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2017/08/26 05:17
<小池百合子東京都知事側近の若狭勝衆院議員、長島昭久元防衛副大臣、松沢成文参院議員は25日、都内で会談した。新党結成に向けて理念や政策をつくるため、細野豪志元環境相を含む4人で協議を始める方針を確認した。出席者の一人は「遅くとも年内に新党をつくる考えで一致した。核になる4人が毎週でも集まり具体論を詰めていく段階だ」と述べた。
25日は約1時間半、3人で話し合った。近く細野氏を加えた4人で会い、政策などのすり合わせを急ぐことを申し合わせた。若狭氏によると、細野氏を含めた4人は地方自治を定めた憲法8章の改正が必要との認識で一致しているという。
国会議員は5人集まれば新党をつくれる。出席者は25日「数が多ければいいわけではない。規模にこだわらず、理念や政策で一致できる人が集まる政党にしたい」と語った>(以上「日経新聞」より引用)
取り沙汰されている「小池新党」の立ち上げを図っている面々を見れば、既に「小池新党」は出涸らしになったようだ。「番茶も出花」というように、素材が悪くても一番茶は香り立つものだ。
しかし元々が番茶だから何度も使えるわけではない。出花の香りはすぐに出涸らしになる。「小池新党」の立ち上げを企む面々が若狭勝衆院議員、長島昭久元防衛副大臣、松沢成文参院議員に細野豪志元環境相を加えたメンツだとは「新党」の名が聞いて呆れる。
かつてテレビ・タレントの知名度で「大阪都構想」という騙し手を引っ提げて登場した「第三極」騒動で民主党潰しを演出したマスメディアが二匹目の泥鰌を狙って「小池新党」騒動を盛り上げるつもりだろうが、当の小池氏のメッキが剥がれている。
いつまでも番茶は香らない。出花の香りはたちまち褪せて、そこに第二自民党的な理念なき古顔の政治家たちが集まって「再選互助会」を結成しても橋下新党当時の「第三極」騒動にはならない。せっかくマスメディアが「小池新党」を囃し立てて小沢氏が画策する「野党連合」潰しに動いているが、さすがの国民も二匹目の「第三極」騒動には騙されないだろう。
まず新党立ち上げの明快な政治理念がない。自民党的なグローバル化路線で行くのか、反・グローバル化の「国民の生活が第一」を掲げるのか、明確にしなければ国民が「新党」を支持しようにも支持する大義名分がない。
己の身を空しくして国民に尽くす姿勢がなければ国民の広範な支持は得られない。なぜ彼らは国民の貧困化が最大の政治課題として認識できないのだろうか。小泉・竹中「構造改革」が日本を壊した、という認識がなければ日本の未来を取り戻すことは出来ない。
日本の未来は危機に瀕している。次の日本を担う若者たちが壊されているからだ。若者たちだけではない。中年のパラサイト・シングルが117万人もいるといわれている。
昨年の新生児が100万人を割ったのも日本の未来の危機を如実に表している。これを政治課題の基調にしないで共産党との共闘はイヤだ、とか、小沢さんは拒絶する、とかバカな発言をしている政治家は日本の直面している危機が何もわかっていない。
バカが集まって「再選互助会」を作っても、国民はしらけるだけだ。番茶は既に出涸らしになっている。
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