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山口敬之『総理』(幻冬舎)
安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか
http://lite-ra.com/2017/09/post-3470.html
2017.09.22 安倍御用・山口敬之の不起訴はおかしい リテラ
到底承服できない不当議決だ。今年5月、“安倍官邸御用達”ジャーナリストで元TBS記者・山口敬之氏からのレイプ被害を受けた詩織さんが、異例の実名顔出しで記者会見に臨み、真相究明を訴え検察審査会に不服申し立てをおこなっていたが、昨日、東京第6検察審査会が「不起訴相当」と議決していたことがきょうわかった。
議決書では、〈不起訴記録及び申立人(詩織さん)の提出資料を精査し、慎重に審査したが、不起訴処分の裁定を覆すに足りる理由がない〉(朝日新聞より)としているというが、詩織さんは弁護士を通じて「判断をしっかり説明していただきたかった」とコメントを発表。まったくその通りで、審査ではどんな理由がなかったというのだろう。
これまで何度も指摘してきたことだが、そもそもこの事件には、目撃証言や防犯カメラ映像などといった証拠がしっかりとある。
詩織さんは山口氏と会食した際、それまで酒で酔いつぶれた経験もないのに突然、記憶を失ったという。最初に問題を告発した「週刊新潮」(新潮社)も、事件当日、山口氏と詩織さんをホテルまで乗せたタクシー運転手からこんな証言を得ている。
「女性は何度か“駅の近くで降ろしてください”と訴えていたのですが、男性が“何もしないから。ホテルに行って”とそれで、結局、2人をホテルに連れて行ったのですが、到着しても彼女はなかなか降りようとしませんでした。けれど最終的には彼女は体ごと抱えられて、座席から降ろされたんです」
さらに、ホテルの防犯カメラを捜査員とともに確認したところ、そこには詩織さんを抱えて引きずる山口氏の姿が映像に残っていた。このほかにも、ベルボーイの証言やDNA鑑定の結果も出ており、こうしたことから捜査を担当した高輪署は山口氏の逮捕状を請求、発行もされた。
意識を失った女性をホテルの部屋に引きずり込み、性暴力を働く。これは準強姦罪(準強制性交等罪)に該当する犯罪だ。これだけの証言・証拠があるにもかかわらず、今回、検察審査会が「不起訴相当」と議決したことはまったく理解できない。いや、性犯罪に対するこの国の司法の“甘さ”には、怒りを覚えずにはいられない。
しかも、この事件は許しがたいレイプ事件という側面だけではなく、安倍官邸が関与して捜査を握り潰した疑惑まである重大事件だ。
高輪署の捜査員は被疑者を逮捕するため、山口氏がアメリカから帰国する日に成田空港で待ち構えていた。ところが、その直前、上層部からストップがかかった。決裁したのは警視庁の中村格刑事部長(当時)。捜査ストップが中村氏の判断であったことは、「週刊新潮」の直撃に対し、中村氏本人も認めている。所轄が扱い逮捕状まで出た準強姦のような事件に、警視庁刑事部長が介入するのは異例中の異例であるが、この中村氏は“菅義偉官房長官の子飼い警察官僚”なのだ。
■逮捕をストップさせたのは、菅官房長官の片腕
実際、中村氏は第二次安倍政権発足時に菅官房長官の秘書官を務め、菅官房長官から絶大な信頼を得ている。その証拠のひとつが、古賀茂明の証言だろう。
詳細は本サイトの既報を読んでほしいが、古賀氏が明かしたところによると、2015年、『報道ステーション』(テレビ朝日)で「I am not ABE」発言をおこなった古賀氏に対し、官邸は大激怒。中村氏はこのとき、番組放送中に報道局ニュースセンター編集長に電話をかけ、さらには「古賀は万死に値する」という内容のショートメールを送りつけたのだという。つまり、中村氏はテレビ局に直接圧力をかける“菅官房長官の片腕”であり“実行部隊”なのだ。
一方、山口氏は「安倍首相にもっとも近いジャーナリスト」と呼ばれる、TBS時代から安倍首相とズブズブの関係を築いてきた御用記者。安倍首相と昵懇の見城徹氏率いる幻冬舎から安倍PR本『総理』を出版し、本格デビューを果たした人物だ。しかも、この『総理』が発売されたのは、2016年6月9日。これは不起訴処分の決定が下される前のことだ。
この点について、鋭い指摘をおこなっているのが、芥川賞作家の中村文則氏だ。
〈そもそも、首相の写真が大きく表紙に使われており、写真の使用許可が必要なので、少なくとも首相周辺は確実にこの出版を知っている(しかも選挙直前)。首相を礼賛する本が選挙前に出て、もしその著者が強姦で起訴されたとなれば、目前の選挙に影響が出る。〉
〈でも、山口氏の「総理」という本が16年6月9日に刊行されているのは事実で、これは奇妙なのだ。なぜなら、このとき彼はまだ書類送検中だから。
しかもその(『総理』発売日の)13日後は、参議院選挙の公示日だった。だからこの「総理」という本は、選挙を意識した出版で、首相と山口氏の関係を考えれば、応援も兼ねていたはず。そんなデリケートな本を、なぜ山口氏は、書類送検中で、自分が起訴されるかもしれない状態で刊行することができたのか。〉(毎日新聞7月1日付愛知版)
そして、それは、山口氏がなんらかのルートを使って、起訴がないことを事前に把握していたからではないか、と中村氏は分析する。
〈山口氏が、絶対に自分は起訴されないと、なぜか前もって確実に知っていたように思えてならない。それとも、起訴にならない自信があった、ということだろうか。でも冤罪で起訴されることもあるから、一度は所轄が逮捕状まで取った事案なのだから、少なくとも、自分の不起訴処分が決定するまで、この種の本の刊行は普通できないのではないだろうか。〉
■安倍政権絡みの事件で、「不起訴相当」の議決が続く
この指摘は重要だろう。事実、「週刊新潮」によると、同誌の取材をうけて、山口氏はある人物にこんなメールを送っていたからだ。
〈北村さま、週刊新潮より質問状が来ました。
〇〇の件です。取り急ぎ転送します。
山口敬之〉
黒塗りの〇〇は詩織さんの苗字が記されていたというが、問題はメールの宛名の「北村さま」だ。「週刊新潮」はこの「北村さま」が北村滋内閣情報官のことだというのである。北村氏は総理直属の諜報機関・内閣情報調査室(内調)のトップで、“官邸のアイヒマン”との異名をもつ安倍首相の片腕的存在。山口氏は「(北村というのは)民間の人物でご指摘の人物ではない」と否定していたが、北村内閣情報官は「週刊新潮」の直撃に「お答えすることはない」といっただけで否定はしておらず、状況から見て、北村内閣情報官以外にはありえない。
このように、山口氏と、警察官僚の中村氏や内調トップの北村情報官との関係を考えると、裏で官邸が動き、首相のお友だちである山口氏にいち早く不起訴を知らせていた(あるいは不起訴になるようにもっていった)可能性は十分あるといえるだろう。
しかし、事件自体に数々の証拠が揃っていながら、検察審査会はなぜかこの問題に蓋をしてしまった。じつは検察審査会では、安倍政権絡みの事件での不起訴に対する不服申し立てについては、同様の「不起訴相当」の議決がつづいている。かなり悪質だった甘利明・元経済再生相の金銭授受問題でも、証拠隠滅のためハードディスクをドリルで破壊した小渕優子・元経産相の政治資金事件も「不起訴相当」という議決だった。
検察審査会の審査員は、有権者からくじ引きで選出されるため恣意性があるとは思えないが、会議は非公開のため、どのように判断がなされたかはわからない。そのため、こうして疑問が出てくるのだが、もしかすると政治案件は起訴したくないという空気がここでも蔓延しているのだろうか。
ともかく、いずれにしてもこのまま有耶無耶に終わらせてはならない。森友・加計学園問題では、安倍首相および昭恵夫人による政治の私物化が浮き彫りになったが、もし、安倍首相の御用ジャーナリストのレイプ事件の捜査を官邸主導で握り潰し、不起訴処分という結果につながっていたとしたら、これはとんでもない問題だ。国家権力の関与によって、逮捕されるべき人が逮捕されないという異常な自体が起こっているのならば、もはやこの国は法治国家ではなくなるからだ。
卑劣なバッシングに晒されることを覚悟の上で告発した詩織さんの勇気を、けっして無駄にしてはいけない。
(編集部)
法治国家でないな。
― からっぽ (@kazenihukarete2) 2017年9月22日
安倍が、俺が法って言ってそう。
誰だ、韓国を法治国家でないって嘲りわらってたやつ。
美しい国日本も法治国家でないぞーーーーー
日本の司法はとうの昔から死んでるから、さもありなん。 RT @litera_web 安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか https://t.co/Qn4XAPozBJ
― RagingOKAN (@RagingOKAN) 2017年9月22日
日本はもう法治国家じゃない。首相の意向で法律もねじ曲がる。北朝鮮もこんな感じの国なんだろう。
― tsurubwbi (@pimball1973) 2017年9月22日
司法が完全に死に体ゾンビ、捜査機関の法の恣意的な運用がまかり通るこの人治国家に正義など、無論ない。
― 未国民/one ofこんな人達 (@Tsvbasa_iaponia) 2017年9月22日
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「これだけの証言・証拠があるにもかかわらず…検察審査会が「不起訴相当」と議決した…まったく理解できない」安倍御用記者・山口敬之レイプ疑惑がまさかの不起訴相当に! 官邸による逮捕もみ消しをうやむやで済ませるのか https://t.co/nBge6ir7qL @litera_web
― 高田秋桜 (@chamyuhin) 2017年9月22日
握り潰された安倍総理ベッタリ記者「山口敬之」の準強姦逮捕状 “下着だけでもお土産で…”被害女性が明かす一部始終〔上〕 | デイリー新潮 https://t.co/M24Gjnukb8 pic.twitter.com/6thirPdG4L
― ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2017年9月18日
官邸お抱え記者「山口敬之」、直前で“準強姦”逮捕取りやめに 警視庁刑事部長が指示〔下〕 | デイリー新潮 https://t.co/3KqIiMSG83 pic.twitter.com/wkzaICSVQl
― ⛵️motty⛵️ (@novtnerico) 2017年9月18日
「魂の殺人」。勝見貴弘氏が翻訳した、詩織さんが外国人記者に語った事件の顛末を読むと、山口敬之の下劣さ、そしてレイプという犯罪の罪深さに改めて揺さぶられる。 pic.twitter.com/CxR216ePeV
― 青木 俊 (@AokiTonko) 2017年8月5日
潰したのは 事件発覚後も #山口敬之 に本を書かせた 安倍晋三と
― @digisun野党共闘臨時国会開け (@digisun) 2017年9月10日
警察官僚 #中村格 皆様検索を! pic.twitter.com/yF9iOvnofe #共謀罪 https://t.co/e3gu9FS3GK
なぜマスコミは山口敬之の官邸によるレイプもみ消し事件を報じないのか!これは政権がひっくり返ってもいいほどの大変な事なのに!女性議員は何をしている!国会で追及するべき大変な問題です! pic.twitter.com/PjHIUvKNe4
― チーちゃん (@chilcochiko0121) 2017年9月11日
安倍総理のお友達ジャーナリスト山口敬之が薬を女性に飲ませ強姦か。しかも安倍総理と警察がもみ消しか。週刊新潮(5月10日発売)で。 pic.twitter.com/gIHcEhIzi9
― サラミス宮中 (@seennno) 2017年9月13日
驚いたな。
― 渡辺@潜伏中 (@oredayo8) 2017年9月22日
警視庁高輪署が山口敬之を準強姦容疑で逮捕寸前までいって、なぜ中村格警視庁刑事部長(当時)が逮捕状の執行を止めたのか、調べてほしいのだが。
山口が頼った官邸の北村滋調査官との関わりも。
元TBS記者は「不起訴相当」 https://t.co/vGflFe1LLV
拡散希望東京新聞頑張れ‼️ 望月さん頑張れ‼️
― 窪田和夫 (@korotanobaka) 2017年9月10日
警察庁には詩織さん事件で山口敬之レイプ疑惑をもみ消した、あの中村格総務審議官がいる。 pic.twitter.com/jOhu6YIVIt
共謀罪の捜査指揮は中村格(山口レイプ揉み消し)。
― 青木 俊 (@AokiTonko) 2017年6月28日
脱税摘発・税査定の指揮は佐川宣寿(新国税庁長官)。
これぞ磐石のシフト。恐いものなし、安倍時代は続く。 pic.twitter.com/hhy8SI1TwF
準強姦被害者の「詩織」さんpic.twitter.com/9GvbWR4fT2/「準強姦罪」不起訴の山口敬之pic.twitter.com/9429NI44hV/山口敬之の逮捕を止めさせた中村格が8月10日付けで警察庁総括審議官にご栄転pic.twitter.com/XyQowuIpgk
― 宇宙からの使者 (@hirochiyan) 2017年9月8日
「なかったこと」にはさせないぞ。 #山口敬之 #中村格 #北村滋 #杉田和博
― Jun (@arigirisu52) 2017年8月18日
【山口敬之氏の準強姦逮捕状を取り下げ 前刑事部長が出世か】https://t.co/4iJw3gXM8m pic.twitter.com/cNTOxtwZOT
― 宇宙からの使者 (@hirochiyan) 2017年9月11日
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