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2017年08月18日 「ジャーナリスト同盟」通信
<中国は世界遺産登録へ>
8月13日午後9時から放送したNHKスペシャル「731部隊の真実」が、インターネットでも大炎上中である。原因は、安倍・自公内閣の、隣国に危機を売り込む戦争傾斜路線と無関係ではない。生きた人間を、人道上許されない化学兵器の実験台にした、悪魔の皇軍・731部隊関係者の法廷証言を取り上げたものだ。テレビを見ていない筆者だが、ネットに紹介された内容だけでも、その大反響を見てとれる。他方、中国の黒竜江省は、南京大虐殺に続いて、世界遺産登録に向けて、拍車をかけている。安倍・国家主義政権の唯一の成果といえば、従軍慰安婦・南京大虐殺・731部隊などの、消しがたい史実を、国際社会に発信、定着させたことである。
<ソ連軍事裁判の音声紹介>
報道された内容によると、悪魔の731部隊の軍医のほとんどは、敗戦直前に人体実験の建造物や資料、囚人らを破壊・焼却して脱走、細菌兵器のための実験データと取引して、罪を逃れた。しかし、すべてではなかった。一部がソ連軍に拘束、ハバロスク軍事法廷で裁かれた。その時の法廷証言を、NHKが今回、紹介したものだ。
敗戦から72年になっての初公開というのも悲しいが、安倍・自公内閣の下での軍靴への恐怖が、これを発掘させた原動力に相違ない。評価したい。
関係者の生の証言である。731部隊長の石井四郎の声がないのが悔しいが、安倍・国家主義が否定することは出来ない歴史の真実である。
<安倍・自公戦争内閣へ一撃>
従軍慰安婦問題は、半島と大陸で燃え盛っている。これを政治が、いい加減に処理することは、もはや不可能である。韓国大統領も真摯に向き合う姿勢を見せている。歴史を知らない右翼の研究者も、屈服するほかない。安倍は逃げられない。まさに極右政権の実績として、歴史に刻まれることになろう。
たとえ、平壌が求める拉致被害者を連れ戻すという、小手先の実績でもってしても、5年間の戦争体制化の日本を、隠蔽することは出来ない。これに便乗した公明党創価学会の罪も重い。
<731軍学共同をまねる安倍内閣>
ネットでも指摘している点だが、731部隊は京都帝国大学と東京帝国大学の有能な医学者によって組織された。軍事組織と大学の頭脳を一体化した組織、それは軍学共同そのものである。
それゆうえに、大日本帝国復活を夢見る国家主義内閣は、ここ数年の間に、軍学共同の悪魔の政策を推進して、これに抵抗する日本学術会議と対決している。
いわゆる安倍路線は、ヒトラーと東條を掛け合わせると、その正体をあぶりだすことが出来る。
<731生体実験軍医が戦後医学界を主導>
日本国民にとっての不幸は、戦後の日本人の健康と直結する医療が、731部隊の軍医らが主導したことである。殺人鬼となった医師が、戦後日本の医師会を主導したことは、計り知れない負の遺伝子を、列島にまき散らしたことになる。
日本医師会と厚労省、それに安倍・自公内閣は、外国の金持ちのための医療でもって、金稼ぎをするというのである。既に一部の中国人は、わざわざ日本まで来て治療を受けている、と聞く。
よくよく日本の西洋医学を研究してゆくと、中国の漢方のすごさが見えてくるのだが。
殺人医師に教育されてきたような日本の医師と病院は、医療事故と真正面から向き合おうとしない。法廷では、医学博士の資格のある弁護士を使って、無知な患者側の弁護士をやっつけてしまう。千葉県四街道市の及川夫妻と帝京病院が、まさにそうである。
悪徳医師と悪徳病院が、無知な被害者をやっつけているのである。嘘と隠蔽で、医療事故に蓋をかけてしまう。そこには医の倫理は存在しない。
<東芝医療事故の源流か>
こうした医学・医療の、恐ろしいほどの世界を教えてくれたのは、医療事故で命を奪われた息子・正文である。それまでは、医学博士と聞いただけで敬意を払ってきたジャーナリストだった。東大医学部OBと聞いただけで、安堵する情けない人間だった。
息子は、東大医学部OBの二人の教授・助教授によって、元気に生きる権利を奪われてしまった。それどころか、それでも無知ゆえに、泣き寝入りするところだった。善意の医師に導かれて覚醒、法廷闘争を決意した。
同じことが、東芝経営の東芝病院でも起きて、息子はそこでとうとう命を落とした。親として悔いても悔やみきれない。反省と謝罪をしない東芝は、殺人病院ではないだろうか。東芝病院の医師の中に、731部隊軍医の倫理観を受け継いできたものがいるのだろうか。
<嘘と隠蔽の日本医師会と厚労省と医療事故多発国家>
医療事故について、多少の知識のある日本人にとって、そこでは嘘と隠蔽がはびこっていることを、強く認識させられる。これは本当に不幸なことである。
善良な医師は少数派である。たとえば、最近の事例では石原慎太郎事件で表面化した徳洲会病院にからむ疑獄事件であるが、そこで働いている医師の多くは、不正腐敗の渦に巻き込まれてしまった。善良な医師は、弾き飛ばされている。731部隊の遺伝子は、徳洲会どころか、今日の医師会・厚労省内部に沈殿、それが時に浮上するといっていいのかもしれない。
善良な医師に光が当たらない、日本医師会と医学界と決めつけたい。嘘と隠蔽がはびこる中で、日本の医療事故は繰り返される。正直に、反省と謝罪をする、本来の医療が確立する時代が、到来するのであろうか。目下のところ、それを期待するのは困難だ。
刑事告訴しても、検察を抑え込んでしまうような東芝病院が存在する限り、それは絶望的と言っていいだろう。被害者の認識である。
<40兆円の医療費をむさぼるのも石井四郎731部隊長遺伝子か>
つまるところ、人間・日本人の資質に問題の根源がある。教育勅語どころか、今の教育に問題がある。家庭・学校・社会の教育が、心を重視する人間教育が行われていない。ずるがしこい人間が勝つ、悪が勝つ政治の下で、歪んで回転する社会といっても、言い過ぎではないだろう。
南京大虐殺や731部隊の生体実験を、それでも否定する悪魔が存在する日本は不幸である。世界から嫌われていることにも、無頓着なのだ。
731部隊長の石井四郎に、人間の心があれば、天皇の命令でも拒絶したはずである。彼は莫大な予算を手にして、その一部を遊郭につぎ込んで平然としていた。女にも金にも汚い人間だった。
その遺伝子が、いまの医師会と厚労省の官僚に継承されているのかもしれない。「ベンツ・妾・別荘」の医師会に変化は起きていないらしい。日本の医療費40兆円は、国民の税金に相当する。40兆円を食いつぶしていて、それでももっとよこせ、はないだろう。
<「続・老兵の告白」が証明する軍医の人体実験>
先に「続・老兵の告白」という中国の黒竜江省で出版された歴史の貴重な証言本を紹介したが、そこには残念なことに731部隊の軍医の証言はない。逃げ足が速いし、人間の心のない軍医ゆえである。
ただ一人、731部隊に所属していなかった軍医が、耐えがたい罪から抜け出そうとして、告白している。なんと731部隊以外の病院でも、生体実験を行っていた。
捕虜の全てが、生体実験の対象だった証拠であろう。九州帝国大学でも、捕虜となった米兵を生体実験していた。その目撃者の証言が、You Tubeで見たばかりである。日本軍の蛮行は、まだその全貌を現してはいない。その一部に驚いている日本人と国際社会なのだ。
これらの全ては、安倍・国家主義の唯一の貢献かもしれない。
2017年8月18日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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