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https://www.dailyshincho.jp/article/2017/06150559/?all=1
デイリー新潮
往々にして親族間の争いほど溝が深くなりがちだ。
安倍総理が「腹心の友」と呼ぶ加計学園の加計孝太郎理事長(65)も、例外ではなかった。
父親が岡山で興した一大教育コンツェルンを実姉とともに受け継いだものの、2人は今、絶縁状態にあるという。一体、何があったのか。
***
「弟とは6年前から一度も会っていませんし、話してもいません」
岡山市内の自宅を訪ねると、美也子さん(68)が言葉少なに語り出した。
「原因は仕事上の問題。
法人運営の考え方の違いによるものでした。
私が仕事のやり方に苦言を呈して、彼がそれを嫌がり、家を飛び出して行ったのです。それ以来、住所も教えて貰っていませんし、年賀状のやり取りもないので、どこでどう暮らしているのかすら知りません」
現在、保育施設から大学まで30を超える学校を経営している加計学園グループは、
孝太郎理事長率いる加計学園系列と、美也子さんが理事長を務める順正学園系列とに分かれている。
グループのOBによれば、
「創業者である父親の勉さんが存命の頃は、彼が両学園の理事長を兼務し、
理事会も一緒に開かれていました。けれど、01年に姉弟がそれぞれの理事長になり、
08年に勉さんが亡くなると、意見の対立が激しくなった。
美也子さんが堅実な経営をする一方で、
孝太郎さんは千葉科学大学をつくったり、獣医学部の新設を目指すようになったりと、拡大路線に走っていましたからね。で、今では両学園は完全に決裂しています」
だが、彼が家を出たワケはもう1つあった。
「孝太郎さんは09年に、長年連れ添った奥さんと離婚し、翌年に20歳近く年下の女性と再婚しました。それに3人のお子さんと、母親の晃子さんが反対したんです。
もともと晃子さんと孝太郎さん一家、美也子さん一家は同じ敷地内で暮らしていたので、
再婚相手が姑と上手くいかなかったことも、家族と離れる原因になったのでしょう」(同)
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