きい。

勿論、心情的に自民補完勢力だと言うのは簡単だとは思います。

勿論そう批判する事で共産党の人気は高まることでしょう。民意を代弁してくれるのですから。しかし、その発言が結果として野党を分裂する事に繋がるのであるならば、例え民意の代弁者だとしても頂けない。

何故なら、政治家とは民意の代弁者ではなく、民意を実現する為の代表者であるべきだから。

その民意の実現者としての立場に立つならば戦略的思考を持って政権交替を目指さなければなりません。

人気のある政治家が民意を代弁する時、大衆はそうだそうだと簡単に流されてしまうのですから。

その流されやすい大衆心理とその行き着く先を見極めながらその方向性を決める役割を担うのが共産党含めた野党政治家の役目。

勿論、共産党だけではなく全ての野党議員に同じ事が言えると思いますが、公言している通り、本当に本気で自公政権を倒したいのであれば、本来ならこの様にいう方がいい。

希望の党は確かに政策的には自民と同じかもしれない。しかもその立ち位置は完全に自公せの補完勢力である。
しかし、それでも表向きは野党なのですから、細かな政策は一旦脇に置いてでも全ての野党が協力して安倍政権を打ち倒しましょう。

因みにこれは実際に同じ事を共産党が野党共闘の為に宣言した言葉です。

確かに、安保法制に関しては野党共闘の一丁目一番地な事は分かります。

しかし、重要政策、細かな政策を野党共闘の踏み絵にするのではなく、最重要課題は安倍政権を倒す事。これ以外に踏み絵などありません。

倒さない限り、政策に重要も細かいも無いのですから。それ以前に全てが実現出来ませんから。

立憲民主党の枝野氏は排除の論理は適用しないといい、自由党の小沢一郎も結集と分かりやすく言っている。

しかし、肝心要の大所帯である希望と共産が好き嫌いで分離してはどうにもなりません。

確かに、相容れない譲れない部分がある事は分かりますが、政治家という立場が民意の実現者だと完全に自覚していたたげるのであれば、国民の為に好き嫌いなど克服しなければなりません。

何しろ最大の民意は各党の主義主張ではなく、最優先の願いは今現在既に行われている安倍政権の暴政を止める事なのだから。

個人的な要望。
排除の論理を適用しない立憲民主党の枝野氏と結集を謳う小沢氏。この両名の立ち位置は素晴らしいが、排除の論理や結集を謳うのは決して受け身の立ち位置ではない。
待ちではなく積極的にその姿勢を他どうに持ちかけて欲しい。

共産党、希望は安倍政権を倒すという同じ志を公言しているのであるから、別々に歩むのではなく、どうしたら協力出来るのかを模索して欲しい。これは共産アレルギーの前原氏も同じ。特にこの前原氏は死んでも死に切れない云々言う前に、足し算を覚えて頂きたいと願います。

足し算が必要と解きながら自らが率先して引き算してどうするの。

本人の意図は中々理解されない政治家の筆頭が小沢一郎だと思いますが、その要約された言葉には実は全ての要素が含まれている。

結集、そして国民の生活が第一。

この単純な言葉が全てであり、結集とは文字通り結集なのであり、例外はないという事。

言いたいことを書いたらつい長くなってしまいました。

都民


9. 地下爺[591] km6Jupbq 2017年10月15日 19:07:08 : F8wPZQzmYo : F4K4j5cqXzU[263]
嫌韓


  君は この手の バイト かね。

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 1記事 50円 が高いのか 安いの よくわからないが
 
 教えてくれるかね?


10. 2017年10月15日 23:31:20 : ztQPQj7kJE : obbzCrFObMo[442]
03さん 08さん
>おっしゃる通り。

小池百合子は、もうここまで追いつめられたらこのセリフを言うしかない。
まさに窮鼠猫を噛むだ。
「皆さーん、アベ政権辞めさせたいんでしょう?だったら自民党に入れないで希望の党に一票入れて下さい。そうしないとこのままではまたアベさんは居座りますよー。それでもいいんですかー?」半ば脅しのような言い方でこれを何回も繰り返し叫んで戦うしか残された術はない。
ここに来ての希望の党の負け過ぎはマズい。自公をボロ勝ちさせてはならないから有権者としても悩ましい所だ。

民主党に政権交代する前の総理大臣は麻生だった。<アベが職場放棄した後釜として>、それでも今のアベの悪質さに比べたらまだマシだった様に思う。
なのにどうしてそのアベ政権のボロ勝ち予測が出るのか、どんな作用が働いてそうなるのか、解せない。
アメリカのメディアが「安倍首相は北朝鮮を利用している」と言っていた。おかしなサイレン鳴らして国民に屈辱のダンゴムシポーズさせたり、電車を止めたり恐怖を煽るだけ煽って楽しんでいる様な狂った人間をいつまでトップの座に据えておくのだ。日本人もアベと5年も一緒にいるうちに狂ってきたのだろうか。

この機に及んでもまだ連合の顔色伺って「共産党がー」といって野党共闘の足並みを乱した者は、本気でアベ政権を倒す気などハナからない連中だったとみていい。
どの野党もそれぞれの思惑<党内事情>や利害で動き、一筋縄ではまとまらないという事が今更のようによくわかった。これをひとまとめにしようと試みた小沢氏の苦労は尋常ではなかっただろうと思う。
前原の様な曲者には煮え湯を飲まされたような格好になったが。


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