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2017年09月03日 「ジャーナリスト同盟」通信
<A級戦犯内閣=神の国内閣>
海外生活を送るXさんが手配したらしい。自宅に「小泉純一郎と日本の病理」(藤原肇著)が届いたので、さっそく開いてみた。初めて見る本だ。戦後の日本に、死んだはずの天皇制国家主義が蘇っているというゾンビ政治を鋭く分析した良書だ。確かにA級戦犯の岸内閣、そして岸を崇拝する森喜朗の「天皇中心の神の国」内閣が誕生した。そのおかげで、小泉内閣次いで安倍内閣という、これまた死者が蘇る「日本会議」主導の暴政日本である。小泉は父親・純也が、岸に傾倒してきた遺伝子を継承していたことで、森後継に成功したものだ。安倍もそうだが、小泉の出自もいわくアリだ。まさに、それゆえに「日本は破滅する」ことになるのだろう。
<教育勅語・国家神道=靖国参拝>
教育基本法にメスをいれた安倍第一次内閣だ。教育基本法無くして、戦前の好戦的天皇制国家主義は生まれなかった。赤紙一枚で、命を捨てる日本人は誕生しなかった。
「天皇のために戦争して、死んだら靖国の神になろう」という国家神道と一体となった侵略戦争システムである。これこそがZOMBIE POLITICSの核心でもある。歴史認識で国際社会と対決・対立する根源に相違ない。
これを愚直に実践する小泉と安倍である。森友事件は、ここから事件となり、欧米のジャーナリストも、驚いて報道した。だが、果たして本質を理解しているのかどうか。復古政治に一人抵抗した福田康夫である。清和会オーナーの福田康夫が、恐ろしいゾンビ政治に気付いてくれた功績は偉大である。野党も言論人も誰一人気付いていないのだから。
たとえ気付いても、勇気がなくて沈黙する政治家や文化人ばかりの日本である。新聞テレビも批判力を喪失してしまっている。隣国の日本研究も、ここまでは分かっていないようだ。これこそが、アジアSOSの理由なのである。ずばり、ZOMBIE革命が進行している日本政治といっていい。
日本が破滅するゾンビ革命は、アジア各国にも影響を与えずにはおかない。経済衰退国家・日本は、それでも世界第3位の経済大国である。韓国の国家予算は東京都に及ばないのだから。
<戦後体制に挑戦するゾンビ政治>
戦前回帰を目指す岸・森・小泉・安倍の日本政治は、戦後の新秩序をぶち壊すことにある。欧米社会だと、ドイツにヒトラーの孫たちが政権を掌握したようなものである。世界が予想もしなかった恐ろしいことである。米CIAの重い罪でもある。
現に、改憲軍拡に走る安倍内閣の手口は、ワイマール体制を崩壊させたヒトラーの手法と酷似している、との指摘は正しい。内閣のNO2の麻生太郎は、よくヒトラーが口をついて出る。
今の国連に問題があるにしても、これに真っ向から事実上、挑戦する国家など、この地球に存在しない。戦後体制に挑戦する、死者の挑戦に賛成する人民はいない。
ミサイル実験が国連決議に反しているとしても、その都度、核ミサイルが列島に飛んでくると想定して、新聞テレビから自治体を動員して、両手で頭を隠すという、漫画の世界の訓練の日本が、各国で笑いものになっても、それを平然と強行する安倍内閣だ。これこそがZOMBIE政治なのであろう。侮ってはならない。
<大日本帝国復活>
靖国神社の歴史館を見たことがないが、そこでは大日本帝国を賛美する展示物が幅を利かせているようだ。生前、加藤紘一が「これを欧米諸国が知ったら大変なことになる」と警鐘を鳴らしていた。小泉内閣の福田康夫官房長官が、カルト宗教色のない記念碑建設を立ち上げようとしたことに、小泉と安倍が反対して、無念にもとん挫したという経緯がある。
ゾンビ路線に敗北した福田の無念は、推して知るべしである。今の野党は、こうした戦前のゾンビ政治についての深刻な認識が不足している。
向かう先は大日本帝国である。たとえ彼らの幻想だとしても、国民も国際社会も油断してはならない。
<軍国主義=アジアの覇権国>
北朝鮮のミサイル実験を口実にして、ゾンビ政治は、即座に800億円もするミサイル迎撃システム購入をワシントンに伝えて、米産軍体制を感動させている。武器輸出で金儲けに徹する不動産屋大統領も大喜びしている。
日本の財政は、莫大な借金で破たんしている。その借金の割合は、1945年の敗戦時を超えてしまっている。年金福祉の予算は、ガンガン削られている。
しかし、そんなことはゾンビ政治はお構いなしである。あとのことは野となれ山となれ、である。軍国主義の大日本帝国を目指せば、それでよしなのだ。
国民の支持を失っても、辞めようとしない安倍晋三・日本会議の今である。
<福田康夫の予言>
若いころは、政治と距離を持っていた福田康夫である。本来、父親の後継者は弟の郁夫だった。筆者も、彼とは面識があった。福田赳夫のカバン持ちをしていた郁夫が、政治の舞台に出るという福田家の約束だったのだが。
郁夫が亡くなっての康夫の登板となってしまった。彼は民間人として生きてきた。「神の国」「A級戦犯」のしがらみは、全くなかった。教育勅語も国家神道・靖国神社など無縁・無関心だった。ごく普通の日本人だった。
官房長官・首相になることで、かれはゾンビの正体に触れて、震え上がったのであろう。そのうち彼の回顧録が出るだろうが、永田町特に清和会の異様な体質に言及すれば、第一級の政治家の回顧録として、史家が重視するに違いない。
「日本は自滅する」との怒りの信条を、吐露した部分も関心を集めるだろう。安倍晋三のゾンビ政治に「もう辞めろ」と一喝した福田の乾坤一擲の、最後の戦いは、これからも続く。ゾンビを退治できるかどうか、日本国民とアジア諸国民の覚醒がカギとなる。
2017年9月3日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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