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2017/09/15 04:43
<敵どもがやいばを抜けば長剣を振り回し、銃を出せば大砲を出すのが、偉大な首領さま(金日成)と偉大な将軍さま(金正日)が敵どもとの対決で終始一貫して堅持してこられた信念であり、意志であり、度胸です。
この世界にわが首領さまと将軍さまのように信念と意志が強固で、度胸のある領導者はいません。首領さまと将軍さまは、この世の中で一番の思想理論家、政治家、鋼鉄の霊将であられるだけでなく、信念と意志の第一強者、第一度胸家でいらっしゃった。私は偉大な首領さまと偉大な将軍さまがお持ちになっていた不屈の信念と意志、度胸で敵どもの強硬に超強硬で堂々と立ち向かっています。
人民はおなかいっぱい食べることができず、子供たちはあめ玉も思いのまま食べられませんでした。しかし、わが人民たちは腰のベルトを締めてでも、国防工業に資金を回すことに不平の一つもありませんでした。人民たちは党でやるといったことは無条件で正しいと信じ、党に従っていれば必ず生活が良くなる日が来ると信じ、わが党の領導を忠実に支持してきたのです。(現地指導で)ある家を訪ねた将軍さまが釜のふたを開けようとすると、小さな手で釜の中の雑草がゆを覆い隠そうとした幼い子が居ました。たとえ凍え死ぬようなことがあったとしても、将軍さまの懐を離れて他人の家の軒下へは絶対に入るまい(中国などへ脱北しないとの意味)と固く誓い、将軍さまの懐にさらに深く抱かれた人々が居ました。そのような人たちがまさにわが人民でした。
帝国主義者どもは核強国の戦列に堂々と入ったわれわれにむやみにはかかってこられないが、そうだとしても心のタガを緩めてはなりません。オオカミは百回変身しても羊にはなりません。われわれは敵どもが挑発してきたら、無慈悲に消滅させ、民族の世紀的宿望である祖国統一を成し遂げるよう戦争準備を徹底して進めなければなりません。
敵どもは武器万能論に寄り掛かっていますが、われわれは思想論を主張します。戦争勝利の決定的要因は党の周りに一心団結した千万軍民の政治思想的威力です。私は米帝侵略者どもがあえて襲い掛かってくれば、全民抗戦で向き合わなければならないと強調していますが、それは千万軍民の政治思想的威力によって祖国統一を達成せよということです。わが人民は党を絶対的に信じ、勝利を確信しているので、あしたすぐに戦争が起こったとしても恐れません。敵どもは厭戦(えんせん)思想に染まっていますが、わが人民と青年学生は情勢が先鋭になるたび、『首領よ命令のみ下されよ』という歌を高らかに歌い、敵を滅ぼす闘志をみなぎらせ、人民軍隊への入隊、復隊を熱烈に嘆願しています。
われわれは主体的国防工業を強化し、強い威力のある国防力、戦争抑止力で敵どもが膝を屈するようにさせ、祖国の平和と安全を守護し、経済建設と人民生活の向上のための闘争に資金と労力を集中できる有利な条件をつくらなければなりません。そして、わが人民たちが軍事強国、核強国の徳を受け、子々孫々、幸福を享有しなければなりません。その日は遠くありません。その日はわれわれの目の前にあります>(以上「Newsweekに掲載された9月9日の金正恩氏の演説」より引用)
北朝鮮の建国記念日の9月9日、金正恩は平壌の中心にある宴会場「木蘭館」で、同月3日に強行した6回目の核実験に関わった科学者や技術者を前にして、金正恩は科学者らをねぎらいつつ上記の演説を行い、「水素爆弾の爆音は、血の代価で成し遂げた朝鮮人民の偉大な勝利だ」「主体革命の最後の勝利は確定的だ」と締め括った。
日本のマスメディアは金正恩氏の演説を一切掲載していないが、なぜだろうか。古来より孫子の兵法で「敵を知る」ことは重要だ、と教えられているのではなかっただろうか。
世界の指導者で日本の安倍氏のようにアタフタとして北朝鮮に対して「強硬な制裁」を課すことに狂奔している者はいない。そして日本のマスメディアのように連日北朝鮮の核とミサイルに関してセンセーショナルに報じているマスメディアもない。
その反面、Newsweekは金正恩氏の9/9建国祝賀式の演説を掲載して、北朝鮮の指導者の真意を読者に伝えようとしている。しかし日本のマスメディアは安倍氏の沈痛な危機感丸出しの官邸入り口の立ち止まり取材は報道するだけだ。
上記金正恩氏の演説を読めば解ることだが、核開発とミサイル開発は「自国防衛」のための「抑止力」だと弁解している。敢えて戦争を求めるものではないが、北朝鮮を蹂躙しかねない米国の脅威は現実のものだと北朝鮮国民に執拗に訴えている。
北朝鮮の悲劇は日本の悲劇と似ている。北朝鮮国民は米国の脅威を徹底した情報管理で浸透させられ、自由で開放的な世界が北朝鮮の国境の外にあるという情報から隔離されている。日本国民も米国の傘の下になければ明日をも知れない、と徹底したGHQ支配当時の米国隷属マスメディアにより思い込まされている。
北朝鮮の危機を無駄に煽る安倍氏の支持率が復したという。さぞかし安倍氏はニンマリとしていることだろう。
日本のマスメディアも今年3月以来、何度米国が北朝鮮を空爆するかもしれないと日本国民を脅してきたことだろうか。斬首作戦で金正恩氏を「排除」する、などといったまことしとやかな「情報」を垂れ流す政治・軍事評論家が跋扈していたことだろうか。彼らも安倍氏の「北の脅威」利用を手助けする薄汚い御用評論家に過ぎない。
北朝鮮は南朝鮮に軍事侵攻はしない。敢えて日本へ向かってミサイル奇襲攻撃することもない。なぜなら、彼が軍事行動を起こした時が彼の命日になることを知っているからだ。
米国も朝鮮半島で数百万人、日本も数十万人、そして彼らが最も重視する米国兵が数万人死亡すると予想される北朝鮮殲滅戦争に踏み切ることもない、と世界の指導者たちは安倍氏も含めて知っている。
今後はどうするかを考えるべきだ。米国は本土核攻撃の脅威に耐えられない。日本は四六時中隣接するロシアや中国の核ミサイルの射程にあったため、核ミサイルの脅威に対して耐性がある。
振り上げた拳をどうすべきか。北朝鮮と米国の対立緩和策を日本の政治家なら考えるべきだ。北朝鮮の核とミサイルはそのあとでゆっくりと考えれば良い。戦勝国クラブと北朝鮮の「プロレスごっこ」でも流血騒ぎが起きかねない。危機を煽るだけの安倍氏やその御用マスメディアの口車に乗らないことだ。
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