http://www.asyura2.com/17/senkyo232/msg/629.html
Tweet |
行き着く先は戦争常態化 安倍政権では北問題は解決不可能
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/213988
2017年9月21日 日刊ゲンダイ 文字お越し
国連演説でも北朝鮮「圧力」一辺倒/(C)AP
今月28日の臨時国会召集日の冒頭解散スケジュールがバタバタと固まりつつある。政府・与党は開会式も安倍首相の所信表明演説も代表質問も行わず、ただただ逃げるように解散に突き進むようだ。
自民党内さえ驚く「今なら勝てる」の私利私欲解散だから、公約も政策もこれから。新聞報道ではドタバタと日替わりメニューで伝えられているが、やはりというか、自民党は「憲法9条に自衛隊」を明記する改正案を公約に盛り込む方向だ。“ナチスの手口”で独裁につながりかねない緊急事態条項の創設も公約に入れる。党内に異論はあるものの、党の憲法改正推進本部は“安倍総裁”の意向に沿って、戦争する国へまっしぐらなのである。
「安倍首相が改憲を諦めたのではないかという話がありましたが、改憲のために2度目の政権に返り咲いたのに、その執念が消えるはずがありません。自衛隊を名実ともに軍隊にしたいのでしょう。憲法に明記することで、その存在も活動も合憲となるのですから」(立正大名誉教授・金子勝氏=憲法)
北朝鮮危機を煽る安倍政権は、今なら何でもアリで自衛隊と米軍の一体化を進めている。今月9日、航空自衛隊のF15戦闘機が米軍のB1戦略爆撃機と編隊を組んで飛ぶ訓練を行ったが、核爆弾の投下を任務とするB1に日本の自衛隊が協力するということは、米軍の核攻撃を日本が支援し、米軍とともに戦うと宣言したに等しい。
北朝鮮による弾道ミサイル発射の警戒に当たる米イージス艦に対し、海上自衛隊の補給艦が給油をしていることも明らかになった。集団的自衛権の行使を可能にした昨年3月施行の安保法に基づく任務である。
米国の言い値で高額の武器も次々と購入。まさに危機は「千載一遇のチャンス」とばかりにやりたい放題だ。
■NYタイムズ寄稿は国内向けメッセージ
のけ反ったのが安倍の米紙ニューヨーク・タイムズへの寄稿。北朝鮮について〈対話を呼び掛けても無駄骨に終わるに違いない〉〈今こそ最大の圧力をかける時だ〉と断言し、国際社会に呼び掛けた。各国が対話の努力を捨てていない時に、これに共鳴したのは、同じく国連演説で勇ましい言葉ばかりが躍ったトランプ大統領ぐらいのものじゃないか。
元外務省国際情報局長の孫崎享氏がこう言う。
「交渉に意味がないという安倍首相の認識は間違っている。制裁では北朝鮮のミサイル開発や核開発を止められないというのが、今や世界の共通認識です。では、日本がより強い制裁を求めるとして、何か有効な手だてを提案できているのか? 何もできない人がよくもまあ、あんな呼び掛けを寄稿できるものです。日本の安全を高めるために外交安全保障があるのに、安倍首相の行動は攻撃されるリスクを高めるためにやっているとしか思えません。もっとも、あの呼び掛けは国際社会に向けたものではなく、日本国内向けではないか。ドイツのメルケル首相は外交的解決を訴えているし、ロシアのプーチン大統領は制裁強化に反対しているので、どんなに呼び掛けても彼らを説得できないことは分かっている。北朝鮮危機をさらに煽って、日本国民をさらに踊らせようという国内向けのメッセージですよ」
どこまでも姑息なのである。
安倍首相を恨んでいる?(C)AP
安倍政権である限り北と交渉できないという真実 |
安倍が2度目の政権に就いてからのこの5年間、北朝鮮外交で何か成果を挙げたのかといえばNOだ。何から何まで失敗し、むしろ事態は悪化している。
ミサイルが飛ぶ頻度は格段に高まり、核開発が進展しただけでなく、拉致問題は一歩も進んでいない。「私の政権で拉致問題を必ず解決する」と威勢だけは良かったが、鳴り物入りの拉致問題担当大臣をコロコロ代え、本気で解決する気があるのかすら疑わしい。
15年前の小泉電撃訪朝で、北朝鮮の「ミスターX」と秘密交渉を行った田中均元外務審議官が講演で、「今の日本には、北とコミュニケーションできるチャンネルが不足している」と言っていた。つまり、今の安倍政権には北朝鮮との交渉パイプがないということだ。
そんな田中氏に対し、安倍は〈彼は外交を語る資格がありません〉とフェイスブックで感情剥き出しに批判したことがあったが、自分の無能さを見透かされ、逆ギレしたということなんじゃないのか。
もっとも、安倍は問題解決の努力をしていないのではなく、できないというのが本当のところだという。安倍に近い関係者が驚愕の舞台裏についてこう明かした。
「日朝交渉の結果、5人の拉致被害者が日本に戻ってきましたが、あくまで『一時帰国』と考えていた北朝鮮側は、拉致被害者を帰さない決定をした安倍首相のことを『裏切り者』『将軍様に恥をかかせた』と恨んでいる。そのため、北は外交ルートを通じて『安倍政権とだけは絶対に交渉しない』と中国にも米国にも伝えているのです。そのことは安倍首相本人も知っています」
だから安倍は、自分が北と交渉できないことが分かっているから、「圧力」一辺倒で押し切ろうとするのではないのか。「対話は通用しない」と強弁するのではないのか。
それなのに、さも「自分なら解決できる」というパフォーマンスで、拉致を利用してきた。被害者と家族に対する裏切りも甚だしい。
■潔く、退陣するのがスジ
その上、北が安倍を敵視しているのだとしたら、安倍が首相である限り、国民が北の脅威にさらされるリスクが高まるということにもなる。なのに安倍は、自分こそが北朝鮮危機を解決できるようなフリをして、国民を騙し、国民を危険にさらす。許し難い男だ。
拉致問題で名を上げ、首相の座に上り詰めたのが安倍だ。北を散々、利用してきて結局、北の危機に対応できないのだから、もはやここは潔く、身を引き退陣すべきなのだ。安倍ではない別の首相なら、北との交渉の余地が出てくるかもしれない。
が、大義なき解散に打って出てまで政権維持に汲々とする安倍にはそんな苦言は聞こえないし、聞こうともしない。自らの北朝鮮外交の失敗を糊塗するため、北朝鮮危機を煽り、国民を不安に陥れ、それを奇貨として、軍備を増強し、集団的自衛権で米朝の戦いに事実上参戦する。憲法9条を変え、自衛隊の国防軍化を急ぐ。
「北のミサイルが日本の領土内に着弾したら、平和ボケの日本人は目が覚める」――。安倍はこうした考えの持ち主なのではないかと、周囲に思われているらしいが、前出の孫崎享氏もこう言う。
「選挙のため、人気取りのために北朝鮮危機を煽る安倍首相は、日本が少しぐらいやられても全滅するわけじゃない、という感覚なのでしょう。むしろ、それで軍事力を強化できると思っている」
カリアゲといい勝負の狂乱首相を今度の総選挙で勝利させたら、全権委任を得たとばかりに亡国路線をまっしぐらだ。行き着く先は戦争が常態化した国。本当にそれでいいのか。
国民は真剣に考えた方がいい。
行き着く先は戦争常態化 安倍政権では北問題は解決不可能|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/smCsx11poS @tim1134
― 桃丸 (@eos1v) 2017年9月21日
悪の枢軸VS悪の日米安保共闘に拉致被害者巻き込まれたっぽいのだ!RT @eos1v: 行き着く先は戦争常態化 安倍政権では北問題は解決不可能|日刊ゲンダイDIGITAL https://t.co/YExYHOUVlV @tim1134
― バカボンのパパなのだ! (@HGe2) 2017年9月21日
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK232掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。