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選挙制度を再考の時期か、政治の過渡期か
https://www.nikkansports.com/general/column/jigokumimi/news/201710110000237.html
2017年10月11日10時17分 日刊スポーツ
★小選挙区制度はオセロゲームのように比例代表での得票が伸び、得票数以上に議席を増やす場合がある。それは2大政党制を意図的に促し、政権が移り変わりやすい環境をつくることを前提に作られた制度だからだ。いわゆる55年体制とは自民党に対して社会党、公明、民社、共産の4大野党が社会党を軸に対抗する構図だった。それは何度選挙をやったところで変わりがなく、政権交代が起こりやすくなるようにと、こんな制度が生まれたといってよい。
★しかし、小選挙区比例代表制が生まれて以降、2大政党が確立されたことはなく、民主党がそのような形を作りかけては、くじける状況の繰り返しだった。この選挙が始まる前、自民党からは安倍1強政治の弊害が言われ、野党が強くならなければ、政治のレベルが下がるという危機感の声が上がる。つまり野党が弱いと、与党が慢心して全体の緊張感に欠けるというのだ。保守2大政党を作るべきという発想自体は、間違いではなかった。
★ただ、小選挙区時代に突入してから生まれた政党の数も増えている。時代と制度が2大政党制を希求しても、現実の政治は絶えず2大政党に対して第3極を模索するものになる。そして今回。解散の方向が決まってから、新党が2つも生まれる異例な選挙戦となった。3極に分かれて分かりやすくなったという人もいるが、実態はより複雑になったともいえる。
★同時に2大政党が対抗するばかりではなく、連立を視野に入れる立ち位置を訴える党も出始める。これではこの制度自体が、時代に合わないのではないか。また今回、異例ながら無所属議員が増えたが、政党政治を前提にしない候補者にこの小選挙区制度は冷たく、候補者の公平性も担保しにくい。制度設計を再考する時に来たのか、それとも政治の過渡期なだけなのか。(K)※敬称略
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