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自公と第二自公の二大政党体制が究極の悪夢ー(植草一秀氏)
http://www.asyura2.com/17/senkyo230/msg/870.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 8 月 20 日 00:13:20: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 

自公と第二自公の二大政党体制が究極の悪夢ー(植草一秀氏)
http://www.twitlonger.com/show/n_1sq4feh
19th Aug 2017 市村 悦延 · @hellotomhanks


「安倍政治を許さない!」

と考える主権者は多いが、安倍政治の何を許さないのかを

はっきりさせなくてはならない。

2017年になって噴出した「森友」、「加計」、「山口」の

「アベ友三兄弟疑惑」は安倍政治の腐敗を示す象徴的な事案である。

19世紀イギリスの思想家・歴史家のジョン・アクトンは、

“Power tends to corrupt, and absolute power corrupts absolutely.”

「権力は腐敗する傾向を持つ、そして絶対的権力は絶対的に腐敗する。」

と述べた。

「安倍一強」などともてはやされるなかで、

安倍政治が権力私物化、金権腐敗体質を鮮明に浮かび上がらせた。

政策以前の政治倫理、政治のモラルの面で、

もはや安倍首相に日本政治を委ねるわけにはいかなくなった。

内閣支持率が急落し、その不支持の最大の理由として

「安倍首相の人柄が信頼できない」

が挙げられている。

国会は、安倍政治腐敗問題を徹底的に追及し、

可及的速やかに安倍政権を退場させるべきである。

野党第一党民進党のもたつきにより、

安倍政権退場のタイミングが遅れていることが主権者にとっては

極めて大きな問題である。

森友疑惑、加計疑惑で安倍首相は、

「自分や妻が関わっていたら、総理大臣も国会議員も辞める」

「もし働きかけていたら責任を取る」

と明言しているのだから、国会はこの言葉に従い、

安倍首相に速やかな退陣を求めるべきである。


問題は、安倍政権退陣後にどのような政治を実現するのかである。

ここで問題になるのが「安倍政治を許さない!」の中身である。

安倍政権が実行してきた施策の柱は次の三つである。

1.日本を「戦争をする国」に変質させること

2.人権を制限すること=市民に対する弾圧を強化すること

3.弱肉強食の経済社会を推進すること

「戦争・弾圧・搾取」が安倍政治の基本である。

集団的自衛権行使を容認する憲法解釈変更を強行した。

「憲法破壊行為」であり、「立憲主義」を根底から覆すものである。

特定秘密保護法制定、刑事訴訟法改悪、共謀罪創設を強行してきた。

国民の知る権利を奪い、国民の内心の自由を蹂躙する、これも憲法破壊行為である。

そして、経済政策では「アベノミクス」だの、「成長戦略」だのという「きれいごと」

を並べ立てながら、経済社会の弱肉強食化を強行に推進している。

この安倍政治「真・三本の矢」に全面的に反対する主権者が唱える言葉が

「安倍政治を許さない!」

なのだ。


民進党が代表選挙を行うが、

新しい民進党が「安倍政治を許さない!」主権者勢力の先頭に立つ状況が

まったく見えてこない。

すでに民進党は主権者国民の信頼を失った勢力に凋落しているのであり、

この勢力に日本政治刷新の先導役を期待するのが間違っているとも言える。

これからの日本政治を考えるときに、一番警戒しなければならないことは、

日本政治が、自公と第二自公の二つの勢力によって仕切られてしまうことだ。

戦後日本を支配してきた中核勢力は、

米国・官僚機構・大資本

の三者である。

米官業の三者が日本を実効支配し続けてきた。

この支配者の手先といえる存在が、御用メディアと利権政治集団である。

私は、この五者を「米官業政電の悪徳ペンタゴン」と表現してきた。

この勢力が目論んでいるのが、

自公と第二自公による二大政党体制の構築である。

自公と第二自公による二大政党体制を構築してしまえば、

どちらに転んでも大差がなくなる。

米官業による日本支配を半永久的に維持できる。

これを狙っているのだ。

民進党内の「隠れ自公勢力」と民進党をすでに離脱した勢力と小池国政新党が

連携して、「第二自公勢力」を構成する可能性が極めて高い。

このことを前提にして、本当の意味の野党勢力の確立を目指す必要がある。

民進党代表戦では、前原誠司氏が明確に「第二自公勢力」の構築の方向を

指向していることが分かる。


民進党内の「隠れ自公勢力」は、すでに民進党を離脱した者、

小池国政新党と早く合流するべきだ。

これらの人々が唱える政策は、自公とほとんど差がない。

原発を容認し、戦争法を肯定し、9条改正も容認し、消費税増税も容認する。

政策面で自公と何ら違いがない。

東京都議選で小池新党が大成功したから、

これにあやかろうというだけに過ぎないように見える。

しかし、私は、日本政治が自公と第二自公とによる二大政党体制に移行するとは

考えない。

なぜなら、日本の主権者の多数が、

「安倍政治を許さない!」

の考えを有しているからだ。


自公と第二自公とによる二大政党体制の下では、

「安倍政治を許さない!」と考える主権者がその意志を反映させる受け皿がない。

このような判断を持つ主権者が圧倒的少数であるなら、

自公と第二自公による二大政党体制も存立しえるだろう。

しかし、現実は違う。

自公と第二自公とは対極の政策路線を希求する主権者の数は、

自公と第二自公を支持する主権者の数に拮抗しているはずである。

具体的に考えれば、

原発稼動を容認する主権者と容認しない主権者が拮抗している。

戦争法を容認する主権者と容認しない主権者が拮抗している。

そして、消費税増税を容認する主権者と容認しない主権者が拮抗している。

したがって、

原発稼動を容認しない

戦争法を容認しない

消費税増税を容認しない

主権者が結集すれば、自公と第二自公を支持する主権者勢力と拮抗するはずなのだ。


このとき、自公、第二自公、そして上記の対峙勢力が、

衆議院総選挙の小選挙区にただ一人ずつ候補者を擁立したら、

いったい誰が勝利するのか。

「安倍政治を許さない!」と考える「対峙勢力」が勝利する可能性は

極めて高いと考えられる。

他方、民進党をすでに離脱した者、民進党内の「隠れ自公勢力」、

小池国政新党の人々が合流する姿を思い描いてみよう。

ここには、旧大阪維新や日本維新、

さらに、自民党を離脱した渡辺喜美氏や民主党を離脱した松沢成文氏なども

合流することになるだろう。

船頭になりたい人々の集団ということになり、船が山に登ってしまうことは

間違いない。


安倍政権が推進してきた経済政策を安倍首相は「アベノミクス」とか

「成長戦略」などと表現しているが、その骨格となる施策は次の五つである。

1.農業の自由化

2.医療の自由化

3.解雇の自由化=労働規制の撤廃

4.法人税減税=消費税増税

5.特区の創設

農業の自由化とは、日本農業を「農家による農業」から「大資本による農業」に

転換することである。

その際に、同時並行で進むのは、食の安全・安心の崩壊、食料自給率の

さらなる大幅低下、共同体社会の崩壊である。

医療の自由化は、日本の公的保険医療制度の崩壊を意味する。

病気になったときに必要十分な医療を受けられるのは

一握りの富裕層に限られる社会に移行することを意味する。

「働き方改革」などの言葉に騙される人が多いが、労働規制撤廃の目的は、

解雇の自由化、生涯非正規労働化、最低賃金撤廃、外国人労働力導入、

残業規制撤廃などである。

究極の目的は労働者の身分保障撤廃と労働コストの最小化である。

税制では企業と富裕者の税負担を軽減して、

大衆課税の消費税負担を激増させることが推進されている。

そして、「特区」は新型利権そのものである。

「特区諮問会議」の正式名称は「特区利権諮問会議」である。

加計疑惑は極めて分かりやすい事例だが、養父市の企業による農地取得を

認可されたのが竹中平蔵氏が社外取締役を務めるオリックス関連企業であり、

神奈川県や大阪府での家事代行サービス事業の実施企業に

竹中平蔵氏が会長を務めるパソナが選定されていることも、その氷山の一角である。


次の総選挙で国民が判断するべき対象は、

基本政策方針

である。

原発・戦争・消費税

についての基本政策路線を問う選挙。

これが次の衆院総選挙のテーマである。

「政策選択選挙」を実現するべきなのだ。

国会の多数勢力を取る「数合わせ」をやっても政治は変わらない。

面子が変わるだけで、政策が変わらなければ、国民生活も変わらない。


だから、基本政策を横において、共産党と共闘するかどうかを

論争していること自体がおかしいのだ。

反戦・反核・反格差

の旗を掲げ、

戦争法廃止・原発廃止・消費税減税廃止

の旗を掲げる主権者と政治勢力が大同団結するべきことは当然のことなのである。

共産党がこの方針を明示するなら、共産党を排除する理屈など

立ちようがないのである。

民進党は早く「隠れ自公勢力」と「反自公勢力」とに分離するべきだ。

次の選挙に向けて大事になるのは、

「反自公勢力」の結集、大同団結である。

「オールジャパン平和と共生」は、この基本方針を改めて明確に掲げて、

「安倍政治を許さない!」市民と政治勢力の結集を推進してゆきたい。

「政策連合」の構築がどうしても必要である。


 

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コメント
 
1. 2017年8月20日 00:18:51 : YMrpv8zFTQ : 4i1cSD0jdn4[13]
第二自民ととか言っているやつは信用できませーん

そういう人は12年末の総選挙のとき大口叩いて
結局は票を分散して安部を勝たせただけの結果になりました

ご大層なことを居のならまず共産でも社民でも自由党でも
自分の支持する政策に近いせいとうの応援でもしたら?
民進にまとわりついていないでさ


2. 2017年8月20日 00:51:40 : gJEyyXlHMg : _cffKD0W0Eo[1]
植草先生は、「安倍政権は絶対的腐敗である」と規定し、絶対的腐敗を除去することが大切だ、と主張する
まずこの主題に同意するか否かが問われる 細かい各論で重箱の隅をつつかぬことです

植草先生が絶対悪である竹中平蔵を、ついに名指しして批判しました
この時が来ることを長い間待っていた 竹中平蔵は絶対悪であり、絶対的腐敗である

これを除去しない限り、日本に未来はありません
労働者の労働の対価を盗む行為、ゆすりたかりドロポー強盗ヤクザ行為は、法律で禁止するべきです


3. 2017年8月20日 01:10:15 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[4818]
猪野亨氏
「民進党も末期的です。都議選において蓮舫氏が小池新党(都民ファースト)に接近したものの冷たくあしらわれていたことを忘れたのでしょうか。今であれば、日本ファーストは候補者を確保できていないし、300もの候補者を集められない、だからそこに選挙協力の道があるのではないか、などという妄想を抱いているというところでしょうか。
 しかし、実際には、そのようなおこぼれなどありません。」
http://blogos.com/article/241074/

民進党内保守よ…
お花畑から出なさい。現実を直視するのです。

植草氏、がんばってください。応援しております。


4. 2017年8月20日 07:59:21 : SoOL3EVEjQ : TgoNJ0_6@cA[1]
>3

民進議員任せにして、手前達は何もしない”連合”という存在がガンになってるかもしれないよ。


5. 2017年8月20日 08:44:26 : NiLsXobCRk : kjcaRYW2xFI[4]

       >>01
       >>02
        ↑
     新手の工作員か?


6. 佐助[4683] jbKPlQ 2017年8月20日 11:08:43 : FzZWrKYiSU : _me5YTx1i94[75]

植草さん,再確認です。

現代版応仁の乱なので,日本の二大政党制移行は,おあづけである。
すなわち二大政党制の腐敗=不信が既成政党の腐敗=不信にもなる。。
そのために,自民党・公明党・民進党の得票率はズーツと減り続ける。

各国によって近代・二大政党制の崩壊は,2030年まで機能不全が続きます。無視すると想定外のことが起きる。例えば米国のように白人第一主義,奴隷主義が復活してくる。そしてドル一極体制は終焉する。米大統領が4回も変えた歴史があるが同じ事が起きるかも知れない。

日本では,民主党の衰退がおきている。これは絶対に避けられない。新たな枠組みの連合や新党が出来ると,この新党ができると神風・台風になる。民主党がなぜ衰退したのか,連合や原発ではない,それは敵視する政治的対立概念の相手が自民党なのに,第二自民党に成り下がり,国民を裏切ったからです。

それと社民党と共産党が一時衰退したのは,改憲・護憲の時に村山政権で崩壊,伸び悩んだのです。従って,今回も改憲・護憲を持ち出すと,その政党は崩壊する。だから安倍総理は,口にも出さなかったのです。自衛隊を持ち出しこっそりなんとなくやろうとした。くせものですよ。

第三・第四の勢力は,維新のようなが大躍進したが,基本的には平和的革新的な政党ができると,国民の50%以上の目が集中する。小池新党は東京都知事で地方首長連合とはまた違う。現代版応仁の乱なので,第三の勢力は,基本的には地方首長連合なら大成功するが,新たな枠組みの新党がのびる。

なので戦後の80年までに政治と経済の大革新しないと,自由主義経済そのものが自壊する。避けるためには政治は,新たな枠組みの政権または超党派政権。経済は,新機軸体制と産業革命になる。今回の産業革命は人類を救うことができる。

そして一党独裁支配制を採用した、社会主義国家の中国は、革命から80 年目に自壊する。40 年目には,東欧の社会主義国の一党支配制度は,自壊した。なぜでしょう,それは中国・ソ連より工業化が進み農奴制から自営農に移行していたからです。

中国は三世代目になると、革命を直接経験しない世代が多数派となるためだ。彼らは、低生活水準での平等より、自由を求めるため自壊する。

へたすると,自由経済システムそのものも腐敗堕落が避けられない。命かけても良いほどに自信がある。



7. 2017年8月20日 13:47:32 : 197mmOTJCU : Dw5PI5mS5aM[116]
憲法、戦争、増税、原発、医療介護、格差拡大、農家農協つぶし、

中小零細企業つぶし。

これらに対して、少なくともどれか1つに強く懸念をもつ人、を数えあげれば

有権者の過半数をゆうに超える、圧倒的多数になるだろう。

前原、細野らの二大政党論は、これらの懸念項目に背を向けた政策で、小選挙区の

1議席を自公候補と争うということになる。

だが、これらの懸念項目にきちんと対処しようとする政治ブロックが別に在る

というのに、残りの小さなパイを「二大保守党」が奪い合うとすれば、

これを尻目にこの第三ブロックが漁夫の利を占めることになる。

渡辺喜美の父、故・渡部美智雄が生前言った言葉がある。

「今の日本に保守二大政党は両立できない」


8. 2017年8月20日 18:12:25 : 8K8L3PSaYk : gvKl5@23F80[522]
植草さんの言っていることは正しいよ。



9. 2017年8月20日 23:57:30 : yGx7DkbKBE : Q9xdL0FhjJg[39]
究極の 悪夢が迫る 急ぎ足

10. 2017年8月21日 00:59:13 : 22vgOTCilI : CG3pJvTJ6qg[1]
ネトウヨネトサポ民進党バージョン

自民党・石破茂
「野田佳彦氏は真っ当な保守政治家だ」

ネトウヨ
「何で野田が批判されてるのかわからん。民進で一番まともじゃん。」

民進党を批判するな教徒
「野田さんを批判するのは馬鹿だ。野田さんほど信念を持って仕事をする政治家はいない。」

今井絵理子
「批判なき政治を目指します」

民進党を批判するな教徒
「民進党を批判するな。支持している政党を応援するだけにしろ。」

ネトウヨ
「自民党の支持率が下がったのは、マスゴミによる偏向報道のせいだ。」

民進党を批判するな教徒
「民進党の支持率が上がらないのは、マスゴミによる偏向報道のせいだ。」


11. 2017年8月21日 00:59:59 : 22vgOTCilI : CG3pJvTJ6qg[2]
ネトウヨ
「ネトウヨという言葉は在日が作った造語」

民進党を批判するな教徒
「第2自民党という言葉はネトウヨが作った造語」

ネトウヨ
「自民党を批判するな。安倍さんを批判するな。」

民進党を批判するな教徒
「民進党を批判するな。野田さんを批判するな。」


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