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2017年08月06日 「ジャーナリスト同盟」通信
<福田康夫元首相、乾坤一擲の怒り爆発>
安倍の先輩である福田康夫元首相が、共同通信の取材で、遂に怒りを爆発させた。「安倍は日本を破滅させる」と決めつけて、即刻退陣を求めた。若い取材記者は、福田の乾坤一擲の、激しい怒りの一言を、正確に理解していなかったかもしれない。「国家破滅」とは、敗戦時の日本のことである。財閥・軍閥の侵略国家へと改編させようとする安倍・日本会議に対して、歴史を直視する福田ゆえの、悪魔に魅入られた安倍への、最も強烈な言葉で、胸の怒りを爆発させたものだ。日本を破滅させる安倍は、それでも内閣改造で生き残ろうとしていることに「断じて許せない」との意でもある。筆者が連日、安倍批判をするのも同じ思いからである。右とか左とか無関係である。日本を愛する日本人であれば、誰でも国家主義の安倍NOである。
<教育勅語・国家神道(靖国参拝)の国家主義を全面否定>
安倍も、福田の実父・赳夫が立ち上げた清和会のメンバーである。岸信介の娘婿である安倍晋太郎を重用した赳夫だったが、彼は晋太郎を高く評価していなかった。河村建夫を後継者に選んだ田中龍夫を買っていた。
福田派を担当した政治記者であれば、誰も知っている。友人の清和会OBは「私は福田さんが晋太郎を面罵する場面を、2度も目撃している」と打ち明けている。彼は晋太郎が亡くなったあと、自宅金庫から古い6億円の1万円札が出てきた秘事も承知している。彼は、夫人の洋子に可愛がられた秘書の先輩だったせいだ。
福田は、宏池会の護憲派・宮澤喜一を重用した。宮澤は、小泉内閣の官房長官になった康夫に対して、日本外交を聞かれるままに教えた。靖国参拝を繰り返す小泉によって、散々辛酸をなめさせられた康夫官房長官は、必死で国立の非宗教的施設建設に奔走したが、安倍晋三が横やりを入れてきた。戦前の国家主義に傾倒する晋三は、靖国参拝の国家神道・軍国日本復活があるべき姿だと信じ込んでいる。森喜朗がそうである。
極右の安倍とリベラル・福田のイデオロギー・歴史認識が、埋まることはないのだが、日本と国際社会の常識は、リベラルに軍配が上がっている。極右では隣国との関係が破たんする。中国と韓国と日本との関係は、現にそうなっている。
<歴史を直視できない安倍・日本会議は軍国主義の亡霊>
現役の政治記者として20年余、自民党を見聞できた筆者は、ジャーナリスト冥利に尽きるのだが、憲法を重視、時代を受け入れるリベラルな派閥に共鳴して当然である。
対抗する右翼に違和感を抱いて当然である。安倍時代になって、安倍や安倍家の秘事が、事細かに露見するのは、多くの政治記者が読売や産経と違って、リベラルが当たり前と考えているためである。日本で戦前右翼が繁栄することはない。たまさか小選挙区制と公明党創価学会が、安倍支援に狂奔したせいである。
<諸悪の根源は小選挙区制と創価学会>
諸悪の根源は、小選挙区制と創価学会の大変身にある。歴史は、極右化したカルト教団の永続を許さないだろう。生長の家本体は、政治との関係を絶ったことで、生き延びようとしている。創価学会も原点に戻らないと、お終いであろう。極右も極左も、歴史から排除される運命にある。古来から中庸・中道が、人民の利益を代弁している。
<穏健な福田の怒りを注視せよ!>
残念ながら、筆者は康夫を知らない。福田赳夫は、横手館という伊香保温泉の旅館に養子に出した次男・郁夫を後継者にする考えだった。いつも福田のソバには、郁夫がついていた。彼も人当たりのいい穏健派だった。
福田を見初めたのは、安倍の祖父・岸信介である。国家主義者のA級戦犯である。岸の仲間をプレゼントされた関係で、福田は岸の娘婿の安倍を重用せざるを得なかったが、福田自身は岸の国家主義に傾倒しなかった。同じ選挙区の中曽根康弘は、元海軍主計中尉で、現役時代に慰安所建設で喜ばれたと自慢話をする、これまた国家主義の改憲派である。
福田は、政権を担当すると、岸路線と異なる「全方位外交」を打ち出して、隣国との友好外交を心がけた。幹事長の大平正芳と、外相の園田直のコンビによる、日中平和友好条約を締結して、岸路線と決別して見せた。
安倍家の遺伝子は「女性問題」と指摘する向きもある。その点で、昭惠に同情したい部分もないではない。優秀かどうか結論できないが、晋太郎は「俺は朝鮮」と口走っていたことが、安倍家のお手伝いが、本人の証言として露見している。
政治の世界に半島出身者が多い。実際、中国での見聞だと、朝鮮族の優秀さを確認できる。政変のたびに、列島に逃れてきた人たちは多い。皇室もそうであろう。半島の文化は、即大陸の文化である。その恩恵を受けてきた列島である。
要するに、大陸も半島も列島も、みな同じ遺伝子の人間が住んでいる。同じ仲間なのだから仲良くすればいい。筆者はそう思って友好原則が外交の基礎だと思って、日中友好をライフワークにしてきた。
<衝撃的な強姦もみ消し事件>
右翼・国家主義には、これがない。したがって、やることが乱暴である。特定秘密保護法・戦争法・共謀罪は、戦争法制であって、世紀の悪法で容認できない。その一方で、権力乱用・権力の私物化を蔓延化させてきた。「女性問題」の遺伝子ゆえか、TBS記者の強姦事件をもみ消してしまう政府である。安倍のための、嘘と隠蔽の官僚を、出世させる安倍内閣である。言葉だけの反省に反して、人事では真逆のことをしている、悪魔のような極右政権である。これによって、一部の国民を騙せても、すべてを騙すことは出来ない。たとえ、彼らを支援する財閥とメディアが、人々を誤解させているものの、所詮無駄である。
福田康夫の乾坤一擲の安倍追放宣言は、自民党員と日本国民の脳裏を揺さぶることになろう。
安倍退陣は、時間の問題である。
2017年8月6日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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