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概算要求の中の「事項要求」から目を離すな
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2017-09-08 天木直人のブログ
北朝鮮危機のドサクサに紛れて来年度の予算要求がとんでもない事になっている。
もちろん、それは膨れ上がる一方の予算だ。
問題はその中身だ。
高齢化にともなう医療や介護などの社会保障費が増加する一方で防衛費も増加している。
これではいくら予算があっても足りない。
赤字を埋めるために、増税や年金切り下げ、社会保障負担増は避けられない。
国民は戦争で殺される前に経済負担増で生きていけなくなる。
そう思って来年度の概算要求の記事を読み比べていたら、きのう9月7日の読売新聞の記事の中に驚くべき言葉を知った。
来年度の予算要求額は100兆9586億円だが、17年度予算の要求額101兆4707億円からは5121億円減っているという。
しかし、喜んではいけない。
なんと、金額を明示していない「要求項目」もあるため、実際には増額を上回る要求規模になっているというのだ。
しかも、その「要求項目」中には陸上配備型イージスなどが入っているという。
私が予算要求に携わっていたのはもう20年以上前の事だが、金額を明示しない予算要求などありなかった。
何にいくら必要であるかは、予算要求のイロハだ。
大蔵省の査定ではびた一文値切ってくれることはなかった。
ところが陸上配備型のイージスシステムは、その総額がいくらになるのかわからない要求でも、それが認められる。
これでは白紙委任だ。
米国が要求して来る額をそのまま飲むという事だ。
それとも財務省は米国相手に陸上配備型イージスの値切り交渉をするとでもいうのだろうか。
金額を明示しない「事項要求」を許してはいけない。
税と予算は徹底的に国民監視の下で行われなければいけない(了)
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