http://www.asyura2.com/17/senkyo231/msg/581.html
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5月、北京で開いた一帯一路に関する国際会議に出席した習近平国家主席。長期政権に向け、強権的な手法で体制固めを進めている(AP)
何から何まで習近平に勝てない安倍首相
http://kenpo9.com/archives/2257
2017-09-01 天木直人のブログ
中国における習近平体制の独裁化がすさまじい。
ついに今秋開かれる5年に一度の中国共産党大会でルールを改定し、2022年の次回党大会でも最高指導者に留まる事が可能になったらしい。
安倍首相がいくら任期を延期しても、せいぜい2020年の東京五輪までだ。
いまでは来年秋の自民党総裁選も危ないと言われ始めた。
これでは逆立ちしても習近平にはかなわない。
そして習近平が中国の主席でいるかぎり、いくら安倍首相が媚びを売っても、日中関係は改善しない。
習近平が尊敬する毛沢東を祝う祝典の最中に、安倍首相は靖国神社を参拝し習近平を激怒させた。
あの時以来、習近平は安倍首相を絶対に許さないと決めたからだ。
習近平が中国の主席でいる限り、安倍首相は習近平には勝てない。
そう思っていたら、きのう8月31日の産経新聞が書いた。
習近平の側近政治は目に余るものがあると。
中国嫌いの産経新聞が、習近平批判の連載記事「紅い権力闘争(下)」で書いている。
これには笑ってしまった。
いまや側近政治といえば安倍首相の専売特許だ。
その側近政治においても安倍首相が習近平に及ばないのだ。
習近平の事だから安倍首相とは比べ物にならないぐらい側近政治ぶりはすさまじいに違いない。
何から何まで安倍首相は習近平に勝てないということである(了)
【紅い権力闘争(上)】「ポスト習近平は習近平だけ」次々後継者潰し「あと30年やるつもりだ」
http://www.sankei.com/world/news/170828/wor1708280014-n1.html
2017.8.28 12:00 産経新聞
中国共産党機関紙、人民日報の幹部たちは8月になってから、急に忙しくなった。普段は連絡を取らない大学時代や同郷の友人、元上司、親族などから頻繁に電話が掛かってくるからだ。「話を聞いてもらいたい人がいる」「とにかく時間をつくってください」などと執拗(しつよう)に面会を求める。
用件は聞かなくても分かる。秋に開かれる第19回党大会を前に、政治局員もしくは中央委員の候補とされる幹部たちの論文を「人民日報に掲載してほしい」という依頼がほとんどだ。
今年の党大会で、現在の205人の中央委員、25人の政治局員のいずれも半分以上が入れ替わるという噂が7月末から流れた。しかも、幹部選考の基準として「能力や実績よりも党性を重視する」という党の内部通達も同じころ出された。
「党性」とは党への忠誠度という意味だ。国家主席(総書記)である習近平(64)への忠誠度と言い換えていい。
党内に緊張が走った。自分の将来について不安視する幹部たちは急に党性をアピールしなければならなくなったのだ。その最も効果的な方法は、自分の考えをまとめた論文を党の機関紙に発表することだった。
「みんな必死だが、残念ながら何もできないんだ。6月頃から(論文などを掲載する)理論面の編集権は党中央に取り上げられた」と人民日報の幹部はいう。
これまでに、上海市の韓正、天津市の李鴻忠、江西省の鹿心社ら、各市・省の党委員会書記を始め10人ほどの論文が人民日報に掲載されたにすぎない。いずれも、党大会での「昇格」もしくは「続投」が決まったとみられている。
党大会最大の焦点は、最高指導部メンバーの政治局常務委員(現7人)に誰が選ばれるのか。そして、慣例通り習の後継候補がメンバー入りするのか−だ。
7月下旬、広東省党委員会は激しく揺れた。後継候補として常務委員に選ばれるとみられていた人物は2人いる。1人が広東省党委書記の胡春華(54)であり、もう1人が前重慶市党委書記の孫政才(53)だった。その孫が重大な規律違反の疑いで突然拘束され失脚したのだ。
習と以前、親交があったという北京の不動産開発業者は、孫の失脚について「習による後継者潰しだ」と断言する。この業者は習と同じく党の元高級幹部を父親に持つ。いわば太子党の一人だ。
「党大会で『ポスト習近平』が選ばれるとささやかれているが、習はこの言葉が大嫌いだ。彼にとって『ポスト習近平』は習近平しかいない」
そして、語気を強めた。
「まだ建国68年なのに、習政権は最近、建国100年の奮闘目標を打ち出している。あいつらは、あと30年やるつもりなんだ」
党内で「次の標的は胡春華ではないか」との噂が広がっていった。
◇
次期最高指導部、政治局常務委員会の名簿はまだ決まっていない。なおも党内で激しい駆け引きが続いている。最終盤に入った中国共産党の権力闘争の行方を追う。
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河北省秦皇島市の海に面した高級避暑地、北戴河。毎年夏、中国共産党の長老や最高指導部メンバーらが集まり、2週間ほどかけて人事など重要案件を討議している。党内対立が表面化しないよう意見調整を行う恒例の会議が、今年も8月中旬に終わった。
党関係者によれば、会議前、党長老が異例の動きに出た。『党大会人事に関する意見書』を習近平指導部に提出したのだ。
長老とは前国家主席の胡錦濤(74)、前首相の温家宝(74)、元国家主席の江沢民(91)、元国家副主席の曾慶紅(78)の4人。人事面で「経験と年齢などバランスを配慮すること」を要求したという。
ある人物の、政治局常務委員会入りを求めたものと解釈されている。広東省党委員会書記の胡春華だ。
胡春華は、胡錦濤や現首相の李克強(62)の出身母体、共産主義青年団(共青団)派のプリンスだ。胡錦濤とは決して良好な関係ではない江沢民が、なぜ共闘したのか。
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40代で共青団トップを務めた胡春華は、有能な官僚として知られる。
習からみれば、共青団派は党内権力闘争の対極にある。元大学教師で、党内の各グループとも良好な関係にあった前重慶市党委書記の孫政才より、胡春華の方を優先的に失脚させたかったはずだ。しかし、そうはならなかった。
内陸の湖北省出身ながら2012年に広東省党委書記に就任した胡春華は、風俗産業がはびこっていた省内の東莞市を徹底摘発し、同時に反腐敗を強力に推進した。中央の政策に暗に反発し続けた地元紙「南方週末」の問題も穏便に処理。村長の民主選挙が行われた陸豊市烏坎村では、土地強制収用の問題をめぐる抗議デモを押さえ込んだ。
習のグループは、広東省で起きたさまざまな事件を利用して胡春華の揚げ足を取ろうと画策したが、共青団幹部らが全力で守り、奏功しなかったとされる。
昨年末、あるニュースが香港紙で報じられた。胡春華を上海市党委書記に横滑りさせる人事が検討されているというのだ。
すると今年1月、活動を控えていた胡錦濤が広東省の広州市に入り、買い物客で混み合う市内をニコニコ視察する画像がネット上で拡散された。寄り添っていたのが胡春華だった。地元・広東省で「老胡」(錦濤)、「小胡」(春華)と呼ばれる2人の関係の緊密ぶりが改めて確認された。
「党大会前に胡春華が上海へ転勤すれば、(慣例から)最高指導部入りはない。胡錦濤の広州入りは、この人事に反対し胡春華支持をアピールするためだ」と党関係者は解説する。
江沢民グループとの関係も悪くなかった孫の突然の失脚。習による強引な人事が目立つ中、江沢民グループは生き残りを懸けて、そして何よりも習の長期政権を阻止するため、胡錦濤と手を組んだ。こうした見方が党内では少なくない。
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広州市中心部を流れる珠江沿いに、広東省党委員会の建物はある。立ち入りは禁じられているが、警備員はまばらだ。7月下旬のようなピリピリした雰囲気はない。四長老の『意見書』などを受け、地元では「小胡」の最高指導部入りを疑う関係者は少数派のようだ。
しかし−。党機関紙、人民日報の幹部によると、7月下旬、「習近平総書記の治国理念を徹底せよ」という趣旨の論文が同紙に届いた。筆者は胡春華である。
「政治的影響力を考えれば真っ先に掲載すべきだが…。党中央にいろいろと考えるところがあるのかもしれない」。1カ月、棚上げされたままの胡春華論文。同紙幹部は首をかしげた。(敬称略)
【紅い権力闘争(中)】怨嗟の標的になった盟友 「反腐敗」推進で政敵ら数千人“抹殺” 独裁体制もくろむ習近平氏の「ナンバー2」にも注目
http://www.sankei.com/premium/news/170829/prm1708290009-n1.html
【紅い権力闘争(下)】露骨な側近政治、募る不満 コラム代筆者まで異例の抜擢
http://www.sankei.com/premium/news/170831/prm1708310007-n1.html
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