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死に体同士が対北電話会談 いまトランプ米国に隷従の狂気
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211626
2017年8月17日 日刊ゲンダイ 文字お越し
反トランプを掲げる人々(C)AP
全米が怒り狂っている。これはトランプ大統領にとって致命傷になるのではないか。
アメリカを揺るがしている「デモ衝突事件」――。白人至上主義を掲げるヘイトデモに参加していた20歳の男が、反対派グループに車で突っ込み、女性1人を殺した事件についてトランプは15日、こう言い放ったのだ。
「誰も言いたがらないが私は言う。反対派グループも暴力的だった」「ネオナチ側の参加者には良い人々もいた」「非は双方にある。これは間違いない」
殺人まで犯した差別主義者を擁護し、人種差別に反対した市民に非があるかのように口にしたのだ。さすがに、全米から抗議と怒りの声が上がっている。
それでなくても事件後、トランプに対して批判が噴出していた。事件が起きた12日、ネオナチや白人至上主義者をハッキリと非難しなかったからだ。ようやく2日後の14日、白人至上主義者やネオナチを名指しした上で、「人種差別は悪だ」と用意した原稿を読み上げたばかりだった。ところが、その翌日、あっさりと前言を翻したのである。こちらがホンネなのだろう。
しかも、車にひかれて亡くなった被害女性をあざ笑うかのように、車体に「トランプ」と書いた列車が男をはねる風刺画をツイッターでリツイートしている。
トランプは、完全にレッドラインを越えてしまったようだ。すでにニューヨークやシカゴ、ロスなど全米各地で「恥を知れ」「辞めろ」と数千人の市民が“反トランプ”の抗議デモに参加しているが、この先、さらに大きなうねりになるのは間違いない。アメリカ政治に詳しい国際ジャーナリストの堀田佳男氏はこう言う。
「差別と闘ってきたのがアメリカの歴史です。たとえ建前でも、ヘイト活動を容認しないことが最低限のモラルになっています。これは右、左、関係ない。トランプは一線を越えてしまった。多くのアメリカ国民が、あの男にはリーダーの資質がないと再認識したはずです。これから激しい“反トランプ運動”が起こるでしょう」
アメリカは異様な空気に包まれている。
■大統領の弾劾も可決される
事件後、アメリカの産業界も次々に抗議の声を上げている。
大手企業の経営者が、トランプの助言機関の委員を相次いで辞める異常事態となっている。半導体大手インテルのCEOが、「我々が支持するのは他人を攻撃することではなく、他人を尊重するアメリカの価値だ」と声明を発表して辞任するなど、5人が辞めている。
助言機関の委員を辞めることは、トランプから嫌がらせをされる可能性も高く、アメリカ企業にとってはリスクが大きい。それでも辞任に踏み切り、公然と批判したのは、よほどのことだ。
トランプと関係が良かったゴールドマン・サックスのCEOまで、「私たちを分断しようとする者たちを孤立させよ」とツイッターに投稿している。
すでに支持率が34%と過去最低を記録しているトランプは、四面楚歌の状態だ。このまま弾劾される可能性もゼロではない。
「いま、モラー特別検察官が15人の弁護士を率いてトランプ大統領のロシアゲートを調査しています。このロシアゲートでトランプ大統領が弾劾されるかどうかが焦点になっています。もちろん、ロシアゲートと、今回のデモ衝突事件は直接関係ありません。でも、弾劾は議会が決める。民主党だけでなく、共和党の議員もトランプに憤りと嫌悪感を募らせているだけに、大統領の弾劾が可決される可能性はあると思う。中間選挙を控えている議員は、トランプ大統領を庇えないでしょう」(堀田佳男氏=前出)
「デモ衝突事件」をきっかけに差別主義者の正体が割れたトランプは、一気にレームダック化し始めている。
どこまで米国に隷従するのか(C)日刊ゲンダイ
北朝鮮への空爆が始まる恐怖 |
「死に体」のトランプはこの先、どうなるのか、どうするつもりなのか。
恐ろしいのは、一発逆転、起死回生を狙って北朝鮮を空爆しかねないことだ。過去、シリアを空爆し、支持率をアップさせた成功体験を持っているだけにヤバイ。
もちろん、正常な判断力があれば、リスクが大き過ぎて北朝鮮と戦争することなどあり得ない話である。しかし、共和党のリンゼー・グラム上院議員に「戦争は現地で起きる。大勢が死ぬとしても、向こうで死ぬ。こちら(アメリカ)で死ぬわけではない」と語っているところを見ると、トランプは、イザとなったらやりかねない。
信じられないのは、「死に体」のトランプと電話会談した安倍首相が、対北朝鮮について、「対話のための対話には意味がない」「圧力を強める時だ」と、強硬路線で意気投合していることだ。
中国も、ロシアも、韓国も「対話が大事だ」と、何とか戦争を避けようとしているのに、ただひとり、トランプを煽っているのだからどうかしている。
ひょっとして、アメリカと北朝鮮が戦争を始めたら、日本が戦場になることを理解していないのではないか。
「米朝が衝突したら、北朝鮮が日本にミサイルを撃ち込んでくるのは間違いないでしょう。在日米軍基地が、米軍の発進基地と補給拠点となるからです。北朝鮮にとって日本は敵国そのものになる。北朝鮮は日本を射程に収める中距離弾道ミサイル“ノドン”を300発、実戦配備している。発射から7〜8分で日本に着弾するから、発射をキャッチしても逃げることは不可能でしょう。驚いたのは、安倍首相が“抑止力”という言葉ではなく、“対処力”という言葉を使い始めていることです。気分は、ほとんど戦争準備態勢です。どこまで戦争にリアリティーを持っているのか、非常に不安です」(軍事評論家・前田哲男氏)
■日本の基地を米軍に使わせるな
「死に体」となった破れかぶれの政権ほど怖いものはない。何をやり出すか分からないトランプは本当に危険だ。安倍がそのトランプに隷属し、一緒になって朝鮮半島危機を煽っているのだから、完全にイカれている。
追従するように、迎撃ミサイルPAC3の設置を大々的にPRしているのだから話にならない。オーストラリアで墜落事故を起こした米軍機オスプレイの飛行再開も、「はい、そうですか」と簡単に認めてしまった。
そもそも、北朝鮮が対峙しているのはアメリカであり、日本は関係ないはずだ。なのに、このままでは日本は戦場になりかねない。日本国民は命がいくつあっても足りない。
「もし安倍首相が、本気で国民の生命と財産を守る気があるなら、アメリカと北朝鮮との戦争も阻止できるはずです。日米安保条約6条の交換公文には、在日米軍基地から戦闘行為を行う場合、米軍は日本政府と事前協議することが義務付けられ、日本政府は拒否することもできると規定されているからです。つまり、日本の基地を使わせないことができる。在日米軍基地を使用できないとなったら、アメリカは北朝鮮との戦争を断念するしかないでしょう。韓国の文大統領は、『朝鮮半島での軍事行動は韓国だけが決定できる。誰も韓国の同意なく軍事行動を決定することはできない』と、トランプ政権を牽制しています。安倍首相も事前協議のことくらいは口にすべきです」(前田哲男氏=前出)
支持率が下落し弱体化した安倍政権も、北朝鮮危機を「神風」として最大限に利用している。日米の「死に体」政権の暴走だけはストップさせないといけない。
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― 桃丸 (@eos1v) 2017年8月17日
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