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第3次安倍第3次改造内閣
「茂木経済再生相」の公職選挙法違反 タダで衆議院手帖を配布
https://www.dailyshincho.jp/article/2017/08250800/?all=1
週刊新潮 2017年8月17・24日夏季特大号掲載
去る8月3日、内閣改造人事が行なわれた永田町。4度目の入閣を果たした茂木敏充経済再生相(61)は、2003年9月の沖縄・北方相就任を皮切りに、自民党4役の選挙対策委員長と政調会長を歴任するなど、政府与党に重きを成す。
「本人は外相をやりたくて、トランプ以降のホワイトハウスにおける人脈作りに余念がなかった。安倍さんにもそれとなく希望は伝えていたみたいですが、“改造のテーマは経済”と説明を受けた結果、今のポストでやる気満々に。茂木さんは、ペーパーをパッと見ただけで書いてある数字とかあらましが頭に入るから、会見や国会答弁でも安定感があり、首相は評価している」
と、政治部デスク。もっとも、人としてどうかと言うと、内情はこうである。
「首相が信用している雰囲気はありません。そもそも12年の総裁選では石原さん(伸晃)を推してましたし、人望がないという情報が入ってくるから、安倍さんは “人には優しくした方がいいよ”とアドバイスしたこともあるそうです。茂木さん自身はお構いなしで“あとは幹事長やって首相へ”と思っているみたいですけど果たして……。額賀派内でも子分がいないのにどうするのっていうのがみなの一致する見方でしょう」
「衆議院手帖」を配布
そんな人物が改造の目玉のひとつ、「人づくり革命」をも担当しているとは悪い冗談でしかないのだが、それはともかく、栃木県足利市を中心とする5区で連続8選し、王国の評判は音に聞こえて久しい。そんな新大臣の公職選挙法違反を、事務所関係者が打ち明ける。
「茂木の事務所は、5区の有権者に対して『衆議院手帖』を配っています。毎年3000部ほどで、1部600円なので、180万円に相当するものです」
黒地に金色で「衆議院手帖」と入り、縦15センチ×横9センチ×厚さ1センチと、
iPhone7Plusとほぼ同じサイズ。前半はスケジュール欄、半ばに官公庁などの連絡先、巻末に日本国憲法や国会法が並ぶのが特徴で、永田町でしか取り扱われていない代物だ。
「配布対象の選挙区内の有権者というのは……」
と、この関係者が続ける。
「各地域内にある『後援会』の幹部が主ですが、後援会費を払っていない人がかなり含まれており、彼らが無償で手帖の提供を受けていると認識しているのは間違いありません」
後援会の幹部らは…
実際、後援会の面々に聞くと、
「(後援会費は)ないです。正月なんかには(茂木)本人が“これ作ったから使ってください”という感じで手帖をくれます。お蔭様で私は毎年もらっています」(後援会長Tさん)
「初めて国会議員になる時からのお付き合いです。後援会に会費はありません。茂木先生は話しやすくて、顔立ちが優しくって。この手帖ってなかなかないものだからね、大事にさせて頂いてます。選挙を手伝ってるから、そのお礼っていう感じで。お金なんてもらっちゃったら大変なことになっちゃうからね」(後援会連合会次長Kさん)
茂木大臣に「総理大臣」の4文字を見ている彼らの話にもう少し耳を傾けたい。
「後援会に入ってからは随分経つねぇ。会費は納めていない。手帖は年末、自宅まで秘書さんが持ってきてくれるんです。もう5年とか長いあいだね」(後援会幹事長Mさん)
「茂木先生はいつでも庶民の目線に立ってくれる議員さん。(後援会の)会費とかはありません。選挙の際も、何人かでお手伝いに行くだけです。手帖はありますね。幾冊ほどしかまわってはこないですけど。私のところは10冊もらって、みんなに分けるっていう形。今のところ毎年ですね」(後援会副会長Aさん)
彼らは一様に後援会費は支払っていないと言うし、中にはこんな証言も出て来たのである。
「実は以前にはカレンダーも配っていました。1枚に12カ月分を記載し、下に議員の名前・顔写真があるもので、秘書から各地域の責任者がまとめて受け取り、それを配って歩くという風にしていました。ただ、書き込む所もなくて使っていませんでした。でも、うちわで揉めた時期かな。テレビでやってたでしょ。あの時にカレンダー配るのは選挙違反だっていうことも持ち上がって、それでなくなったんじゃないですか」(後援会支部長Kさん)
カレンダーは取りやめに
うちわで揉めた時期……。2014年10月、第2次安倍改造内閣で法相を務めていた松島みどり女史につきまとったうちわ問題に他ならない。彼女は1枚80円のうちわを2万強発注し、祭りで配っていた。公選法は選挙区内の有権者への財産上の利益の供与または交付を禁じていることから、女史への批判が渦巻いたのである。
「財産上の有価物かと言えば、配ってもそのまま捨てられる。だから寄附行為とは思っていない」
などと述べ、法相は法律違反ではないと強弁し続けたものの、世間の白い眼はこの事案を確実に黒と捉え、それに抗し切れず万事休すとなった。1枚80円のうちわですら、クビが飛んだのだ。
このあたり、茂木大臣の心のうちに後ろめたさがなかったかと言うと、どうも引きずっていた気配がある。
「茂木は、カレンダーも無償で選挙区内の有権者に配布してきました。でも、松島さんのうちわの一件以降、カレンダーは取りやめたという経緯がある。更に、配布継続を選んだ手帖については、事務所スタッフを集めた全体ミーティングの場で本人が“手帖の領収書は小分けして計上すること。配布に際しては慎重に行なうこと”と念入りに指示していました」(先の事務所関係者)
寄附行為に該当
これまで見てきたのは、衆議院手帖を選挙区内の後援会幹部に無償で配布しているという実態である。本件について、政治資金問題に明るい上脇博之神戸学院大教授に聞くと、
「結論から申し上げて、公選法199条の2第1項が公職の候補者に禁じる『寄附行為』に該当し、違法である可能性が高いと言わざるをえません。その場合、問題になるのは、@選挙区内のA不特定多数にB無償でC有価物を提供したか否かで、今回のケースだとAとCが考えられる。Aは、幹部が実際に後援会活動を行なっているかが重要で、判断材料となるのは、その人物が後援会費を納めているかどうか。単に名前を貸しているだけでは一般の有権者と変わりはなく、したがって不特定多数に提供したと判断されても仕方ない」
Cに関しては、
「これまでに『うちわにも用いることができる円形のビラ』だと、“ビラが主”で有価物として評価できないという議論がありました。しかし、衆議院手帖は販売されているものだから、間違いなく有価物と言えます」
その一方で栃木県の選挙管理委員会は、
「候補者または議員本人が手帖の購入費を支払い、秘書を使って後援会の幹部に手帖を配布した場合、手帖は有価物であるから、公職選挙法199条の2が禁止しているところの『寄附』に該当し、違反する恐れがあります」
と、後援会費の支払いそのものは問題点でさえないとの見解を示すのである。
茂木経済再生相
茂木大臣は「支払ってもらうことも」
茂木新大臣に聞くと、
「党員であったりとか後援会や支部の役員について政治活動で手帖を配ることは、公選法上、一般論として問題ありません」
と仰る。そこで選管と専門家の見方を伝えたうえで後援会費を払っていない人達にも配っているという事実を指摘すると……。記者とのやりとりは以下の通りである。
「あのー、それはないと思います……手帖は配っていないんですから、もらった人はいないと思います」
──今後、手帖をもらった人が名乗り出てきた際に、先生のご回答を有権者がどう受け止めるか?
「1名なり2名、間違って渡したことがあるんなら、それは修正いたします」
──でも渡したか否かというのは修正できることではありませんからね。
「金銭を取るのを忘れていたのかもしれない。その場合は支払ってもらうこともあるでしょう」
──勝手に持ってきて払えって言うんじゃ怒りますよ。
「いやいや、そんなこと言ってません。そんなこと言ってません、いや、仮に、仮に徴収をしてなかったとして……」
──手帖を配っている数は100や200じゃない。3000近いですよ。
「いや、配ってないです、そんなに」
──茂木事務所が手帖を買うのを代行したということですか。
「それはある、それはあると思いますよ。だって、普通の本屋さんでは売ってないわけですから。うん。それは可能性としてはあるんじゃないですか」
──カレンダーの配布はいつやめたんですか。
「ずっとやってないと思います」
──松島みどりさんのうちわ問題に際してやめたと聞いていますけれども。
「いや、それはあのー、何ていうか、私は少なくとも何ていうか、そういう配布物については、えー、管理しておりませんので、わかりません」
その他、手帖の配布についても指示を下したことはないと主張するのだった。
特集「『安倍改造内閣』の身体検査はD判定」より
「茂木経済再生相」の公職選挙法違反 タダで衆議院手帖を配布https://t.co/O8xgUCRz7V
― デイリー新潮 (@dailyshincho) 2017年8月24日
4度目の入閣を果たした茂木敏充経済再生相は、2003年9月の沖縄・北方相就任を皮切りに、自民党4役の選挙対策委員長と政調会長を歴任するなど、政府与党に重きを成す
うちわの次は、手帖‼️
― diamalo_rosso (@inuhundperrodog) 2017年8月25日
「茂木経済再生相」の公職選挙法違反 タダで衆議院手帖を配布(デイリー新潮) https://t.co/HhFBXF7osj
「茂木経済再生相」の公職選挙法違反 タダで衆議院手帖を配布(デイリー新潮)
― twin0769 (@FCBfreed) 2017年8月25日
もうまったく、茂木さん、つめがあますぎです。 https://t.co/yhVS10xQws
「茂木経済再生相」の公職選挙法違反 タダで衆議院手帖を配布(デイリー新潮)
― racer (@racer87027962) 2017年8月25日
公職選挙法違反ですよ
法律違反では無い複数国籍とは次元が違います https://t.co/RaedqpXqc3
メルカリ、週刊新潮の「泥棒市場」報道に抗議 「訂正・謝罪求める」https://t.co/ttx0p63X62 pic.twitter.com/1aohE9sX0W
― ITmedia NEWS (@itmedia_news) 2017年8月23日
【『週刊新潮』8月31日号】茂木敏充経済再生相(人づくり革命担当兼任)の「衆議院手帳」配布=公選法違反疑惑。/今井絵理子参院議員の不倫相手の神戸市議の政務費不正使用疑惑。pic.twitter.com/A5Yh8z2P9U
― 宇宙からの使者 (@hirochiyan) 2017年8月23日
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