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自民と希望の党 戦前も「保守2大政党制」で国は破滅した 金子勝の「天下の逆襲」
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215239
2017年10月10日 金子勝 慶応義塾大学経済学部教授 日刊ゲンダイ 文字お越し
前原代表は民進党を解体し「希望の党」に売り払ってしまった/(C)日刊ゲンダイ
「希望の党」の誕生に対して、「これで日本も政権交代が可能な保守2大政党制になる」と期待する声があった。しかし、保守2大政党制になれば、本当に政策論争が活発になって政権交代が起き、日本の政治がよくなるのだろうか。
実は、戦前も日本は保守2大政党体制だった。大正デモクラシーによって政党政治が盛んになり、「政友会」と「民政党」との間で頻繁に政権交代が起こった。しかし、その実態は、保守2大政党の間に大きな違いがないために、政策の優劣ではなく、スキャンダル暴露合戦によって政権交代が起きるというものだった。
その間、治安維持法などによって、左派やリベラル政党が排除されていったために、国民は選択の余地がなくなり、事実上「政友会」か「民政党」のいずれかを選ばざるを得なかった。
結局、政党は国民の信頼を失い、政党不信を招き、右翼や軍部の台頭を許すことになった。とりわけ、1927年の金融恐慌と30年の昭和恐慌に対して、政党が解決策を示せなかったことが致命的だった。行き着いた先が、政党政治の崩壊とドロ沼の戦争である。国民の信頼を失った政党は、挙国一致内閣によって連立を組み、その後、大政翼賛会という道をたどる。
現在の日本の政治状況は、当時と似ている点が多い。「失われた20年」によって日本の経済は衰退しているのに、政治はまったく処方箋を提示できないでいる。「構造改革」「大阪都構想」「アベノミクス」「東京大改革」とポピュリズム政治によって深刻な日本経済の実態を覆い隠そうとしただけだった。
そうした中で、民進党の前原代表は、「保守2大政党による政権交代が必要だ」「民進党は左に偏り過ぎだ」と民進党を解体し、「希望の党」に売り払ってしまった。
しかし、このままでは戦前の繰り返しになるのではないか。「自民党」と「希望の党」は、政策の違いがまったくないからだ。違いがないのだから、政策の優劣による政権交代は起きないだろう。ポピュリズムとスキャンダル合戦による政権交代が起きるだけである。
最後は、政党に対する不信感だけが多くの国民に残ることになるだろう。
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— 宮澤 望 (@yuakira1) 2017年10月10日
保守2大政党言う人々は、日本が戦争突き進んだ歴史知らないのだろうか。入試に出ない、と?@tim1134 @iwakamiyasumi
「小池百合子と下僕たち」・・・
— ブラックショコラ(一般人) (@free_justice_bl) 2017年10月10日
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