＜今治報告＞加計疑惑生んだ　市役所と市議会と記者クラブの密室政治（田中龍作ジャーナル）赤かぶ

＜今治報告＞加計疑惑生んだ　市役所と市議会と記者クラブの密室政治（田中龍作ジャーナル）
http://www.asyura2.com/17/senkyo232/msg/230.html
投稿者赤かぶ日時 2017 年 9 月 12 日 17:05:55: igsppGRN/E9PQ　kNSCqYLU

【今治報告】加計疑惑生んだ　市役所と市議会と記者クラブの密室政治
http://tanakaryusaku.jp/2017/09/00016624
2017年9月12日 16:16　田中龍作ジャーナル

「全員入れろ」「市民会館があるじゃろうが」。市民たちは傍聴希望者を絞る市議会に怒った。そのうちの一人が写真を撮ろうとすると、職員が手で塞いだ。＝6日、今治市役所　撮影：取材班＝

　「市長、今のお気持ちを聞かせて下さい」― 6日、今治市議会で開かれた加計問題を審議する特区委員会（※）に出席した菅良二市長に、田中が声を掛けた。まだ審議開始前だった。（※特区委員会＝国家戦略特区・特別委員会）

　すると間髪を入れずに特区委員長の寺井政博市議が田中を指さして「出て行ってもらって下さい」と市役所職員に命じた。

　「私はちゃんと広報の許可を取ってここにいますよ」と言って踏みとどまったので、職員も田中をツマミ出すことができなかった。

　この日、今治市のメディア対策は厳戒を極めた。地元記者クラブメディアは１社につき一人とされたが、部屋が小さいという理由で、記者クラブ以外は門前払いだった。

　職員は「週刊誌は全てお断りしています」と言い放った。

　一般傍聴人に混じって抽選の列に並ばされ、外れれば入れてもらえない。一般傍聴人15名に対して、希望者はメディア関係者含め36名。競争率は2・4倍だ。

　「田中龍作ジャーナル」スタッフは、なんとか傍聴者として会場内に入ったが、またしても驚愕するような光景が待っていた。

加計幹部が出席した特区委員会のもようを伝える愛媛新聞（7日朝刊）。「（新潟県）柏崎原発」の方が断然大きな扱いだ。

　加計学園幹部が入場し、冒頭撮影のみカメラマンが入ることが許された。週刊誌の記者だろうか、一般傍聴者のバッジを付けた男性がカメラを持って撮影を始めた。

　市議二人が、それを目ざとく見つけ、職員を手招きした。「オイ、あの傍聴人は写真撮ってるぞ。いいのか？」

　市議たちは、記者クラブ以外のメディアが排除され、一般傍聴人と一緒に抽選を経てやっとこさ会場内にたどり着いたことを知らなかったのだろうか。一方で、机があてがわれた記者席は全部埋まらなかった。その分、市民は入れたのだ。

　自らの特権を守るために今治の記者クラブメディアは東京のメディアが大騒ぎするまで「加計問題」を疑惑として報じなかった。

　このため今治市民の大半は、加計学園に市有地が無償譲渡され、血税が注ぎ込まれることを知らなかったのだ。

　メディアが大挙して訪れ大混乱となった6日の特区委員会を伝える翌朝（7日）の愛媛新聞は、この地のジャーナリズムを象徴していた。

　トップは「（新潟県）柏崎原発」なのだ。愛媛県内にある伊方原発なら分かるが。件の特区委員会は一面左肩。内容は「開設・学生確保に自信」のタイトルが示すごとくヨイショ記事だ。

　今治市役所、市議会、記者クラブの3者が既得権益を守るために、よそ者を排除する。この密室性が腐敗を生んだ。

　　　　～終わり～

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愛媛新聞@ehime_npよ、やる気があるのか？加計の接待を受けているのか？
― 恥コンしばき人/安倍退陣3分半前 (@hajicon_shibaki) 2017年9月12日

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日本の地方はどこも利権がらみでがんじがらめに縄縛されている。PCを使いやすくすれば、血税に敏い高齢者は一気に動くのですが。残念。
― suhama　脱原発脱格差社会 (@suhamayuki) 2017年9月12日

1. 2017年9月12日 17:52:17 : WG3vXtvRmY : wnO40f1Tuec[4]

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　だいたい想像はついていた。地方新聞ってのは、地元と癒着しているケースが多い。

　地方紙が長年培ってきた地元政界、議会の不正を暴き、彼らとの関係をぶち壊す記事を書くことは稀有。地元勢ではない朝日、（一時期の）読売、毎日、そして共同通信あたりの転勤による赴任記者が何らかのニュースをキャッチし、記事を書く段階になって、地元紙はアリバイのようにニュース性を薄めて載せる。
　まして愛媛の場合、東京に本社を置く大手メディアの支社は松山にある。今治はある意味、治外法権。大手メディアは普段、ノーマークであって、地元紙（つまり愛媛新聞）の記者しか、市長以下の自治体関係者との関係は持っていない。つまり、彼らはズブズブの慣れ合い関係。事件であっても、地元の恥はさらすな…となる。

　市議会議員が十数人も辞職に追い込まれた富山市議会の場合は、地元紙の北日本新聞のスクープがきっかけになったが、これはきわめて珍しいケース。こうした地方紙が多いと、地方から日本の政治的な民度が高まっていくんだろうけどね。

2. 2017年9月12日 18:48:01 : nct2yTSh3M : dQRPPSC2LAk[83]

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「学園関係者が今治市議会で説明
2017年9月6日（水）（愛媛新聞）

　学校法人加計学園（岡山市）による今治市での岡山理科大獣医学部新設計画を協議する同市議会国家戦略特区特別委員会が６日開かれ、参考人として吉川泰弘学部長候補、柳沢康信学長（前愛媛大学長）、渡辺良人学園常務理事が出席。文部科学省の大学設置・学校法人審議会が新設の認可判断を保留したことに関し、開設や学生確保への自信を語った。学園関係者が市議会で説明するのは初めて。」
https://www.ehime-np.co.jp/article/news201709066449

地方版「大本営発表」という事ですね。