http://www.asyura2.com/17/senkyo232/msg/429.html
Tweet |
http://blog.livedoor.jp/jlj001/archives/52185651.html
2017年09月17日 「ジャーナリスト同盟」通信
<66年の黒い霧解散より悪質>
公明党の山口那津男が、ロシア・サンクトペテルブルクで解散風を吹かした。それが9月17日、一斉に新聞テレビが報道したらしい。過去に安倍の祖父の弟、佐藤栄作が「黒い霧解散」を断行した経緯がある。この時の黒い霧は、主に自民党関係者や衆院議長だった。今回は安倍首相への公金横領事件隠し解散になる。果たして決断できるか、はたまた党内を説得できるのか?
<新聞テレビの煽りを計算した安倍・腰ぎんちゃく発言>
本日は日曜日だ。議員は国会にいない。その留守を狙っての、安倍・助っ人役・腰ぎんちゃくの、山口の解散アクセル吹かし発言である。
公金横領首相犯罪は、臨時国会召集を遅らせることで、野党の追及を回避してきた。この間に、安倍・国家秘密警察を動員して、野党スキャンダルと分断を表面化させた。同時に、北朝鮮への圧力強化を強行して、北のミサイルと核実験を誘発させ、国民の目を狂わせる策略を、ほぼ成功させた。
結果、内閣の支持率を多少、浮揚させたようだが、高くなった不支持率はそう低下していない。
期待は身内の新聞テレビである。メディアの煽り効果だ。
<金は腐るほど用意できる?心臓だが>
金は腐るほどある。官房機密費だけではない。財閥の内部留保金は300兆、400兆円もある。公明党スポンサーの秘密口座も、天文学的である。
もっとも、そう甘くはない。「財閥の中でも、東芝は解体寸前で、そう裏金は出せない。三菱だって、衰退傾向にある。余分な金はない。日立からは相当引っ張り出せるが、原発ビジネスは事故を起こせば、おしまいになる。将来は甘くない。トヨタはどうかな。先は厳しい」と政界雀は勝手な分析をしている。
<選挙屋「ムサシ」総動員>
強い味方は、選挙屋「ムサシ」の総動員体制である。
「不正選挙の神様が、安倍の強い、強い味方となる。NHKと連携しているから、やっつけ仕事でも可能」との鋭い指摘もある。
米大統領選挙でも問題になる不正選挙は、日本でも本番を迎えることになるのか。
先日、特派員として日本で取材を始めたばかりの中国人記者に、日本感想を求めると「日本は民主主義の国と思っていたけど、大分怪しいということが分かってきた」という返事だ。多くの日本人も気付いてきたようだが、いかんせん、不正選挙には対抗できない。
<「俺は反対」の二階を説得できるのか>
「俺は選挙はやらないよ」といって幹事長に就任した二階である。体力的に無理だ。副総裁の高村もよたよたしている。年齢制限に引っかかる長老議員も目立つ。
二階が猛反対すると、解散は出来ない。二階派の候補者の一人は「全く風が吹いていない。あり得ない」と語っていた。9月15日夜のことである。
<閣内の了解を得られるか>
閣僚を抑え込むことが出来るのか。これも大変な作業である。
これまでのようなお友達は、加藤勝信と世耕ぐらいで、あとは安倍のいうことを聞く閣僚はいないようだ。どうしても反対という大臣を、まずは首にしなければならない。これも大きな壁である。
新聞テレビで踊るような人物は、閣内に少ない。先のハバロスク会談を外されて、文句たらたらの江崎・北方領土問題担当相は、テコでも動かないだろう。「解散よりも安倍退陣が先だ」と考えている閣僚ばかりと言っていいくらいだ。
<党内は「安倍の道ずれNO」の空気>
自民党内の空気は、安倍解散に冷ややかである。
「安倍の総選挙だけはやりたくない」と考えている自民党候補者と公明党候補者は、圧倒的に多い。「安倍の公金横領事件を隠ぺいするための解散は、大義が全くない。断固、反対してやる」という議員は、少なく無い。
「いまや安倍の母体である清和会でも、安倍につく議員は少ない。稲田ぐらいではないか」と冷やかす向きもあるほどだ。「不正を全部出し切って、安倍を卒業させることが先決である」という村上誠一郎や野田毅らの声が先行する永田町である。
<安倍独断では出来ない総選挙>
解散は、簡単に言葉で表現することは出来るが、実はそう簡単ではない。
首相がやりたいときにやれる解散は、首相が強い時である。いまはスキャンダルまみれの安倍に強さはない。安倍の健康も十分ではない。無理すると、すぐによたよたして、満足に国政に専念できない。全てを官僚に頼っているありさまである。
弱すぎると、野党から追い込まれる解散がある。今の民進党は、安倍の別動隊という側面もあるが、山尾事件で前原は、少しは感じたのではないか。ゲシュタポ政権の本領は、男女問題を露見させて、相手を叩こうとする。盗聴も日常茶飯事である。日本もCIAのアメリカのように変質してしまっている。山尾はそのことに気付いていなかった?
民進党は野党らしく振舞うしかない。本当は枝野の方がよかったのだ。不倫人物は指導者になれないのだ。
ともあれ、解散を安倍独断では出来ない。
<佐藤でも「党内の支持や世論の動向」で決断>
筆者には、懐かしい思い出がある。佐藤栄作首相が退陣する直前の番記者との懇談の宴席で、酒を注いで回ってきた佐藤に「総理はいつでも解散できるのか」という素朴な質問をぶつけてみた。「そんなことは当然だよ」という答えを期待しての質問だった。
違った。全然違った。7年8か月の長期政権リーダーは「そんなことはない。党内の空気とか、世論とかいろいろな要素が絡んで決断するものだよ」とコメントした。
解散は安倍独断では出来ない!
2017年9月17日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK232掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。