http://www.asyura2.com/17/senkyo233/msg/682.html
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皆さん、いろいろおかしいと思いませんか。何か息苦しくありませんか。
「国難」、危機騒ぎのことです。
朝鮮は核実験を「強行」し、「ミサイル」試射を繰り返している。ICBM完成・配備も遠いことではない・・
米大統領・トランプ氏は「先制攻撃の可能性を排除しない。対話は時間のムダだ」と言い、
日本国首相・安倍氏も「今は対話のときではない。更なる圧力を加えるべきだ」、と叫ぶ。
これでは解決の糸口も見えない。いつまでも不安で息苦しい気分が続くままです。
たしかに、じっさいのドンパチの可能性はそれほど大きくないかも知れない。
米高官・元高官らの、「核・通常戦争とも現実にはありえない(被害が大きすぎる)」という発言も一部報道されています。
(その他にも、メルケル、習近平など。)
しかしそれもほんの一部で、日本マスコミの圧倒的論調は「不安だ、心配だ」です。
でも、解決の糸口も見えない問題をいつまでも、危機だ・国難だとわめき立て、また、不安だ・心配だと言い続けるのって、どうかしていると思いませんか。
聞かされるほうは、ただわけもなく息苦しく疲れるだけです。何か変です。
◇◇
何か変なのは、われわれの聞かされていることが世界の大勢、国際社会の常識からかけ離れているからかも知れない。
「国際社会」は、米・英・NATOや日本だけのことではない。
単純に国の数だけでいってみよう。
「制裁決議」は、国連の中で「国際の平和と安全の維持」を坦務するところの安保理レベルのことだ(=15カ国)。
総会レベル(193カ国)ではそうはならない。安倍が制裁履行を訴える演説をするとか、トランプが各国と個別会談をする、ということはあったが。
一方、上記安保理総会と時期を同じくして開かれた「G(グループ)77閣僚会議」では、朝鮮にたいする制裁を非難し解除を求める宣言が採択されている(=77カ国)。
↓
『G77閣僚会議、朝鮮に対する一方的制裁を排撃する宣言を採択』
【平壌9月26日発朝鮮中央通信】
77カ国グループ(G77)閣僚会議が22日、国連本部で行われた。会議には、G77加盟国の外相と代表が参加した。
朝鮮代表団団長である李容浩外相が会議で演説した。
会議では、G77加盟国の一致した、原則的な立場が反映されたわが共和国に対する一方的な制裁を排撃する宣言が採択された。
宣言は、朝鮮の発展と繁栄に否定的影響を与える一方的な経済制裁に反対するということを再確認し、このような見地から制裁措置を即時解除することを求めると強調した。
(http://blog.livedoor.jp/tabakusoru/archives/65915748.html 同じページで李容浩外相演説も読めます。)
また、昨年のことになりますが(今年は開催がない)、第17回非同盟諸国首脳会議でも、その最終文書および「マルガリータ宣言」で同旨のことが決議採択されています。(104カ国参加。加盟は120カ国、オブザーバー27カ国。なおこのときも同様のG77決議がされている。)
最終宣言について http://tabakusoru.web.fc2.com/taigai2016092800.html
マルガリータ宣言日本語訳 http://venezuela.or.jp/embassy_web/wp-content/uploads/2016/10/20161012_Declaracion_Cumbre_MNOAL_japones.pdf
◇◇◇
安保理15カ国にたいして、77カ国ないし100カ国以上のちから。
単純な数の比較ですが、少しだけ、気持ちが明るくなりませんか。
(なお、先の見えない拉致問題解決にも同じ苦しい気分がつきまとい、そのもとには同様の問題があると思います。)
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