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2017年08月28日 「ジャーナリスト同盟」通信
<福田康夫発言は真実>
藤原肇原稿を掲載した月刊誌「財界にっぽん」を、You Tubeが宣伝してくれている、という連絡があったので、昨夜、茨城知事選結果の出る前に開いてみた。そこでは前尾繁三郎衆院議長秘書から政界に転じ、小沢一郎の参謀を歴任した80過ぎの老人、田中派担当だったややましな朝日新聞OBと、もう一人のジャーナリストの3人が、政局の行方について語り合っていた。テレビに登場する面々よりは、ややまともと見られている政治のプロである。ところが、例の「日本は破滅する」と断じた福田康夫発言についての認識がまるでないのに、衝撃・面食らってしまった。今の現役の記者連のノー天気ぶりも、なるほどそうかと頷くほかなかった。
<政治を見る立ち位置>
専門家と言ってみても、どこの場所に立っているのか、そこが致命的な間違いを犯す。その典型のようなテレビ対談だった。興味のある者は、ブログ掲示板にも出ているので、見るといい。
3人とも清和会のことについての知識がない。福田家も安倍家の内情もしらない。それでいて、福田発言を論評するものだから、的が外れてしまう。小泉内閣の官房長官・安倍後継の首相を歴任した福田を、まるで理解していないのだ。
したがって、福田の乾坤一擲の「日本は破滅する」「安倍の日本会議任せの政治で日本は滅びる」という叫びを、他人事のようにしか理解していない。左翼の分析レベルに驚いてしまった。
まともに日本の現状を見つめている日本人は、みな日本の衰退・破滅を感じ取っている。予算一つ見れば、政治に無知な人間でもわかる。土をいじっている農民でも「安倍の馬鹿野郎」と口から火の出る発言がほとばしる。
民意を理解していない。都民の反自民投票を正しく分析できていない。これもまた福田に言わせると、安倍の共犯者なのである。
岸信介の派閥を継承した福田赳夫の限界と、そこから飛び出した康夫である。官房長官時代は赳夫も敬意を払った自民党護憲リベラルの宮澤喜一から、外交の基本を学んでいた康夫だ。次男・郁夫が亡くなって、仕方なく政界入りした康夫である。
安倍や森・小泉のような権力亡者ではない。鈴木善幸のように、あっさりと政権を投げ出した。バッジを外すと、黙々とアジアの平和と安定のための経済外交に取り組んできた。よほどのことがない限り、政治にくちばしを入れることなどしない。森とは全く違う。
そんな福田が、安倍政治に退陣を迫ったのだ。このことを今の政治屋に取り込まれている政治のプロが分かっていない。
<金力に敗北した茨城の民度証明>
案の定、茨城の県知事選で自公が勝利した。金力に敗れた一番である。多選か反原発か、という選挙だった。常識的に、後者に軍配を上げる場面である。
共産党の割り込みは、いつものことである。自公に塩を送った共産党の成果でもあったが、たとえそうだとしても、茨城は福島原発被害をもろに受けている。県内にも実験炉がある。廃炉にする時である。納豆好きも、水戸産は嫌われている現在だ。
それでいて、県民は自公の原発推進派に軍配を上げた。小泉の原発ゼロ行動はまやかしだ。倅が茨城選挙にのめり込んでいたことからも、証明されている。小池の正体も。
政界の黒幕・笹川陽平の前に4人の現元首相が雁首をそろえる異様な事態を、このYou Tubeは、逃げていた。それでいて献金を呼びかけていたのに、また驚いて、途中で閉じてしまった。
自民党保守派の清和会オーナーの一撃さえも理解していない専門家となると、いよいよ地獄を見る日本なのであろうか。
2017年8月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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