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2017年07月28日 「ジャーナリスト同盟」通信
<首相主席秘書官追及で決着>
福田内閣時、官邸内を秘書として自由に動き回っていた人物が、野党の加計事件追及について「まだ入り口段階」と採点している。「首相主席秘書官が今治市課長と間違いなく会っている。今治市が提供した資料の黒塗り部分がそれ。ヤナセをつるし上げれば、決着のつく問題。これ一点に追及を絞れば、決着がつく事件でしかない。安倍の指示であることが判明する。あれこれと枠を広げるので、国民は混乱するだけだ」と野党の追及戦略ミスだと指摘している。
<「記憶にないから会っていない」でアウト>
「記憶にない」、よって「会っていない」という日本語を、ヤナセという首相主席秘書官が答弁した。このいかさま答弁を突き破ろうとしなかった野党議員にも、問題がある。
昔の野党であれば、審議を中断して、徹底的にヤナセを追い詰めてゆく。それで軍配は野党・国民の側に上がる。
そうさせなかった、衆参の予算委理事にも問題がある。特に野党理事に問題がある。借りてきた猫でしかなかった。
<官邸検問所に入館記録は存在>
福田内閣の秘書として官邸内を自由に動き回ってきた御仁は、大のタバコ好きだった。赤じゅうたんの上で、くわえタバコで走り回っていた。ある時、知り合いから「君の後ろをいつも衛視がついていて、タバコの灰を拾っているんだよ」と注意された。
彼は、後で考えて、ややゾッとした。それは官邸の監視力のことである。セキュリティの完璧さである。監視されている自分に、である。
いわんや、外部からの来客については、もっと厳しい監視がなされている。官邸入り口の検問所と来客を求めた担当部署での連絡は、きわめて密で、大げさに言うと「アリのはい出る隙もない」ほどである。もともとは、アメリカが次々と引き起こす戦争のとばっちりである。日本右翼政権は、それを口実にして共謀罪という天下の悪法を強行した。NHKが公共放送であれば、これ一つで安倍退陣であろう。
要するに、いくらヤナセが嘘の答弁をしても、官邸の記録で見破れるのである。野党追及の甘さに辟易する元福田秘書なのだ。
その点で、政府を徹底追及する民進党の新執行部誕生が必要不可欠だが、相変わらず松下政経塾ではそう期待できそうもない。国民は拍手を送れそうもない。
<公務員は国民全体の奉仕者>
公務員は、首相の奴隷ではない。国民の下僕、国民全体の奉仕者である。
首相主席秘書官が、用もないのに地方の役人を呼びつけることなど、万万が一ありえない。地方の役人が「会いたい」といっても、会わないし、会ってはならない。首相の意思と一体である。
ヤナセが今治市に電話をして「来い」といったのは、安倍の意思である。安倍にそれを要求したのは、加計孝太郎である。安倍のスポンサーゆえである。
加計は「俺は首相を動かせる人物」という政治力を今治市に見せつけることで、同市の作業を急がせることが出来た。まだ政府の認可が下りていない段階で、同市は広大な建設用地と、大がかりな工事を、破格の資金で始めている。その資金の一部は、100%関係者の懐に入る。関係者とは、官邸の主に、である。
こうした腐敗の輩を、古来、民衆は売国奴と呼んで抵抗してきた。野党追及に猛省を求めたい。
<ヤナセと今治市課長の証人喚問でおしまい>
逃げるヤナセを証人喚問すればいい。野党はこれだけに専念して国会運営をすればいい。野党理事は、命を懸けて踏ん張って対応するのである。世論が、後押ししていることを忘れてはならない。
「こんなチンケな事件で、国会が振り回されては、国民が哀れ過ぎる」と感じる国民が多いはずだ。
<新聞は予算委理事会を詳報せよ>
新聞テレビ、特に国会担当のNHK記者にお願いしたい。彼らは高給を食んでいる記者である。
衆参予算委員会の理事会の動向を詳しく報道してもらいたい。たとえ委員長から、海外視察のさいのお土産をたくさんもらっていても、遠慮せずに実情を詳報してもらいたい。公共放送の義務である。
そうしてヤナセ喚問が実現、安倍退陣へと進めば、論功によってNHKへの国民認識が変わるかもしれないのだから。
<安倍辞任の流れは止まらない>
それにしても、安倍・国家主義内閣は派手にやり過ぎた。まともな精神と教養の持ち主の国民であれば、頭が狂いそうになるほどだ。国家主義を知らない新聞記者も多いだろうが、そうだからと言って、平和憲法を意図的に破壊する、軍拡・軍国主義へと日本を引きずり込むのは、間違いである。
河野洋平ではないが、改憲の必要など全くない。
世界の憲法の中で、日本国憲法ほど素晴らしい憲法はない。これを本気で定着することに成功すれば、日本は地球の理想郷である。
やくざ・強姦魔を退治する人権先進国の日本にすれば、女性も安心して暮らせるようになる。
国民は、ようやく時代に逆行する安倍政治を認識した。安倍辞任の潮流は止まらない。
2017年7月28日記(政治評論家・日本記者クラブ会員)
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