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2017年10月1日(日)
「希望の党」 本性はっきりしてきた
志位委員長が会見
http://www.jcp.or.jp/akahata/aik17/2017-10-01/2017100101_02_1.html
日本共産党の志位和夫委員長は30日、民進党の希望の党への「合流」をめぐり、同党代表の小池百合子都知事が安全保障、憲法観で一致しない人物は「排除する」と発言していることなどについて記者団から問われ次のように語りました。
一、希望の党の本性が、はっきりしてきたと思います。結局、(希望の党が、民進党出身の候補を公認するかどうかについて)露骨な選別を始めたわけです。その基準は安保法制と9条を含む憲法改定に賛成することです。一番要のところで自民党の補完勢力としての姿がはっきり出てきたということだと思います。
一、希望の党は維新の会との連携も言い始めました。しかし、維新の会が果たしてきた役割は文字通り自民党の補完勢力です。最近でいえば「共謀罪」法の強行採決を自公とともに行いました。そういう維新との同盟を始めたというのも自民党の補完勢力としての性格を示すものだと思います。
自公の補完勢力同盟ができるということです。私は希望の党に希望は託せないということがいよいよはっきりしてきたなと思っています。そしてこうした動きが非常に大きな矛盾を広げていかざるを得ないと思います。
一、(今度の総選挙が「自民か希望か」の政権選択選挙といわれていることについて)「自民か希望か」といっても中身は変わりません。一番の中心点、安保法制の問題や憲法の中身は変わらない。ですからこれは偽りの対決だと思います。どっちが勝ってもいまの悪い政治が続きます。
私たちはこういう状況の中でも市民と野党の共闘を追求したいと思っています。社民党のみなさんとの間では選挙協力の合意ができ、選挙区調整も行われてきています。さらに私たちは、こういう状況の下でも勇気をもって共闘の道を歩もうという方々には、しっかり協力・連携をはかっていきたいと思っています。そういう方々が広がっていくのではないでしょうか。
一、(民進党の中から別の新党を模索する動きもあることについて)これはそれぞれの(前)議員、候補者の方がお決めになることですが、いまの希望の党への合流の動きとは一線を画して、本当の共闘の道を進み、安倍政権と正面から対決する姿勢をしっかり貫こうとする方々、安保法制を廃止し、立憲主義を回復するという共闘の「1丁目1番地」の大義にたって行動しようというみなさんが新しい流れをつくるのだとすれば、私たちは歓迎です。
もしそういう流れがおこったとしたらぜひ連携していきたいと考えています。
私たちは共闘については常にオープンです。私たちのほうから門戸を閉ざすことはしません。共闘について、さまざまな経過があったとしても、それを乗り越えて、安倍政権を本気で打倒する、安倍政権に代わるまともな政治をつくっていくという本当の意味で政治を変えようという志をもったみなさんとの共闘の発展を追求していきます。
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