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希望は自滅し安倍は厚顔居座り 選挙後は改憲大政翼賛会
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/215117
2017年10月7日 日刊ゲンダイ 文字お越し
このままでは翼賛政治へ一直線(C)
「倒幕がはじまるのかと思っていたら、応仁の乱みたいにぐちゃぐちゃになってきた」
10・22総選挙は、細川護熙が指摘した通り、まさに「応仁の乱」さながらになっている。「応仁の乱」の特徴は、誰が敵なのか味方なのか、そもそも、なぜ戦っているのか、当初の目的さえ分からなくなったことだ。
本来、この選挙は安倍政権の是非を問うものだったはずである。安倍首相は「いまなら勝てる」と解散したが、大義がなく、あまりにも自分勝手な解散だったために批判が噴出し、自民党は苦戦必至とみられていた。
さらに、野党が「希望の党」に結集すると合意したことで、政権交代の可能性が高まったと世論も沸き立った。
ところが、小池百合子が「排除の論理」を掲げたために、民進党は「希望」「立憲民主党」「無所属」と3分裂。倒閣どころか、誰が敵なのか分からないグチャグチャの選挙戦になってしまった。結果的に「希望」も失速している。
野党が結集していたら政権転落の恐れがあった安倍首相は、いまごろ高笑いしているに違いない。
まだ「公示」前だが、ハッキリ見えてきたことは、選挙を戦う「安倍自民」と「小池希望」が、選挙後に手を組む可能性が極めて高くなっていることだ。小池代表は、自民党と連立する野望を隠さなくなっている。5日には、1994年に発足した“自社さ”政権を持ち出し、「水と油で手を結んだことを首相指名という言葉で思い出した」と、思わせぶりな発言をしている。
「当初、小池知事は女性初の総理大臣になることを夢想していたのだと思う。でも、希望の党は過半数を取れそうにない。だったら、自民党と連立を組んで権力に加わった方が得策だと考え直したのでしょう。方針転換したことが、言葉のはしばしに表れています。安倍首相にとっても、希望との連立は願ったりかなったりでしょう。宿願である“改憲”を実現するためには、3分の2の議席が必要だからです。もともと、安倍首相と小池知事には、思想信条の違いはない。選挙後、一気に連立政権が誕生する可能性がある。すでに選挙後を想定しているのか、安倍首相は小池知事の悪口を口にしていません」(政治評論家・本澤二郎氏)
立憲民主党はどれだけ票を集められるのか(C)日刊ゲンダイ
2人のの独裁者に支配される恐怖 |
自民と希望の大連立が成立したら、この国の政治はどうなるのか。
安倍首相と小池知事の2人が政界を牛耳る恐ろしい事態になる。「改憲」も推し進めていくに違いない。これまでも安倍首相は、改憲に必要な3分の2の議席を持っていたが、希望と組んで3分の2を確保することは、これまでとはまったく意味が違う。
立正大名誉教授の金子勝氏(憲法)はこう言う。
「自、公、維の3党を足すと、これまでも衆参で3分の2を超えていました。でも、公明党が多少はブレーキ役になっていた。安倍首相は公明党の顔色を見ながら、恐る恐る改憲を進めざるを得なかった。しかし、希望の党と組んで3分の2を確保したら、もう歯止めは利かなくなるでしょう。リベラル勢力を排除した希望の党は、保守色が強まっているからです。自民と希望の連立は、文字通り“保守2大政党”による大連立になる。公明党の顔色など気にせず、憲法9条も含めて、一瀉千里に改憲を推し進めていくはずです」
安倍首相は、街頭演説で改憲にまったく触れず、選挙の争点にもなっていない。しかし、これまでも選挙が終わった途端、国民に信任されたと、「安保法」や「共謀罪」を強引に成立させてきたのが安倍首相だ。国民が「聞いてないよ」と声をあげても、数の力で強行することは目に見えている。
自民と希望の大連立が成立したら、国民生活も大きく変えられていくだろう。
「安倍首相と小池知事の共通点は、個人の“私的領域”や“思想信条”にまで踏み込もうとすることです。安倍首相は、道徳を教科化し“価値観”を押しつけている。小池知事も、家庭内での喫煙を禁じる条例を成立させた。個人の価値観にまで干渉するのは、独裁者の特徴です。安倍首相は、国民を『こんな人たち』呼ばわりし、小池知事は、都民ファーストの都議が飲み会をすることも禁じている。自民と希望が連立し、安倍首相と小池知事の2人が権力を握ったら、国民生活は相当、息苦しくなりますよ」(本澤二郎氏=前出)
大手メディアは、この選挙を「安倍自民VS小池希望」の構図のように報じているが、有権者は選挙後のことまで頭に入れて投票しないと大変なことになる。
投票率がアップすれば立憲民主が躍進 |
10月22日の総選挙、有権者は絶対に自民と希望に3分の2の議席を渡してはダメだ。
こうなったら、なにがなんでも「立憲民主党」などの野党勢力に3分の1以上の議席を与えるしかない。小池知事の「踏み絵」を拒否した、骨のある連中が結成した立憲民主党を躍進させれば、安倍・小池コンビの野望にストップをかけられるはずである。
現在、選挙情勢はどうなっているのか。日本全国の選挙情勢に通じている政治ジャーナリストの泉宏氏はこう分析している。
「一つ一つの選挙区を分析し積み上げていくと、現時点での予想は、自民239、希望100、公明34、立憲民主29、維新25、共産22、社民2、大地1、無所属13です。今度の衆院選は、投票率が低くなる恐れがあります。あまりに混乱した選挙になったために、有権者はどこに一票を投じればいいのか分からなくなっている可能性が高いからです。と同時に、野党勢力が分断され、政権交代の可能性が低くなったことで熱気が冷めてしまった。もし投票率がアップしたら、この予想も大きく変わってきます」
立憲民主党が躍進するかどうかは、すべて投票率にかかっている。有権者が投票所に足を運べば、ドラスチックな選挙結果になる。
前出の金子勝氏はこう言う。
「選挙の勝敗のカギは、全体の4割を占める無党派層が、投票に行くかどうかです。無党派層が眠ってしまえば、自民党が圧勝するでしょう。逆に、無党派層が決起すれば、立憲民主党などの野党勢力が大きく議席を伸ばす。最近の都議選を見ると、投票率が50%を割ると自民党が勝利し、投票率が50%を超えると自民党は敗北している。衆院選も同じでしょう。もし、投票率が60%を大きく超えれば、立憲民主党は躍進すると思う。立憲民主党が国民に支持されたとなれば、選挙後、希望の党の公認をもらうために仕方なく“踏み絵”を踏んだ、かつての民進党議員たちが、次々に戻ってくるはずです。そうなれば、野党勢力は3分の1を確保できるはずです」
もともと10・22総選挙は、自民党に逆風が吹き、野党4党が選挙協力すれば、十分勝負になるはずだった。なのに、モリカケ疑惑が争点から消え、民進党は解体され、選挙後に<自民・希望>の大連立で改憲など、許されない話だ。安倍首相を居座らせて本当にいいのか。有権者は怒りの一票を投じないといけない。
希望は自滅し安倍は厚顔居座り 選挙後は改憲大政翼賛会 https://t.co/bidWllOuVU( ..)φ重要「選挙後に<自民・希望>の大連立で改憲など、許されない話だ。安倍首相を居座らせて本当にいいのか。有権者は怒りの一票を投じないといけない」
— 桃雪 (@momoyuki1968) 2017年10月7日
■壊憲・専制政治・独裁反対、立憲政治を! 「頭の乏しい…こんな人たち」呼ばわりされた皆さん、結集を!(https://t.co/QQpSVRBJd9) 『希望は自滅し安倍は厚顔居座り 選挙後は改憲大政翼賛会』(https://t.co/LqSNNi2Snx)/「ぐちゃぐちゃに…」
— AS (@ActSludge) 2017年10月8日
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