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目に余る小池、前原、そして石破のオウンゴール
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2017-09-07 天木直人のブログ
小池百合子が東京都知事選に勝ち、石原慎太郎、森喜朗、都議会ドンの内田茂らを次々となぎ倒して行ったのを見て、私は安倍暴政を倒せるのは小池百合子しかないと期待を込めて、小池百合子は過去の小池百合子ではなくなったと褒め殺し、その後も、小池百合子が成功するためには、過去の小池百合子から脱皮せよ、それが出来なくても過去の小池百合子を棚上げせよ、とエールを送り続けた。
しかし、その後の小池百合子の言動は私の期待を裏切るものであり、その行き着く先が、あの関東大震災朝鮮人虐殺事件の否定、相対化である。
歴史に目を閉ざす者に政治家の資格はない。
民進党にも、前原新代表にも、期待を持たない私であるが、それでも前原新体制の下で支持率を回復させて安倍首相を追い込む事を期待した。
野党第一党が野党共闘を立て直すことが出来れば、安倍首相はひとたまりもない。
それほど安倍首相は追い込まれているからだ。
ところが幹事長に内定してたと報じられた矢先の撤回には驚かされた。
そして今日発売の週刊文春に書かれていた山尾議員の不倫疑惑の記事を読んで、前原民進党の将来は致命的な打撃受けると思わざるを得ない。
そう思っていたら、最後に石破茂が致命的発言を知った。
テレビ朝日の番組で、北朝鮮への抑止力として米軍の核兵器の日本国内配備について議論を始めるべきだと言ったというのだ。
これに対して、菅官房長官が非核三原則は見直さないと否定した。
菅官房長官が正しく見えるような発言をした石破茂は終わった。
それにしても、安倍首相を追い込むはずの与野党の代表政治家が、どうしてこうも揃ってオウンゴールをくり返すのだろう。
安倍首相を喜ばせ、生き返らせるだけだ。
これらオウンゴールの連続で、10月22日解散・総選挙の動きが遠のくのか、逆に加速されるのか、それはわからない。
しかしはっきりしている事は新党憲法9条がますます必要となってくるということだ。
もはや頼れる政治家は皆無だ。
いや、そもそも頼るべきは特定の人物ではなく、憲法9条という政治理念、政治哲学なのだ。
憲法9条という樹に鳥たちが憩いを求めて集う。
そういう新党憲法9条をこの国の政治の中に誕生させたい(了)
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