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怪しい稲田血祭報道 内閣総辞職が当たり前ではないか(日刊ゲンダイ)
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/764.html
投稿者 赤かぶ 日時 2017 年 7 月 28 日 19:20:05: igsppGRN/E9PQ kNSCqYLU
 


怪しい稲田血祭報道 内閣総辞職が当たり前ではないか
https://www.nikkan-gendai.com/articles/view/news/210368
2017年7月28日 日刊ゲンダイ 文字お越し


  
   辞任会見でもこの表情(C)日刊ゲンダイ

 内閣改造まで1週間。これまで居直ってきた稲田防衛相が、ようやく辞任だ。28日、南スーダンに派遣されていた自衛隊の日報問題で、特別防衛監察の結果が出るのに合わせ、「防衛省内が混乱した責任」を取って辞めることになった。

「首相が本来、取るべきだった更迭という手段を使わず、本人の辞任という形でゴマカしたのは、首相にとっても稲田氏にとっても、最も傷が浅い方法を模索した結果でしょう。安倍首相は自分と思想が近く、可愛がっている稲田氏を重要ポストの防衛相に就けたものの、やはり彼女には荷が重かった。失態や問題発言が相次ぎ、不適格は明らかでした。国会で虚偽答弁を繰り返し、都議選の応援で自衛隊を政治利用するような発言をしたりと、何度も罷免すべき場面はあったのですが、更迭すれば、首相の任命責任に発展してしまう。それで、来月の内閣改造に合わせて交代させるつもりで引っ張ってきたのですが、加計学園問題などで安倍首相自身が追い込まれ、かばいきれなくなってきた。結局はトカゲのシッポ切りです」(九大名誉教授・斎藤文男氏=憲法)

 陸自が「廃棄した」としていた昨年7月の日報が12月に統合幕僚監部で発見されたことになっているが、陸自内にも電子データとして保管されていたことが今年1月に判明。その事実を公表するかどうか、防衛省最高幹部による緊急会議が2月15日に行われた。その会議に稲田も出席し、日報を非公表とする方針を了承したとされる。2日前の13日にも稲田が陸幕副長など幹部数人から報告を受けていたことを示す手書きのメモも流出。稲田が「けしからん、明日なんて答えよう」などと発言したとの記述があり、特別防衛監察の結果がどうであろうと、稲田の関与を否定できない状況になっていた。

■姑息な疑惑隠しを許すのか

 来週、衆参両院で日報問題に関する閉会中審査が予定されており、稲田が大臣として出席すれば政権が火だるまになるのは必至。防衛省の事務方トップである黒江哲郎事務次官と、陸自トップの岡部俊哉陸上幕僚長が辞任するのに、稲田だけ無傷では組織が持たないという判断も働いただろう。

 折しも、自民党の今井絵理子参院議員の不倫疑惑が週刊誌に報じられ、森友学園の籠池前理事長夫妻は地検の任意聴取、民進党の蓮舫代表が辞任と、ニュースが盛りだくさんのタイミングに稲田辞任をぶつければ、インパクトが薄まるという政治判断もあったかもしれない。

 だが、日報隠蔽に稲田が関わっていたのかどうか、真相がウヤムヤなまま辞任で幕引きをはかられてはたまらない。姑息な疑惑隠しを許すわけにはいかないのだ。稲田本人はもちろん、何が起きても「問題ない」と言い続けた菅官房長官、度重なる罷免要求を「(稲田には)しっかりと責任を果たしてもらいたい」とハネつけてきた安倍首相にも、これまでかばい続けてきたのに、なぜ今になって、間近に迫った内閣改造を待たずに辞めさせるのか、しっかり説明責任を果たしてもらう必要がある。

 ついでに言えば、北朝鮮のミサイル警戒の真っただ中に、防衛省トップが辞めるというのもフザけた話だ。政府広報CMまで流して、さんざん北の脅威をあおってきたのは何だったのか。

  
   危険任務の実績づくり(C)AP

国家全体のガバナンスがおかしくなっている

「そもそも、なぜ最初に日報を隠したのか。自衛隊を派遣した南スーダンが戦闘状態にあることが国民に知られてはマズイからでしょう。だから、日報に『戦闘』と記されていたことを国会で問われた稲田大臣も『戦闘ではなく武力衝突』と詭弁を弄していた。戦闘地域と認めれば、自衛隊のPKO派遣が憲法違反になってしまうからです。自衛隊の日報の隠蔽を首相も了承していたかは現時点で不明ですが、世界中に自衛隊を派遣し、憲法違反の武力行使を既成事実化したいがために、PKO5原則もなし崩しにしてしまったのが安倍首相です。そのために憲法9条も改正しようともくろんでいる。日報隠蔽問題の発端が、安倍政権のよこしまな思惑にあることは間違いありません」(斎藤文男氏=前出)

 稲田は今年2月の国会で、「法的な意味での戦闘行為はなかった」と、こう強弁していた。

「(戦闘行為が)行われていたとすれば、それは憲法9条上の問題になりますよね。だから、戦闘行為ではないということになぜ意味があるかというと、憲法9条の問題に関わるということで、その意味において、戦闘行為ではないということでございます」

 南スーダンでは大統領派と反政府勢力との間で大規模な銃撃戦が発生し、数百人が死亡するなど内戦状態が続いていたが、それを「戦闘行為」と認めてしまうと、憲法違反になるので「武力衝突」と言い換えている。そう開き直ったのだ。

 ジャーナリストの布施祐仁氏が日報の情報公開請求をしたのが昨年9月。ちょうど、前年に安保法の成立を強行した安倍政権が、南スーダンPKO部隊に新任務の駆けつけ警護を付与するタイミングを探っていた頃だ。国会では、憲法との整合性なども含め、その是非が議論されていた。安倍は「南スーダンは永田町よりは危険」とナメた答弁をし、「戦闘は起こっていない」などと詭弁を弄し続けた。そして、昨年11月に駆けつけ警護が初めて付与された部隊が出発したのだ。

■個人の資質の問題だけではない

 そういう時期に情報公開請求された日報が「不開示」にされ、後になって“発見”されたら、そこには「戦闘」の文字がハッキリと記載されていた。これはもう犯罪的ではないか。不都合な情報を隠蔽して新任務を付与し、戦争法の実績づくりを急いだとしか考えられない。

 これだけで、本来ならば即刻、内閣総辞職ものだ。それを稲田の「監督責任」にスリ替え、引責辞任などというきれいごとでフタをさせるわけにはいかないのである。

 ところが、今回の辞任騒動で、メディアが論じるのは稲田個人の問題ばかり。もちろん、稲田は問題だらけで、大臣どころか政治家の資格もないような人物だが、メディアは意図的に「個人の資質」に矮小化してはいないか?

 こうなると、ケチョンケチョンの血祭り報道も怪しいものだ。5月末に自衛隊が南スーダンから撤収。その直後から、安倍応援団の産経新聞が稲田批判の急先鋒に転じたのも、稲田と防衛省にすべておっかぶせて安倍を守るための方便に見えてくる。

「日報問題は、防衛省のガバナンスというだけでなく、政権全体の問題です。加計学園問題とも共通していて、安倍首相にとって都合の悪い書類は隠蔽する、記憶もなくす。官邸の意向をくんで、あるものを『ない』と言い張るのは、官僚だってツライと思いますよ。行政が歪められ、国家全体のガバナンスがおかしくなっているのです。これは、稲田氏の引責辞任で終わらせていい話ではない。ここまで行政の混乱を招いた責任は政権トップにある。自民党議員の中にも『この際、総理が稲田さんやシンパを連れて離党し、ネトウヨ新党でもつくればいいのに』と言う人までいます。マトモな政治を取り戻すには、もう内閣総辞職しかありません。内閣改造なんて、本当にやれるのでしょうか。いまの安倍政権は、将棋で言えば、誰が見ても詰んでいるのに、投了しないで持ち時間を空費しているような状態です」(政治ジャーナリスト・山田厚俊氏)

 レームダック政権がこれ以上、生き永らえても、政治空白が続くだけ。それは、国民にとって不幸なことだ。





  


 

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コメント
 
1. 2017年7月28日 20:12:00 : uLBKlBIzrI : wQ8zeLzXoM0[66]
このオバサンが大臣の資質が無いのは初めから明らか。誰が総理候補だなんて思うものか。
しかし、内閣総辞職するのは反対だ。そんなことをすれば、軍部が反乱すれば総理の首が飛ぶという前例となる。
細かい事かもしれないが、シビリアンコントロールの建前からなら、イナダが幕僚長と次官の首を切って、その後総理に辞意表明と言う形でなければならない。
この点を素通りする野党なんて、軍国主義復活を云々する資格は無いと思うのだが。

2. 2017年7月28日 20:32:57 : uUXw97c2Es : 6PaXiy49ajE[1]
何この顔?
ガキかよ。
ガキでも気の利いた子どもは、がまんして
もうちょっとましな表情をつくると思うゾ。

3. 2017年7月28日 21:14:27 : 5heivJ0QxE : jP@mi2kzKoY[24]
●日報隠蔽の「動機」を考えれば、隠蔽した犯人は自ずと解る。(日々雑感)
http://www.asyura2.com/17/senkyo229/msg/703.html
●木下建一郎(農業家/元自衛官)‏@kinoken16
NHKが「破棄したとされる日報を陸自が保管していたとされる問題」っていうんだが。ちゃうやん。「あるはずの日報を隠蔽し、存在が確認されてからも検証を拒んできた問題」だろ。なんで保管すべき文書を保存していた陸自が悪いかのように言うんだよ。
防衛監察の調査結果もぼやけました。稲田は逃げただけです。引責辞任なんてとんでもない。ただの職場放棄です。
文書を保管した陸自が問題であるはずないです。わざと文書がないよう仕掛けた人間がいるわけで、そんなことする動機があるのは自衛隊の海外派遣を遣りたがってた安倍内閣しか考えられません。
https://twitter.com/kinoken16/status/890755010987831296
●(画像)今となると貴重な映像。稲田防衛大臣が南スーダン視察をした際、案内する現地幹部は「戦闘」という言葉を繰り返した。しかし稲田氏は無視。これは「戦闘」を記載した日誌を隠蔽した構造と同じだろう。日誌があろうが無かろうが元々「戦闘状態を知らなかった」とは言えまい。隠蔽問題の根はここにある。
https://twitter.com/NOSUKE0607/status/890683974770503680
●自衛隊は南スーダンで「戦闘」していたのか。黒塗りの日報、公開します
南スーダンで国連平和維持活動(PKO)に参加する陸上自衛隊が、2016年7月11〜12日に作った日報が公開された。この日報には「戦闘」という言葉が多用されている。
2011年に独立した南スーダン。2013年からは事実上の内戦状態に突入し、AFP通信によると、これまでに数万人が死亡、250万人以上が避難民となっている。
陸自が駐留するジュバでは2016年7月、数日間で300人以上の死者を出す大規模な「戦闘」が発生していた。今回公開された日報は、その当時、陸自が置かれていた状況を如実に記している。たとえば、「UN施設近辺で偶発的に戦闘が生起する可能性があり、流れ弾には注意が必要である」(7月12日)といった記述がある。日本政府はこの件について、「戦闘ではなく大規模な武力衝突」との見解を貫いていた。
稲田朋美防衛相は2月8日、「事実行為としての殺傷行為はあったが、憲法9条上の問題になる言葉は使うべきではないことから、武力衝突という言葉を使っている」と発言。
大きな批判を浴び、野党からは辞任要求まで飛び出した。
だが、菅義偉官房長官は2月9日の会見で、「政府としての認識を説明しているものであり、辞任といったような指摘は全く当たらない」とし、稲田防衛相を擁護した。
そもそも自衛隊をPKOに派遣するには、「参加5原則」を守る必要がある。
日本政府は南スーダンにおいて、この5原則が守られていると主張している。仮に「戦闘」が起きていては、派遣の前提が崩れてしまう。
では、実際に日報にはどう書かれているのか。
「戦闘が生起」。7月11日の「ジュバ市内の戦闘に関する状況」には、はっきりと「戦闘」の文字が書かれている。宿営地近辺で「戦闘」が起き、「流れ弾」に注意が必要だとしている。
陸自は、そうした脅威にどう対応したのか。弾薬の使用状況を示す資料は黒塗りで、詳細はわからない。
「ジュバ市内衝突事案について」というページでは、宿営地近くで「激しい銃撃戦」や「距離200」の地点に砲弾が落下していることがわかる。負傷という文字も見え、細かな戦闘の様子が記されている。
「1310 激しい銃撃戦 1315 砲弾落下」とされている地図の右上が陸自の宿営地付近、黒塗りの右下はUNMISS司令部付近と思われる。
翌12日の日報には、11〜12日午後6時までの24時間に「受診」した患者が7人いたと書かれている。前日の日報では、0人だった。
「戦闘」の細かな状況が記録されたこの資料、もともと防衛省は「廃棄した」と説明していた。
2016年9月にジャーナリストの布施祐仁さんが防衛省に情報開示請求したところ、「廃棄した」との理由で12月に不開示となっていたという。
その後、自民党行政改革推進本部(本部長・河野太郎衆院議員)の要請を受けた防衛省が再調査し、統合幕僚部に電子データが残っていることがわかった。
https://www.buzzfeed.com/jp/kotahatachi/south-sudan-nippo?utm_term=.hfpwEzkbJx#.xslm9ljox1
●2つの海外派遣後56人が自殺の真相 〜その多くが戦死だった可能性!?
https://ameblo.jp/64152966/entry-12206133125.html

4. 2017年7月28日 22:04:27 : 1RFEkLSxKM : GDNH4KJh0Mc[600]
気持ち悪い表情だな
なんなの?不満があるの?

5. 2017年7月28日 22:22:21 : 0CejVRban6 : urcdmA9xc1s[4554]
”ネット右翼のアイドル”稲田朋美防衛大臣辞意〜その栄枯盛衰を振り返る〜

古谷経衡氏
「「防衛大臣」の重責を任されると、民進党の辻元清美議員からの追及に涙ぐむ(2016年9月)。…思えばこの「涙ぐみ」事件以降、稲田を支持してきた保守層やネット右翼界隈からも、稲田への支持は急速に色あせていったように思う。…「辻元に(すら)負けた稲田―」。稲田に対する熱狂的な支持はこれを機に、2016年秋ごろから徐々にだが、はっきりと後退していく。」
https://news.yahoo.co.jp/byline/furuyatsunehira/20170727-00073818/

コスプレ右翼という表現がぴったりですなぁ…
裁判も弱いし。


7. 2017年7月29日 09:48:50 : ksbgNRP0Ag : ihXIurNoqP8[303]
政府中枢があんな調子だから、
今井絵理子とか連れ合いの橋本健とかが、
「一線を越えていない」なんて大真面目で言うもんなあ。

末端の人間だから通用しないんだけど、
中枢の人間は通用してる。

そりゃ、馬鹿が真似するのも人情だわ。


8. 2017年7月29日 12:50:23 : iOZ4Z4M4Sw : ze9@Hwo8pJY[5]
アベ死ん三やイナダ虫などの邪教徒は本当に日本人に殺しをさせたくてたまらない、
悪魔の様な連中だな。九条に触れるから戦闘ではないって、こんな奴が司法試験に合格するなんて
どんな国なんだよ。不正があったとしか思えんわ。

9. 2017年7月29日 13:02:42 : iOZ4Z4M4Sw : ze9@Hwo8pJY[6]
「戦争は人間の霊魂進化にとって最高の宗教的行事」
これがイナダ邪教徒の信条とすれば更なる海外派兵の実績作りの為に隠蔽したとしても
全く不思議では無いわな。

10. 2017年7月29日 14:54:22 : 8rLFpOrAm6 : JNqoL6E4iNA[251]
任命責任の安倍総理は何処まで図々しく総理に居座っているのか、いつもすべて私の責任と言うが今まで一度たりとも責任を取ったことが無い。森友問題で本来なら昭恵夫人が関わっていたのだから本人が公言したように議員も総理も辞めるべきところをウヤムヤにし、任命した大臣どもがすべて嘘の垂れ流し、安倍自身も嘘に嘘を重ね国民にはもうあり得ない事と解るような嘘をついている。安倍の嘘はもう病的だ。

11. 2017年7月30日 16:49:12 : DGEoNOYA7g : 9rOOAVWy@Wc[4]
まさにタイトルのとおり。

今になっての稲田たたき報道もいいが

  稲田が安倍の 『弾よけ』 になっている

ことを見逃してはならない。



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