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安倍首相“豹変”の裏…ひたすら延命で疑獄逃れと反乱潰し
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/211051
2017年8月8日 日刊ゲンダイ 文字お越し
権力の座に恋々(C)日刊ゲンダイ
朝日新聞が5、6日に行った世論調査の安倍内閣の支持率は、7月と比べわずか2ポイントの上昇(33%→35%)にとどまり、ほぼ横ばい。内閣改造当日の3、4日実施の一部調査で10ポイント近く上がったケースもあったが、世論はわずか2日で冷静さを取り戻した。野田聖子総務相や河野太郎外相の抜擢効果は一瞬。「やっぱり安倍首相は信頼できない」というところだろう。内閣を改造したって、ペテン政権の本質は何も変わっていないのだから当然である。
もっとも安倍本人も、改造程度で支持率が一気にアップする状況にないのは分かっていたようで、改造効果を補うために、3、4、5日と3日連続で親安倍メディアのテレビ局を行脚したのだが、キャスターの質問に答える安倍は、終始、薄気味悪いほどの低姿勢。「確かに自分の気持ちにおごりが生じたかもしれない」などと殊勝だった。
極め付きは、改憲の先延ばしだ。改造時の記者会見でも口にしていたが、テレビではさらに踏み込んでこう言った。
「今後は党に任せる。日程ありきではない」
「与党だけではなく、野党も含め、多数派を形成していく努力を重ねないといけない」
今年5月の憲法記念日に、9条改憲と2020年の新憲法施行を突然、打ち出し、臨時国会での自民党案提出に強い決意を示していたのに、アッという間に軌道修正してしまった。この豹変には驚くしかない。
■毎度、困った時の「経済」頼み
で、これからは「経済最優先」「デフレ脱却に注力する」のだという。きのう(7日)、官邸で新任の副大臣会議に出席した際も、安倍は「経済最優先で政権運営に当たる」と強調していた。ま、毎度の困った時の経済頼みだが、しかしである。安倍にとって、憲法改正は第1次政権からの悲願だったんじゃないのか。
特に2012年に再び政権に就いた後は、改憲手続きを緩めるため、真っ先に「憲法96条の改正」に取り組み、これに失敗すると、「緊急事態条項の創設」を持ち出し、ついには維新を取り込むため、自民党内の根回しナシに「高等教育無償化」に乗っかろうとした。解釈改憲で集団的自衛権の行使を容認し、9条改定への布石とした。
これほどまでに改憲にこだわってきたのが安倍である。逆説的な言い方をすれば、いま改憲を“封印”したら、何のために首相を続けているのか、その存在意義がなくなってしまう。だったら、さっさと退陣した方がいい。
政治評論家の野上忠興氏はこう言う。
「安倍首相が残りの任期でやりたいことは、憲法改正しかありません。改憲がなぜ安倍首相にとって悲願なのか。そこには3つの意味があります。1つは祖父・岸信介元首相の思いを引き継ぐという執念。2つ目に自分を応援してきてくれた右派のコアな支持層の願いに応えること。そして3つ目は、歴史に自分の名前を残すこと。改憲は自民党の党是ですが、歴代首相の誰もが手を付けられなかった。それを実現し、レガシーとして残したいという執着はものすごく強い」
それなのに安倍が、平身低頭でタカ派色の払拭に懸命なのは、どうしてなのか。そこには別の魂胆があるからだろう。
加計問題は新疑惑が次々と噴出(C)共同通信社
政治生命の危機に怯える首相とお友達 |
悲願の改憲を先延ばししてでも政権延命を図ろうとするのは、元来、安倍が権力亡者だという性分もあるだろうし、東京五輪の2020年まで首相でいたいという願望もあるだろう。だが、それだけとは思えない。疑獄逃れのためには権力の座に居続けなければならないという強迫観念があるのではないか。
ここへきて、森友・加計問題で新疑惑が続々、明らかになっている。
森友問題では、籠池前理事長夫妻の逮捕とともに国有地売買における不可解な大幅値引きの真相をうかがわせるメモや音声データが出てきたと報じられた。森友学園が国有地を取得した際のゴミ撤去費用は、森友側の支払いを実質ゼロにするために“逆算”されたのではないかというのだ。
音声データには籠池容疑者と近畿財務局との生々しいやりとりも録音されていて、籠池容疑者は「安倍昭恵」の名前を出して交渉している。その結果、タダ同然の国有地払い下げになったとすれば、首相夫妻に対する“忖度”があったと言わざるを得ない。
加計問題では新たな事実が発覚。15年6月に国家戦略特区ワーキンググループ(WG)が愛媛県と今治市にヒアリングした際、議事要旨には出席者の記載のなかった加計学園の幹部が同席していた。きのう会見したWGの八田座長は、加計幹部は「非公式」な立場のため不記載は問題ないと開き直った。
今週の週刊朝日は15年4月の今治市職員の官邸訪問時に「複数の加計学園幹部が同行していた」とする今治市関係者の証言を掲載している。そのうえ一行は、官邸内にいた下村文科相(当時)とも言葉を交わしているというのである。やはりアベ友だからこそ「加計ありき」で行政が歪められた可能性がますます高まった。
■国家の破滅に官僚が逆襲
疑惑が深まれば深まるほど、マトモな官僚は今までのようにおとなしくはしていない。安倍政権下の「政と官」の関係を批判し、人事を牛耳られた官僚が官邸の顔色をうかがいながら仕事をしている状態を「国家の破滅に近づいている」とまで口にした福田康夫元首相の発言は、官僚の不満を代弁したものでもあるだろう。
こうした空気を察知し、安倍は改造人事で、内閣人事局長を、政治家ではなく事務の杉田官房副長官にしたが、もはや安倍は水に落ちた犬になりつつある。文科省のような反乱が他省庁でいつ起きてもおかしくない。
政治評論家の本澤二郎氏がこう言う。
「福田元首相はタカ派の安倍首相とは水と油ですから、霞が関の官僚たちが福田氏の元を次々訪れ、『このままでは国が潰れます』と伝えていただろうことは想像に難くありません。霞が関の悲鳴を聞き、『国家の破滅』という強烈な表現になったのでしょう。本来、官僚はバランス感覚があり、国民のコンセンサスを重視するものです。憲法にも官僚は『全体の奉仕者』と書いてある。ところが官邸に人事権を握られ、今や『安倍首相の奉仕者』になってしまっている。忸怩たる思いでいる官僚は多いと思います」
■あらゆることが私利私欲の4年半
安倍は萩生田前官房副長官や下村元文科相らとともに、この4年半やりたい放題やってきた。福田元首相の言うように、国家の破滅を招くほど霞が関全体に「忖度」が蔓延しているとすると、森友・加計の他にも安倍やその周辺が私物化した政策や事業があるのだろう。怒りのマグマがたまった官僚によって、それらが次々暴露される可能性がある。
安倍がただひたすら権力にしがみつく理由。それは政権から外れたら、自分もお友達も政治生命を失いかねないと怯えているからなのだろう。
安倍はウソとデタラメで国家を我が物にしてきた。国民の支持を失ったのも、早期改憲の決意を後退させざるを得なくなったのも自業自得である。
「あらゆることを自分中心でやってきたのが安倍首相です。そもそも憲法改正だって、国民のためではなく、ひとえに自分の名誉と利害のためであり、動機が不純なのです。森友・加計疑惑が深まる中で、安倍首相がこの国の政治を私物化しているという現実を国民は知ってしまった。だからこそ、不信感は簡単には消えないのです」(野上忠興氏=前出)
安倍はもはや詰んでいる。いつまで気づかないふりをしていられるだろうか。
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― 桃丸 (@eos1v) 2017年8月8日
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― 川崎健太 (@Kawasakikenta) 2017年8月8日
蓮舫と野田氏が辞めたから、安倍さんも辞めてもおかしくないよ。 https://t.co/Mw0iJQTKNd
「安倍首相“豹変”の裏…ひたすら延命で疑獄逃れと反乱潰し」と改憲のためでしょう。 https://t.co/Lb2xjZ12mt #日刊ゲンダイDIGITAL
― 松本悟 (@watokota) 2017年8月8日
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― JUNJI@昭和おやじ (@atsu444_k) 2017年8月8日
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