http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/853.html
Tweet |
件名:矛盾しないか、共産党よ 教育勅語を非難、天皇制は美化
日時:20170501
媒体:労働の解放をめざす労働者党
出所:http://wpll-j.org/japan/others/etc/message-21.html#415
-----
矛盾しないか、共産党よ
教育勅語を非難、天皇制は美化
2017年5月1日
共産党は、安倍政権が教育勅語を学校教育(道徳科目)の教材として容認したことを取り上げ、「安倍政権の態度は歴史を反省しない政治そのもの」と非難している(赤旗4月7日号)。
しかし実際に「歴史を反省」しないし、できていないのは共産党ではないのか。
そもそも天皇制の容認に転じておいて、教育勅語は天皇制のためのもので、「異常な『天皇中心主義』で、国民を戦争に駆り立てた」も何もない。
天皇中心主義で、「国民の基本的人権を認めず、侵略戦争を推進した『教育勅語』を、道徳教育を含め学校教育の教材にすることを認めた閣議決定や一連の発言の重大性は否定できません」というなら、天皇制を否定してからいうべきであって、天皇制を認めつつ言っても安倍政権にとっては痛くも痒くもない。
共産党は敗戦後の天皇制はまるで天皇制でないかに、それを擁護し、正当化するが、しかし安倍政権が教育勅語を学校教育の中に持ち込んで、そんなものを国民に、子供たちに押し付けようとすることをどう評価するのか、それ自体は悪くない、昔はよくなかったが、今はいいことだとでもいうのか。
現在の天皇制もまた天皇制であって他の何物でもないのだが、共産党は、ブルジョアや反動派が、労働者、勤労者にそれを国家的絶対物として押し付け、そんな偽りの権威によって再び国民の全体を専制的に支配しようと企んでいる危険性に無自覚、無頓着である。
とするなら、安倍政権が天皇と天皇制をも利用し、悪用して国民の全体を愚昧化し、再び奴隷化しようとする策動と闘えるわけがないのである。
共産党は、教育勅語は「国民の基本的人権を認めない」といっているが、それは天皇を絶対者として認めたことと裏腹であったことを忘れている。天皇が絶対者である社会で、労働者、勤労者の「人権」が軽視され、認められないのは、差別制度の本質ではないのか。 それはブルジョア社会において、資本に全権が認められるからこそ、その反面として、労働者、勤労者の人権が大きく制限され、失われるのと同様である。
国民の「人権」について語りながら、天皇制を容認するなど矛盾そのもので、この党の深い堕落を暴露する以外の何物でもない。
赤旗はまた書いている。 「安倍政権が『教育勅語』を道徳などの教材にすることを認めるのは、『戦争する国』づくりを目指す教育の反動化の一環である」では聞くが、天皇制を公然と容認し、正当化することは、果たして「『戦争する国』づくりを目指す教育の反動化の一環」でないとでもいうのか、そんなことをしたら、事実上、安倍のやっている策動に応え、支持することであると考えないのか。
共産党は「天皇中心主義」にことさら「異常な」という形容詞を付け加えている、まるで「異常ではない」天皇制が存在すかに、そして現在の天皇制はまともで、健全な天皇制であるかに、である。
この愚かな政党は、そもそもまともとか健全といえる天皇制は、この21世紀の時代には存在しないし、し得ないという、健全で、合理的な歴史的思想も感覚も持たないのである。
今や安倍政権と反動勢力は、生前退位問題をこれ幸とばかり、天皇の正当化と擁護のため一大キャンペーンに転化し、再び三たび、天皇制も利用して帝国主義国家作りに邁進している、まさにそんなとき、天皇制の美化と擁護に転じるような、時代錯誤で、安倍政権に忠勤を励むような革新$ュ党が存在するのである。
-----
//memo
基本的人権は侵すことのできない永久の権利である。だが、天皇制の継続は一般的な自由行為が許されない皇族の人権を未来永劫、侵し続ける。たとえば、日本国憲法第一条にこの地位は、主権の存する日本国民の総意に基くとあるが、一人の人間の基本的人権を多数で制限したり許可したり、そんな可笑しな話があるのか。日本国は大多数の総意で何ひとつ咎のない人間を、永遠に籠鳥とするのか。
その制度の弊害のひとつが死刑だ。
投稿コメント全ログ コメント即時配信 スレ建て依頼 削除コメント確認方法
▲上へ ★阿修羅♪ > 政治・選挙・NHK229掲示板 次へ 前へ
スパムメールの中から見つけ出すためにメールのタイトルには必ず「阿修羅さんへ」と記述してください。
すべてのページの引用、転載、リンクを許可します。確認メールは不要です。引用元リンクを表示してください。