★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK231 > 735.html
 ★阿修羅♪  
▲コメTop ▼コメBtm 次へ 前へ
政党でなく主権者が主導して闘う次期総選挙ー(植草一秀氏) 
http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/735.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 9 月 05 日 15:35:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

政党でなく主権者が主導して闘う次期総選挙ー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sq5o31
5th Sep 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks


民進党の前途が危ぶまれている。

民進党の代表選では国会議員票に8票の無効票が出た。

離党予備軍と見られている。

前原誠司氏と枝野幸男氏による代表選が実施されたが、

3回生以下の議員で両候補者の推薦人になった者はいない。

つまり、民進党の若手議員は今回の代表選から距離を置いていたことが分かる。

この若手議員が離党予備軍の中核を占めている。

新代表に選出された前原誠司氏は挙党一致体制を構築するとともに、

若手の登用を断行するとして、

枝野幸男氏を代表代行に、

当選回数2回の山尾志桜里衆議院議員を幹事長に起用する方針を示した。

ところが、代表選で前原氏を支持した陣営から異論が浮上して、

前原氏はこの人事案を撤回する方針を示した。

新しい幹事長には代表選で前原誠司氏陣営の選対本部長を務めた大島敦氏を起用し、

山尾志桜里氏を代表代行に横滑りさせる方針を示している。

このことが示す重要事実は以下の二点である。

第一は、結局、前原氏は挙党一致体制を構築しない方針を示したこということ。

第二は、幹事長と代表代行に決定的な差異があるということだ。

つまり、代表代行に重要な決定権はない。

「お飾りポスト」ということだ。


枝野氏を幹事長に起用し、山尾氏を国対委員長あるいは選対委員長に起用するなら

挙党体制と呼べる体制になる。

しかし、幹事長ポストを前原氏側近が確保し、

枝野氏と山尾氏を代表代行に祭り上げるのなら、

これは「見せかけの挙党体制」ということになる。

目先の最重要事案は10月22日の三つの衆院補選と一つの知事選への対応である。

安倍政権を退陣に追い込むには、野党陣営が共産党を含む確固たる野党共闘体制を

構築することが必要不可欠である。

枝野氏を幹事長に起用するならその可能性が高まる。

しかし、大島氏を幹事長に起用する場合には、その可能性が低下する。

民進党が共産党との共闘を否定して、小池国政新党との共闘に路線転換するなら、

民進党の分裂、分離が現実化する可能性が高まる。

同時ににわかに現実味を帯びるのが、民進党若手議員の集団離党の可能性である。

山尾氏を幹事長に起用するなら若手議員の離党を回避することが可能になるだろう。

しかし、山尾氏を「お飾りポスト」に祭り上げることにより、

若手の集団離党が現実味を帯びる。

民進党が全面的な解体に進む可能性が高まりつつあるのだ。

しかし、これは日本政治の再編にとっては望ましいことである。

民進党が「水と油の混合体」、奇怪な妖怪「鵺(ぬえ)」の存在であり続けることが

日本の政界再編、野党再編を妨げる主因になる。

この民進党が解体することは、この意味で歓迎するべきことである。


今後の野党再編について複数の主張があること自体はおかしなことではない。

重要なことは、それぞれの主張に大きな背景があるということだ。

本ブログ、メルマガで記述してきたように、日本の野党再編論議は、

日本の長期的な政治体制の問題に直結するからである。

日本政治の分岐点ということになる。

小選挙区制度の下で政権交代が生じる政治体制を

「保保二大勢力体制」

とするのか、それとも、

「保革二大勢力体制」

とするのか。

これが最重要の問題なのである。

そして、この問題と直結するのが、本年10月22日の衆院補選と知事選である。

大事なことは、日本の主権者の意思がどこにあるのかである。

日本の主権者の思潮が自公と同じ、

あるいは自公と類似したもので占められているのであれば、

自公と第二自公による二大政党体制は合理性を有することになる。

しかし、日本の主権者の思潮の多数が、自公と対峙するものであるなら、

自公と第二自公による二大政党体制は合理性を持たない。

現実は明らかに後者であろう。

したがって、民進党がどうなろうとも、主権者が主導して、

安倍政治に対峙する勢力の結集、大同団結を図り、

この主権者勢力が次期衆院選の各選挙区で候補者を一本化することである。

民進党の混乱を乗り越えて、この方向に確実に歩を進めなければならない。


民進党が混迷している最大の原因は

「矛盾」

にある。

「すべての不幸の原因は矛盾にある」

と言われる。

民進党が立ち行かないのは、民進党内に二つの異なる政党が同居しているからである。

このことは民進党の代表選で明らかになっている。

枝野氏の主張がどこまでも本当のものであるのかは分かりにくい。

代表選で支持を集めるために、本心とは異なる発言を示した可能性もある。

民進党の前身である民主党が凋落した主因である「消費税問題」では、

枝野氏も消費税増税を推進する側に回った。

その枝野氏が消費税増税にどこまで慎重であるのかは定かでない。


また、原発についても、フクシマ事故ののちに原発稼働維持の方針を決定したのは

当時の民主党政権である。

2011年3月11日に原発事故が発生した日の夕刻、原発メルトダウン、

原発爆発は確実に予測されていた。

しかし、菅直人政権は原発周辺の住民に対する避難命令を発しなかった。

周辺住民を切り棄てたのである。

だから、枝野氏が今回の代表選で示した政策方針をそのまま信用することはできない。

他方、前原氏が保守勢力の支持を獲得するために共産党との共闘に否定的な発言を

示したとの見方もある。

代表に就任したのちは、共産党との選挙協力を維持するのではないかとの見方もある。


しかし、重要なことは、民進党内に存在する二つの主張、

思潮がまったく異質のものであり、両者に相容れる余地がないことなのである。

原発、憲法、格差の問題に関して、

前原氏が原発許容、憲法改定推進、消費税増税推進の方向を示したのに対し、

枝野氏は原発ゼロ前倒し、憲法改定慎重、消費税増税反対の方向を示した。

主権者が判断するべき最重要テーマに対する基本政策方針が真逆なのである。

この真逆の二つの考え方が、ひとつの政党内に同居していることが

最大の矛盾なのである。


新代表に就任した者が党の主要人事について結論を示しながら、

これを撤回するというのは大失態である。

しかもその変更が、挙党体制を強化するものであるならともかく、

挙党体制を弱めるものであるなら、党の前途は厳しいものにならざるを得ない。

問題はこの民進党のぐらつきが、政治刷新運動に悪影響を与えることだ。

民進党がこのような矛盾に満ちた、しかもぐらついた状況であることを踏まえて、

主権者が政党頼みから離れて主権者が主導する政治刷新運動を進めて

ゆかねばならない。

その際に、第一に重要なことは、基本政策方針を明確にすることだ。

第二に重要なことは、党派の壁を乗り越えることである。

共産党が好きとか嫌いとか、といった情緒的な要因に囚われるべきでない。

第三に重要なことは、こうした政治刷新運動を主権者が主導することである。


次の総選挙に向けて、主権者の本当の思いに沿うもっとも重要な政策方針を

明示することが何よりも重要だ。

そこで、次の総選挙に向けては、二つの施策を鮮明に示すべきだ。

その二つの施策とは、

第一に原発の不安を取り除くこと。

福島の事故はいまだに収束していない。

原発事故に伴う甲状腺がんの発症も拡大している。

主権者の多数が原発稼働に賛成していない。

原発廃止を明確に示す。

これが次期衆院総選挙の最重要争点の一つになる。


第二は生活の不安を取り除くこと。

生活の不安を取り除くための方策は多岐にわたる。

企業の所得分配を変える。

労働関連規制を変える。

社会保障制度を変える。

経済全体を成長させる。

さまざまな方策がある。

このなかで、ひとつの分かりやすい政策を明示するべきだ。

象徴的な意味で分かりやすい施策は、

「消費税を廃すること」だ。


格差拡大をもたらしている要因は多く存在する。

そのなかで、ひとつの重大な影響を与えているものが消費税である。

そして、消費税が個人消費を抑制する大きな要因になっている。

さらに、2009年に鳩山民主党は

「シロアリ退治なき消費税増税を認めない」

との基本方針を示した。

2012年にその民主党が「シロアリ退治なき消費税増税」を強行決定した。

これが民主党凋落の主因である。

この消費税を、まずは5%に戻す。

そして、最終的には廃止を目指す。

「消費税で社会保障拡充」と言われてきたが、そのような事実は存在しない。

現実は、

「社会保障を切りつつ消費税増税」

なのである。

同時に

「消費税増税で所得税・法人税減税」

というのが現実の事実推移なのだ。


原発廃止・消費税減税の「政策連合」を構築して、ここに主権者が結集する。

民主党の迷走が続くなかで、政党頼みでない、

主権者が主導する選挙共闘体制構築が本格的に重要な局面を迎えている。


 

  拍手はせず、拍手一覧を見る

コメント
 
1. 2017年9月05日 15:54:09 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[4997]
⇒「この民進党が解体することは、この意味で歓迎するべきことである。」

そうかもしれませんね…
もう、そうしたほうが、早いのかもしれません。

⇒「原発廃止・消費税減税の「政策連合」を構築して、ここに主権者が結集する。」

そうですね、自民党も憲法には手がつけられないでしょう。
争点は「原発」と「消費税」でよいと思います。
(鳩山由紀夫氏は「従米/独立(中立)」を問題視してましたが、喫緊の課題(選挙の争点)にはならないでしょう)

植草氏、がんばってください。応援しております。


2. 新共産主義クラブ[4514] kFaLpI5ZjuWLYINOg4mDdQ 2017年9月05日 16:01:41 : qv1gAhAi6g : wUU6VTGq5nI[62]
 
 10・22総選挙の噂がかまびすしいが、前原誠司氏が民進党代表になったことで、憲法改正にも注意を払わなくてはならなくなった。
 
 年内に解散・総選挙がおこなわれず、安倍晋三 自民党総裁の憲法改正への意欲が薄らいでいなければ、
 
 次の解散・総選挙の前に、憲法改正の国民投票がおこなわれる可能性が高い。
 
 例年、5月3日の憲法記念日には護憲派も含めて憲法に関心が集まるので、それを封じるため、来年の5月3日かそれ以前に、国民投票がおこなわれる可能性もある。
 

3. 2017年9月05日 17:08:51 : j5UTiJDezc : 8xTaYW_4TU8[36]

三文講釈師の記事ですね

>政党でなく主権者が主導して闘う次期総選挙

アホか
その「主権者」とは誰のことを指しているのか?
「主権者」とは一人ひとりの国民のことであり、八百屋さんであり花屋さんでありサラリーマンだ、、、
その八百屋さんや花屋さんやサラリーマンが政治家に代わって「闘う」だと???
植草もこうなると頭でっかちのボンボンの戯言である。

植草は、民主主義を破壊している「小選挙区制」推進論者だ。
こういう、民主主義感覚のない評論家はやはりロクデモナイ記事を書く。
日本国憲法の冒頭文は、
――――「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者を通じて行動し、・・・」と、
「主権者」=国民は、「国会における代表者」=国会議員(その政党)「を通じて行動し」と、憲法の最初の書き出しは、そのように主権在民と代議制民主主義の在り方を示してある。
ところが、植草のこの本記事は、憲法のそれとはアベコベに言っている。
まして、
花屋さんが政治家に成り代わり「次期総選挙」を「主導して闘う」などと、吹き出してしまうような話を滔々と書いている。まあ、三文ほら吹き弁士のアホ講釈ですね。

そして、
日本国憲法の最初の書き出しにある
「日本国民は、正当に選挙された国会における代表者」・・・・「正当に選挙された」
この「正当に選挙された国会における代表者」について言えば、
2014年12月総選挙で誕生した自公「一強」政権は、この憲法の条文を破壊している法律によって誕生しているという、そういう重大問題には何のオツムも働かない植草である。
その選挙での、自公の得票は有権者の25%でしかない、それが「国会における代表者」としての議員議席となると70%ほどになっている。
――――現・安倍自公政権は、日本国憲法の原理を破壊した法律の上にある政権である。
民意を圧殺して政権を与える法律・「小選挙区制」は、一種のファシズムである。
25%の「少数」政党が、国家を「支配」するバカげた野蛮な国・ニッポン。
「小選挙区制」さえなければ、集団的自衛権・戦争法、共謀罪の強行採決もなかったのである。
従って、
花屋さんの民意を国会に反映させるには「小選挙区制」をただちに廃止することである。
民意(主権者の意思)ではなく、党利に始まり、植草のようなアホ評論家たちが言っている「二大政党制」などトットとゴミ箱へ捨てねばならないのだ。

「小選挙区制」にどっぷりと浸っている政党指導部に「立憲主義」云々の資格はない!
こんな植草のアホ記事を載せる投稿者もどうかと思います?


4. 真相の道[2809] kF6RioLMk7k 2017年9月05日 17:47:57 : T8iD3fD606 : kQK1OSr0eCg[1724]
                    
ガソリーヌ山尾にやけに入れ込んでますねw

文春で不倫疑惑記事が出る今となっては、ガソリーヌ山尾に要職はムリでしょう。
 
「秘所がやりました」とでも言い訳するのでしょうか?


5. 2017年9月05日 18:36:37 : HOBxMyqoyA : IRQxnOT2ipw[2]
天才経済学者の植草先生が「消費税廃止」に言及したことが重要です
消費税増税反対、ではありません 消費税そのものを廃止せよ、とあの植草先生がおっしゃっているのです

経済、財政を論じるならば、財務省も日銀も天才経済学者の植草先生に敵いません 完全論破です
民進などほっといても勝手に崩壊します 
天才経済学者である植草先生は論文「消費税廃止論」を執筆し、それを世に問うべきです


6. 2017年9月05日 19:00:16 : 7r9s267D2I : vlpqWpF3J8g[1]
>この消費税を、まずは5%に戻す。そして、最終的には廃止を目指す。

こういうことが言えるのは植草先生だけ。

国民は日本が借金国であると騙されてきた。

実は日本には借金など存在しない。

これを始めて明らかにしたのが植草先生である。

あの竹中平蔵でさえ100周遅れではあるが認めている事実である。

日本は借金で大変、財政が破綻する、大変だ大変だ。

それじゃあ増税も仕方あんめぇ。

と、人のいい日本人は納得した。

ところが大ウソだったのだ。

安倍は10%に引き上げると明言している。

日本経済にとどめを刺すのは確実だ。


7. 2017年9月05日 22:00:49 : 197mmOTJCU : Dw5PI5mS5aM[121]
>自公と第二自公による二大保守党体制

小選挙区では当選者は1人だけ。

小さなパイの分捕り合いで共倒れになる。

市民(主権者)を核としたグループが主導する体制が出来ればこれが可能。


8. 2017年9月05日 22:51:40 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[5009]
5区は、民進の元国交相、大畠章宏が引退し、大畠と同じ日立労組出身の浅野に代わる。自民石川が日立労組の牙城を崩せるかが焦点だ。
http://www.sankei.com/politics/news/170821/plt1708210024-n1.html

新原子力村・浅野哲氏
https://www.minshin.or.jp/candidate/6230


9. 2017年9月05日 23:50:03 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[5011]
石破茂氏
「消費税をどうするかが最大のテーマになる」
「今度も(増税を)先送りするなら、社会保障の具体像を示さないといくらなんでもひどい。選択肢をきちんとして解散を打つべきだ」
「(解散時期は)改憲なら来年12月の任期満了近く、政権存続を優先するなら来年9月の党総裁任期満了前」
http://www.asahi.com/articles/ASK955GV5K95UTFK010.html

来年の9〜12月までは、解散は、なし。だそうですよ。


10. 2017年9月06日 00:00:53 : j5UTiJDezc : 8xTaYW_4TU8[37]

だいたいが、自民党などというアメポチ財界国民支配政党を「大政党」の一つに数えて、
それを前提の「二大政党制」などをとくとく講釈するバカ評論家の話を歓迎するアホコメがあるが・・・苦笑と言うほかない

自民党政治など、さっさと葬ってしまわないから、今みたいな体たらくな日本になっている・・・笑っているのは、搾取収奪ほしいままに史上最高利益を上げている金融・多国籍企業・守銭奴財界様たちだけである。

自民党など極小政党に打ちのめさないと、国民は救われない・・・何が「二大政党制」だ、馬鹿者たち


11. 2017年9月06日 11:22:08 : cYUI9c8YnU : k7HSxODb4Wo[11]
>政党でなく主権者が主導して闘う次期総選挙ー(植草一秀氏)

総選挙はいつでも、主権者が政党や政治家を選ぶ行為でしょう。
候補者はいつでも、主権者に選ばれる政策を掲げるのでしょう。


12. 2017年9月06日 14:02:31 : ztQPQj7kJE : obbzCrFObMo[410]
06さん
>国民は日本が借金国であると騙されてきた。

実は日本には借金など存在しない。


「皆さーん、騙されちゃいけませんよー。借金なんか実際は無いんですよー」と、
野党は何故、ストレートにこの一言を声を大にして選挙で叫ばないのかと前々から不思議であった。今の国民の不安を解消する一言ではないのか。
何故だ、その理由はと次に問うだろうから、それを誰にもわかり易く説明すればいい。今までさんざん日本は1000兆円を超す借金大国と危機感を煽られ脅されていた事が大ウソだったと国民に気づかせる事は野党の務めだ。
石破が今度こそ消費税10%にしなければ、この国の福祉が云々と性懲りもなく国民ダマシのコメントを発していた。自民党の脅し文句炸裂である。

ちなみに私の場合は、その事を説明するのに専門的な知識は必要としない。
例えば身近な例だけとっても結構効果が得られるからだ。
「日本がギリシャの様な借金だらけの国だったら、アベがあちこちに出向いては大金ばら撒いてくるようなことが出来るか?」
「日本は外国の何処からも借金をしていない、それどころか貸してる方だ」
「円を売ってドルを買うとかドルを売って円を買うとかよく耳にするよね。借金まみれで今にも潰れそうな国の金で世界が信用取引するか?円が信用ある証拠だろ」
たったこれだけの簡単な説明だけでも、明石家さんまではないが「ほんまやー」みたいな顔になる。
小泉進次郎のスタイル、聞く者が余り考えなくて済む話法というのも、政治に無関心の者が多いこの国では必要のようだ。


13. 2017年9月06日 16:10:27 : IJjjrLkBu1 : Tp0IihGPIW0[2191]
  12さんの言うのは日本の対外債務のことだろうが、これは確かに、日本企業が膨大な輸出政策で得たドル資産を持ち、日本政府も大量に米国債を持っているから、対外債務というよりも対外資産が豊富にあるという意味では、借金は無いと言える。
   これらの対外資産を企業では内部留保としているとしても、日本企業というのは官僚への天下り先提供の見返りとして血税から補助金や交付金を受けて成長し存続しているだけである事も多く、或る意味日本はかなり社会主義的だが、あくまでも私企業である故、日本政府から補助金や交付金を受ける際には従順でも、いざ国民の為に使えとなれば手のひらを反すであろうことは、内部留保を末端従業員の賃金支給額等の面でも労働条件等の面でも、殆ど犠牲を払おうとはしないことで明らかである。
   拠って、民間企業がいざの際には日本国民の救済に役立つかと言えば、取れるものの無くなった日本国には未練は無いということで宛てにはならないだろう。
   では米国債などを大量に持っている日本政府はどうかと言えば、もし米国債を売るということになれば、世界の警察官を自称し軍事費に膨大な予算を使う軍産複合体を抱える米議会が、米国債の暴落を認める事は無く、結局は日本政府の持つ米国債は、売るに売れない戦時の軍票のような代物ではないのか。
   とすると、借金とは何だと言えば、国民の預貯金であり、総額2千兆円ともいわれている国民が個々に抱えている資産をどう凍結するかであろう。
   税収も無く毎年40兆円ずつ積み上がる歳出予算は、結局はいざの際には預金封鎖等して全ての国民がATMで数万円しか下せないような仕組みを作ることにより、税収の赤を埋めることが出来るのである。
   日本政府が抱える借金というのは、国民の個人資産までも政府の資産勘定とし、最後はそれで国を維持すれば良いという概念であり、これを、国民自身から見て借金と呼ぶかどうかの話であろう。
   例えば父親がサラ金で金を借りギャンブルで使い果たしたが、俺は別に借金はしていない、何故なら子供二人の貯金が有るから全く問題無い、と抗弁するようなものであり、子供からすれば、自分の貯金まで親父は宛にしていたのか、と愕然とするであろう。
   家族ぐるみで考えれば確かに借金では無いかも知れないが、最終的には家族の放蕩の穴埋めを家族自身がせねばならないと言う点で、一家全体が路頭に迷う時期がいずれ来る可能性が高い、という事態と日本国の状況は同じだという事であろう。
   
   

14. 2017年9月06日 22:14:02 : JoyhCQEDjY : 8_43Y8fZfnE[3]
岩盤規制を打破するッ!反対する奴は抵抗勢力!とかツバ飛ばして騒いでも
誰も相手にしない世の中になりましたよ 社会は進歩していますね

論より証拠です 
カイカクカイカク規制緩和規制緩和修行するぞ修行するぞと念仏を唱えても
国民の生活は改善しなかったのだから、当然です

天才経済学者である植草先生は小泉竹中ペテン構造改革詐欺と財政破綻消費税詐欺を
徹底的に批判し、論証し、最終的に地獄へ葬り去ってくだることを希求します


  拍手はせず、拍手一覧を見る

フォローアップ:


★登録無しでコメント可能。今すぐ反映 通常 |動画・ツイッター等 |htmltag可(熟練者向)
タグCheck |タグに'だけを使っている場合のcheck |checkしない)(各説明

←ペンネーム新規登録ならチェック)
↓ペンネーム(2023/11/26から必須)

↓パスワード(ペンネームに必須)

(ペンネームとパスワードは初回使用で記録、次回以降にチェック。パスワードはメモすべし。)
↓画像認証
( 上画像文字を入力)
ルール確認&失敗対策
画像の URL (任意):
投稿コメント全ログ  コメント即時配信  スレ建て依頼  削除コメント確認方法

▲上へ      ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK231掲示板 次へ  前へ

★阿修羅♪ http://www.asyura2.com/ since 1995
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。
 
▲上へ       
★阿修羅♪  
政治・選挙・NHK231掲示板  
次へ