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まだそんなことを? 言いがかりに近い民進党の共産党嫌い ここがおかしい 小林節が斬る!
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/214386
2017年9月27日 日刊ゲンダイ 文字お越し
慶応義塾大学名誉教授・小林節氏(C)日刊ゲンダイ
「まだそんなことを言っているのか?」と思った。民進党の前原代表が、政権奪還には小選挙区における野党統一候補が必要だと認めながらも、自衛隊の解体と日米安保の破棄を目指す共産党との協力には消極的だとのことである。
まず、私自身は、現在の国際情勢の中で日米安保に頼り過ぎるのは、むしろ危険ではないか? と考え始めている。その上で、日本の国力を傾注した「専守防衛」の担い手としての自衛隊は警察権(つまり行政権の一環)として合憲であるし、もっと強化すべき組織だとも思っている。
いずれにせよ、自由な社会では意見(政策提案)はいろいろあって当然で、現に自民党や民進党の中でも多様な意見の対立があるではないか。
共産党がその憲法観と国際情勢観の下で、将来の目標として自衛隊の解体と日米安保条約の破棄を目指すことは彼らの自由で、特に異常な見解でもない。しかも、志位委員長は、公に、自分たちが政権に参加しても、今、日米安保条約の破棄は目指さない(目指せない)し、国家安全保障上の必要があれば自衛隊を活用する……と断言している。これで十分ではないか。
それに、現実を直視すれば、2大野党である民・共両党が本気で選挙協力しない限り、自公政権に勝てるはずもない。
さらに、政権に参加したことのない共産党に政権を経験させてみることは、わが国の政治にとって大きな意義があると思われる。かつて専業野党のようであった社会党と公明党が政権に参加することにより、特に安全保障政策について柔軟に変化してきた事実がある。
今、共産党が政権に入ったとしても、それが政権内少数派であることは明らかで、共産党の理想主義(空想主義?)的な政策が即執行できるはずもない。だから、共産党の変化を期待して促す余裕はあるはずだ。
それよりも、今、格差社会、統制・監視社会、軍国主義化の路線を驀進しているように見える安倍政権を立ち止まらせることこそが全てに優先する喫緊の課題であろう。
何を躊躇っているのだろうか?
やっぱり、前原は前原… (-。-;
― SAM ☮ (@2525slow) 2017年9月27日
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